5月26日 女楽 紀尾井小ホール

今週の金曜の夕、紀尾井小ホールにて「女楽」という催しがあります。内容は「六条院の薫物合せ」で、源氏物語の梅枝という巻をもじった内容です。

舞台の内容は三部になっていて、第二部は管弦を楽しむ内容です。酒を飲みながら、管弦を聞き、歌を歌う、、、光源氏、蛍兵部卿宮、柏木、夕霧、弁少将の5人が即興で歌を作り、それを詠み上げ、披講するのですが、そこに私も参加します。

雅やかな源氏物語の世界が出せるかどうか、、、私は柏木の役ですが、源氏の君の隣ということもあって、緊張しながら歌うことになるのでしょう。

梅枝の巻きの時期を尋ねたら、女三宮の不貞事件よりも前だということでしたので、多少安心しました。

まあ、そこまでの演技は求められませんが、披講には一応責任があるので、今週も練習に励みます。

金曜日の夕、チケットに余裕がありますので、源氏物語やもしくは和歌の披講、管弦に興味がある方はぜひいらしてください。

明日、カートでチケットご予約ができるようにいたします。ご予約いただけましたら、当日、受付にてチケットをお渡しする形となります。前売り価格4000円です。(当日券5000円)

場所はニュー大谷前にある紀尾井ホールの小ホールの方で、午後6時開演です。

ところで今日はオークスでしたが、オークス出走を夢見た馬が一頭。残念なことに出走条件の抽選に漏れてオークス出走はかないませんでした。

でも、昨日の京都のレースに出走して優勝した、アルメリアブルーム、、、良かったですね。MIチューナーを聞いてくれているお馬です。優勝おめでとうございます。

私の夢のひとつに、日本のどこかに馬の町や村があり、そこに行けば、車の往来はなく、町はすべて馬車や馬の電車が走っている、、

その町に暮す人は、すべて交通機関は馬で、きれいな馬車もあれば、郵便配達の馬、幼稚園生をたくさん乗せた馬車、乗馬で散歩の女性はとてもきれい、男性はたくましい、、二人乗りの小さな馬車には、ご老人の夫妻が楽しそうに乗っている、、、

そんな町だから、アスファルトではなく、土が見える、、、石畳が見える、、道のサイドは花や緑でおおわれている、、、

商店の前にはゆったりイスがあり、人々はいつでもそこで談笑している、、、馬車の駅前には、芸術学校の生徒たちが日本中から集まって、演奏をしたり、歌を歌っている、、

楽しい発表の場であり、喜びを共有する場ともなっている、、、

町に住む中高生はゲームに熱中するよりも、町に出た方がずっと楽しいのか、いつしか町にも道にもおおぜい出てきて、大昔のシャッター街もいつの間にか息を吹き返している、、、

店には、どこでも売っているような物ではつまらないと、どこもそこにしかないようなものばかりが置かれている、、、手作りの物も多い、、すべてが一点物のセンス良い服装店、手作りの甘味屋では、フランチャイズの味や雰囲気に嫌気がさした人で埋まっている、、

夜になればローソクシャンデリアなどが店頭に灯され、ロマンティックな光があふれる、、、仕事帰りの男女は自然とお酒など飲みたくなり、男女の出会いが自然と広がる、、

明日もあの人は来るかな、、、来てくれるかな、、、と、日々の楽しみが、仕事の労苦しかなかった昔とあまりに違って、若者は笑いだす、、、

家に閉じこもる老人はいなくなり、誰もが、いくつになっても、ときめくことを知る、、、

馬、、、馬、、、動物の力。それをいかに私たちは経済でしか考えて来なかったか、、、その上、経済でも失敗するかもしれないという現代の矛盾。

幸福なイメージが足りないのです。不安を付かれ、それについ騙されて現状を肯定してしまう私たち、、、、そして段々と悪くなっていく時代。

無にしか現実を作る力はありません。私たちの思い、、意識がすべてを生みだすのです。

だから、楽しい生き方、、幸福な生き方のプランを、町づくり、村づくり、国づくりに、生かすイメージが必要です。

このままでいいのですか、、、あまりに悲惨ではありませんか、、
本当にお金だけで人は幸福に生きられますか?

教わってきたことは、もしかしたら、すべて嘘だったのかもしれません。だまされたまま、癌病棟で死んでいくことを当たり前の人生にされてはかないません。もっと違った生き方があると思います。

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