ベラさん逝く

ブルガリアの超能力者、ベラ・コチョフスカさんが亡くなった。

一時期、世界最高の超能力者と言われ、日本のテレビ番組でも何度か特別番組が作られたことがある。

なぜ世界最高と言われたのかには理由があって、ベラさんが子供の頃、当時のソ連は東欧を含む国々にいる特殊な能力を持つ子供達を集め、研究と英才教育をほどこしたことがある。

ベラさんもその中の一人だったのだが、他の人とはまったくレベルが違うその能力に驚いたソ連は、あなたの能力に匹敵する人はこの世には存在しない、と結論づけたため、世界最高の超能力者と呼ばれるようになった。

私はひょんなきっかけでベラさんと出会うことになり、一緒に箱根の富士屋ホテルに泊まり、長い時間話しあったが、そのことは確か以前のブログにも書いた記憶がある。

そこで聞いた話しは非常に衝撃的なことが多く、当時騒がれていた事件の真相なども語ってくれた。もちろん、すべてはオフレコの話しとしてである。

また、テレビ番組で大槻教授が出す袋に入った図柄を当てる、、、という話しもしてくれた。すでに問題が出る前に答はわかっているとベラさんは言った。

答は地球のような図だというのだが、テレビをその後見た際に、ベラさんはやはり地球のような、、、という表現をしたと記憶している。すると大槻教授は、ああ違います。ラグビーボールのような図なのだから、はずれです、、というような言い方をした。

しかし、地球の経度、赤緯などを図柄化したイメージはラグビーボールと極めて私は似ていると思うが。

しかもベラさんは大槻教授がまだ何も考えていないと思われる時点でそのことを私に語っていたのだから、大当たりである。

まあ、大槻教授のことはいいとしても、結局、本当のことは言えないものが多いのだな、、という話しを私はベラさんからその晩は色々と聞いたのであった。

途中、ベラさんは突然、日本で大変なことが決まりました、と言い出した。確かに翌日に宮澤内閣の辞職があったと記憶している。おそらくその頃の時間に誰かが決断を下したのだと思う。

その晩は不思議な話しを色々と聞いたが、その数日後、雑誌社での取材があり、読者の悩みを直接聞く、というサービスが確かムーだったと思うがあった。

ご縁でその時も一緒にいたが、突然みなさん、出て行ってください、、、と。結局二人きりになったベラさんとひとりの読者だったが、編集部の方が気にして、あとで「ベラさんに何と言われたの」と尋ねた。

読者の女性は涙を流しながら「私なんか生まれて来ない方がよかった、、、なんて、言わないでね。」と。

ベラさんにそう言われたのだという。その女性は、毎晩、夜になると「自分なんか、、、」とそう思っていたというのだ。

ベラさんは政治経済のことも裏社会のこともカソリックと悪魔のことも話されたが、心の底にあるのは、いつも弱者へのいたわりと理解だった。

ベラさんが亡くなったのは、なぜか二年前の二月であると先日ブルガリアのニュースで流されたらしい。なぜ二年も前のことが今になって、、、と思う。

ベラさんの死は何かの力によって隠されていたのではないか。それはおそらくベラさんの予言と関係しているものだと思う。

隕石事件が大過なく終えたのを見て、もしかしたら発表されたのかもしれない。というのは、ベラさんは地球が破壊されると言い残して亡くなった可能性があると思うからだ。

それがおそらく先日の隕石に関した予言だったのではないか。一説によると、突入した隕石はUFOによって地上激突の寸前で爆発処理されたという。それらしき動画もたくさん撮られている。

ベラさんは今年の隕石落下を地球の危機として最後に言い残したため、二年前の死は伏せられたのではないだろうかと、もしかしたらそうではないかと思っている。

ひょっとしてベラさんが宇宙人に働きかけて救ってくれた可能性もあったりと。宇宙人とベラさんは友達だったようなので、それもあるかもしれない。

しかしそのためには先に体を消滅させておかなければならなかったなど、理由があったのかもしれないが、とにかくこちらの考えの及ばない深いものがベラさんにはいつもあった。

ベラさんは私のことを心配してくれて、自分が22年間肌身離さずつけていた金の十字架をくれた。

写真の十字架だが、紛失してもどこからともなく出てくる。温泉で奪われたこともあったが、三回目に探しに行くと、何度も調べた脱衣籠にそっと置かれていた。

おそらく持って行かれた人が、何か、まずいものを拾ってしまったように感じ、戻さなくてはいられなくなって戻してくれたのだと思う。

ベラさんの私に対する期待に何もまだ答えてないふがいない私だが、どうかこれからも守ってもらいたい。

また私に限らず、ベラさんの十字架をブログ越しにでも見る人は、ご縁によって守られることがあるかもしれない。

ベラさんは前世は日本に生まれたことがあり、次は山形に生まれるようなことをおっしゃっていた。

転生された魂は山形にすでに形になっているのだろうか。それともまだその時でないと、時期を読んでいるのだろうか。