明日、金環食
明日はいよいよ金環食。残念なことに全国的にややくもりだとか。多少でも見えるといいのですが。
占星術的には、私も前から言っているように、日食は重要です。今回の日食は先月のおうし座新月、うえさくの満月、そして今回の金環食と、流れがあります。また、6月の6日にはトランジット金星が太陽面を通過する本当の合となる、珍しい天体現象がある。
これにも当然意味があります。日食は太陽が月によって隠されるのだから、原則としては庶民のクーデター。実際にクーデターが起こるわけではないが、これまで権威を持っていた中央がその力を失う、、、そうした時期となっていく。
日食の影響はかなり長く続くので、年内から来年を含めて、中央に大きな変化が出てくる。前回の東京地域の金環食は幕末であり、中央の変化へとつながっていった。
また、24年ほど前に沖縄で金環食が見えたことがあるが、その年には、昭和天皇が沖縄に行かれる予定があり、私は個人的に非常に心配した。結局、昭和天皇は体調をくずされ、沖縄行きの予定は消えた。
今回の金環食は、このところ続いていた民意の反乱の流れを受けるので、場合によっては本当にクーデターのような時代が訪れる可能性がある。
変化を執拗に嫌い、何事もないように、表面的な対応のみに終始してきた政権は、世界中のどこでもいま行き詰っている。
その最たるものが日本であったが、本当にずるく、みせかけだけの運営をしてきたわけだが、この金環食を機に、急速に力を失うと思う。
背後には、それを支えてきた力の衰えが関係しているだろう。6月6日の金星の太陽通過は、今回は重要だと思う。占星術では、太陽に近づいた星は、その影響をそがれる、、、という考え方がある。
あまりに強い太陽にやられて、その星、本来の個性や力がそがれてしまうというのである。コンバストというが、焼き焦がされてしまう、、、、ということだ。
金星は太陽には弱いので、コンバストの影響を強く受ける。見かけ上の合となるだけで、実際には太陽面から離れていた場合でも、占星術上ではコンバストが現れる。今回は太陽の前をトランジットするのだから、影響は非常に強く出る。
金星の影響をうけてこの世的な力を持っていたものはこの影響を受けることとなるわけだ。金の力、、、欲望の力を持つことで強かったもの、、、、企業などもそれに入るかもしれないが、そうした社会運営方針が限界を迎え、力を急速になくしていくことになろう。
明日の金環食の際に天頂にあるのは、天王星である。新たな時代を作る天王星が天頂に来ているというのは、面白い。人類のためになる発明、発見、発想がやっと私たちにも開示される時期がやってくるということだ。
また、先月のおうし座新月の際に、木星がともにあったが、今回の新月もふたご座ではあるが、木星とも再び合となっている。
この一連の流れによって、お金の価値やお金の存在そのものの意味が変化していく時代に入る。
果たして、お金は生きて行くために必要と考えさせられてきたが、それは本当なのだろうか。わざわざ物質やサービスを一度、お金の単位に戻さなくて使用できないというやり方は、本当に優れていると言えるのだろうか。
不合理で正当性が低い原始的なもの、ということはないか。
これまではあたりまえと思われていたことが、どんどん覆っていく。そうした時代がやっと幕開けを迎えるはずだ。
となると、どうしても今現在の機構によってあまい汁を吸っている勢力は面白くない。なので、この一か月は非常に重要。6月6日のトランジット金星が太陽通過によって、富やお金に関した力が急速に弱体化するので、それを守りたい勢力としては、混乱を起こしたいだろう。
しかし、大きな時代の流れが変化した以上、時代はやはり変わらざるを得ない。日本では変化が遅かったので、進みだすとその分、変化は急速になると思う。
しかし何であれ、明日は晴れてほしいですね。雲の合間からでも太陽がのぞいてくれるといいけど。
私はその前後、エクリプスソープを作り、金環食中心時刻には、エクリプスプレミアムを調合し、さらに、シルバージュエリーの最初の工程を開始するという状態。
のんびり眺めることはできないでしょうが、エクリプスに向かってマントラを唱え、ソープ、プレミアム、ふたご座タリスマンを作り出すという、なんだか、古代の魔術師の気分です。