宴の後

癒しフェアの後の撤収作業も終え、これで大きな夏のイベントは終了。

準備に費やした日々や、それに関わる皆の真剣なまなざしが、まるで昔のことのように脳裏によぎります。

二日間を終えた満足と共に、宴のあとの一末の寂しさが、立秋の気配を身近なものに感じさせます。

沢山の方においでいただきありがとうございました。お声をかけることができなかった方も多いと思います。お詫び申し上げます。

二日間、広い会場内を歩いているとき、かなり多くの方々にお辞儀をされました。お顔がわかる方もいれば、申し訳ないが記憶にない方も多くいました。

そして思ったのは、私が一番の年上で、どこに行っても、どのブースでも、皆私よりも年下の人ばかりだったわけですから、多くの年下の人は、私の天文歴で学習したのだと思います。

その昔は、本格的な日本の天文歴を出していたのは私のところだけでしたから、大勢の占星術ファンは、皆、その天文歴で学んだはずなのです。

また、マイバースデイという一世を風靡した占いの月刊誌ファンも多く、そうしたところから、大勢の方々が私のことをご存じだったのだと思います。

帰りの搬出時に車を取りにいったところ、占い師の集団が小型バスでお帰りになるところでした。その中の社長らしき方が、私を見つけて、マドモアゼル・愛先生ですか、、、と。

私がうなづくと、みんなマドモアゼル・愛先生だよ、、と占い師の集団にお声をかけてくださったのですが、すると皆様窓越しにおいでになり握手責め。

この歳で、まるで人気タレントの気分を味わわせていただいたのですが、長くやっていると、そうしたこともあるのだと、改めて感謝の気持ちが出てきました。

多くの皆様にお世話になった二日間でした。ありがとうございました。

また明日から日常が始まります。