さよなら、戦争時代

1999年の7の月、、、の有名なノストラダムス予言は、外れたことになっていますが、なぜノストラダムスがこの時期に天に大十字が現れることを知っていたのかは、やはり不思議です。

というのは、実際に99年の7月と8月には不動星座におけるグランドクロス、すなわち大十字が天に現れたのですから。

そしてそれを合図に世界は変りました。不動星座とは、おうし座、しし座、さそり座、みずがめ座の四星座のことで、おうし座は金融を、しし座は王権を、さそり座は軍事を、そしてみずがめ座は民意を示します。

これら四つの力が四すくみ状態となって、どれもが時代原理として働かなくなることを99年のグランドクロスは表していました。

そこで占星術師の多くは、(よくわかっている者のみですが)時代が変わることを直感したわけです。具体的に言うと、金融でも、王権や特権階級でも、軍事でも、時代を動かすことはできない、、、となったわけなのです。

民意はまだだまされている状態でしたので、これもまだ時代を動かす原理にまでは育っていませんでした。ここにおいて、エアポケットが開いたのです。

21世紀に入ってからは、時代をすすめる原理の確立がないまま時が流れたのです。その間に、軍事の介入もありました。戦争もありましたが、すでにそれは時代原理にならないものですから、戦争を仕掛けた方にその報いが出ることになります。

自然界の反作用をもたらすのですから、打って出たところにその力を戻ります。これによて、アメリカは弱体化していくこともわかっていました。

また、金融も限界を迎えます。それはリーマンショックですでに終えており、ふたをして冷凍庫に保存している肉が段々と腐りだすようにして、そのツケは不良債権を買い取る中央銀行がおう形で最終のコーナーにかかっています。

これも99年時点でこうなることはおおむねわかっていました。

しし座が示す王権も、ダイアナ妃の悲劇など、前代未聞の出来事が隠せなくなりましたし、あらゆる名家、王権、既得権益層には運命の扉が叩かれる状況が到来しています。

民意はうまくごまかされていますが、しかし、民意の高まりのみが、新たな状況を作る力であることは、事実です。なので、民意をマスコミなどを使って抑えることで、四すくみ状態が維持されていると言ってよいでしょう。

この均衡をくずすのは、やはりみずがめ座が示す民意になることもわかります。

今、時間をかけてこうした状況が進行しているのです。私はシリア開戦は無理、、、と思いましたし、今回の中国と日本の軋轢が戦争に発展することはないと思います。また、同時に猪瀬知事は失脚するとオリンピック招致が成功したあとにブログに書きました。

偶然かもしれませんが、まさにそうなりつつあります。まだ中国と日本で争いがあると思っている人も多いと思いますが、おそらくそうはならないと思います。

それは99年以降の占星術における大局から見た考えなのですが、大きな時代の流れに逆行する小さな出来事は、むしろ大きな流れを加速させるという法則があるのです。

たとえば、人の幸運期における小さな不運や問題や事件は、その時は驚き焦りを感じても、結果的に幸運を倍加させるように働くのです。

この占星術の法則を知る人はあまりいませんが、本当に的中します。反対もそうで、大きな不運期が到来中の人に訪れる幸運やチャンスは、かえって大きな不運を拡大させるように働いてしまうのです。

これを99年以降の大きな流れにあてはめると、金融の行きづまり、軍事の限界、王権の失墜、、、これらはもう流れとして仕方ないところに来ています。

そうした力を無理に行使した場合、最初は成果が上がったように見えても、そのことが逆に崩壊の速度を速めるように作用するのです。

日中も戦争はありません。もしあった場合は、それが拡大するのではなく、基本的に仕掛ける意思が強い勢力が崩壊を早めます。

今回そこをよく見ていたのがアメリカです。アメリカは航空域の設定に不満を言いつつ日本の肩を持ったのですが、実際には民間飛行機については中国に申告しろと、日本政府からみると仰天の発言をしました。

さあ、月曜日から政府は大変です。アメリカの真意が何だか、きっとわからなくなってしまうでしょうから。本当は簡単なことなのです。戦争させない、、という意思をアメリカ政府は示したまでです。

アメリカの軍部を動かす一方の力と日本政府の関係。そして日本政府とアメリカ政府との関係が交錯しているのです。アメリカはロムニーではなく、オバマ再選により、リベラルが勝ったという重大性を政府が無視しているのが不思議です。見たくないものを見てないだけかもしれません。

B52を飛ばした意思と民間機の空路を中国に知らせろ、、と言ったアメリカ政府はことなる指令系統にあるわけで、力の分散は戦争を起こせないように働く上で有効になっています。

そのため、日本政府が考えているのとは異なる力学がこうして働いてしまうのです。しかし、私は依然から本当は安部も麻生もそのことをよくわかっている可能性が高いと思っています。

対中国への強硬路線を強行した力はこうしたことがかさなれば、もしかしたら責任問題となり一掃される可能性が出てきます。

そして政府内に段々と疑心暗鬼が始まるでしょう。日本政府内にも隠れた戦争が勃発してきます。政党はもう関係ないのですから。

そうなると結局は正論しか力を持てなくなるわけで、大きな時代の流れは本当に上手にすべてを使って物事を達成させていくのです。

シリアでの戦争起こしの失敗。日中でも同じ結果になるでしょう。もし小さな軍事衝突が起きた場合は、むしろ戦争を引き起こそうとした勢力の一掃がなされることなるでしょう。

これは誰が決めるという問題ではなく、それが時代の流れなのです。時には神もかなわぬぞよ、、、という筆先があったと思いますが、時と流れを人間が変えることはできません。一時的にせき止められても、決壊すればさらに大きな奔流になるのです。

個人においても今の時代は大局を持ち、小さな動きに流されずに生きていくことが大切だと思います。

金融はリーマンで完全に死んだのです。大量の不良債権は冷凍状態にされていますが、結局国が買い取ることしかなく、それは通貨制度の解体へ最終的に行きつきます。

リーマンの時にもう確定していたことなのです。それをもっとも最初にはっきり言ったのが、ローマ法王でした。本質をすぐに表明できる立場におり、同時に王権の失墜を受け入れる覚悟であったと思われます。

あとは次の時代原理である民意の目覚めを待つばかり。個々に任せられた時の神のはからいは、すでにあなたの心の中にあるはずなのです。

自分が変われば世界が変わるという、究極の時代が訪れています。他の人が何しているかは、どうでもいいことなのです。