台風前の週末

なんでも特大の台風がやってくるということですが、週末はなんとか大丈夫なところが多くて、月曜や火曜が危ないらしいです。

今年は災害が多いので気をつけなくてはいけませんが、台風には悪いばかりではない面があります。

なぜ台風が起こるのか、、、それは地球の自浄作用でもあり、汚されてエネルギーを失った地域にフリーエネルギーを送り込むために起こる自然現象です。

最近では人工台風もあると思うので何とも言えませんが、それがどんな台風であれ、原理は同じで、新たなエネルギーを送り込む働きをします。

本当のエネルギーはあらゆるギャップを埋め合わせしようとする際に取り込まれるもので、すべての命の維持と復活はこれによってしか行われません。

なので、ギャップが生じるように宇宙には何ひとつとして同じものは存在してないのです。工場生産のものと違うのはこの点が決定的。

同じものがないことが重要なのです。同じものがないから、すべての対象物との間にギャップが生じ、それを埋め合わせようと宇宙の本当のエネルギーが注がれるのです。

違うものと違うものとが出会い、からまることで、対立やぶつかりが生じますが、それは埋め合わせることを前提にしています。

そして埋め合わせが始まる際に宇宙の本物のエネルギーが取り込まれるのです。これを吸引作用といいます。

存在しているものは、すべて外界と対立したまま崩壊作用に入るか、埋め合わせによる吸引作用となるか、二つに一つしかありません。

病気も考えてみれば同じですよね。良くなるか悪くなるかしかない。

あらゆる状態も同様なのです。吸引作用によってエネルギーを取り込んでいるか、もしくは崩壊現象に入るかしているということです。

違いを埋め合わせるギャップとして、男女ほどはっきりしているものはないでしょう。同じ部屋に二人の男女がいる、、、たったそれだけのことでギャップを埋め合わせしようとするプロセスが本当は始まっているのです。

それを文化として育てる場合もあるし、恋となる場合もあるし、反発から崩壊過程に入る場合もある、、、

高低、暖冷、男女、プラスマイナス、長短、、、すべて対立するものには、崩壊に至る道と、エネルギーを取り込み命を維持する道とが、分かれることになるわけです。

そして宇宙そのものは、常に対立を平板にし、あらゆるギャップを埋め合わせながら、偉大なエネルギーを取り込みつつ存在しています。

台風も同様です。台風は地球の自然環境が劣化し、崩壊過程に入るのを押しとどめ、あえて嵐によるギャップをつくり、そこに莫大なエネルギーを取り込む現象を起こすのです。

自然環境が劣化すればするほど、自然災害が起こることになってしまうわけです。

ところで、台風は南方から勢力を保った雲や風がやってくると思っている人が多いと思います。しかしそれは違います。台風はあくまで周辺大気との間いギャップを作り、その伝搬が遠い日本まで伝わってくるのです。

台風という存在があって、まるで生き物のように動いて日本に来るのとは違うのです。ドミノ倒しのように、台風も波として伝わるのです。

でも、南方のものを連れてくる場合がある、、、ヤシの実が台風とともにやってきた、、、なんて話しはあまり聞いたことはありませんが、もしあったとしたら、それは波乗りして来たからです。

波自体は移動しません。サーフィンと同じで、波は伝播しているだけで、移動しているのではないのです。それでもサーフィンをしている人はその移動の波の上にのり、次々に波を瞬時に乗り換えて移動している。

波が移動してそれに乗ってサーフィンをしているのではありません。なので、台風もおおよそは南方のものなど連れてこないわけです。サーフィンした物以外は。

風が暖かいので南方の風がそのまま来ているように思えるのですが、それはエネルギーの台風ギャップによる取り込み現象がもたらす熱なのだと思います。

要するに台風は次々に周辺大気との間にギャップを作り、同時に膨大なエネルギーを取り込んで周辺大気と周辺の海を生き返らせているわけです。

ですから台風が過ぎ去った際の海や大気には素晴らしいエネルギーが満ちています。掃除をしてくれたからきれいになったのではありません。

どんなに大雨が降っても、台風の後のように、空気が輝き、外界が美しく輝くことなどないはずです。

台風一過はやはり特別な状態なのです。命を吹き返したエネルギーに満ちた状態。

これは素晴らしいもので、私はあくまで個人的な思いですが、これを取り込むことで、病気も精神も悪い面はかなり改善する力を持っていると思います。

台風を悪者に扱うのは自然なことかもしれませんが、それは人間が汚した結果として発生したものという認識。そして台風は死にそうなものに再びエネルギーを取り込む現象であることを理解していると有利です。

何が有利かというと、そのエネルギーを個にも取り込む姿勢が生じるからです。台風一過のあの輝きは、大気と大地にエネルギーが充満したために起こっているのです。

偉大なギャップ、、、それを埋め合わせようとやってくる偉大なエネルギー、、、それが台風の正体です。

ありがとう台風、、、災害に合わないように細心の注意が必要な一方で、台風のもたらす命の作用を忘れてはならないと思います。

エネルギーが満ちたものは輝くのです。自然界の動物はお風呂に入らなくても毛がつやつや光っています。人間も同様です。つやつや輝く人にはエネルギーが満ちているのです。

汚れを取るから輝くのではありません。汚れというものは、本当は存在しないのです。汚れは、エネルギー不足が現象化したものです。

汚れた机の上を拭けば、輝き出します。それは圧がかかってエネルギーが取り込めたから輝くのです。汚れは物体ではなく状態なのです。

人間も同じです。物体ではなくて状態なのです。物体と見れば崩壊現象が増大します。現象とみれば意識が実態であることに近づきます。

21世紀の物理も学問もそこが出発点にならない限り、不毛な努力を続けてこの地球と大気を果てしなく汚していくことでしょう。しかし、それではいけないと思うのです。