オルフェーブル敗因
天皇賞の断然人気、オルフェーブルは着外。勝ったのは最内枠から伸びたビートなんとか。すでに名前も忘れてしまった。
しかしまあ、こういう結果はありうることではある。長距離レースでは先行馬有利。京都のスピード馬場で、前半、一見ハイラップを刻んだように見えるため、有力馬は誰もが控えて、先行馬群から100メートルほども離される展開。
しかし、先に行っている馬は距離ロスなく先行し、最後のお釣りをもって直線へ。直線に向かった時点でもまだ30馬身ほど離れており、もう先行勢の残り目は確実と、誰の目にもわかる始末。
前に行っている馬がばてなければ、あんなに離されてしまっては、追いつけるはずはなく、オルフェーブルは11
着だかそこれへんの大敗を喫した。
これはなんといっても騎手に責任がある。あんなに離されては危険だとはわかってはいるものの、前レースでバカついて逸走してしまったオルフェーブルは、とにかく押さえて押さえて、、、としか騎手も考えない。池添の経験不足はやはり責められる。きょうこそ逸走覚悟で先行してもよかったのに。
前の失敗をしないように、、、との気持ちはわかるが、レースは一回一回、性格も流れも違うのだ。あと、オルフェーブルはどちらかというと、やや重い馬場があっている血統であり、きょうのような良馬場での圧倒的な強い馬とは、種類が違う。
いい子ちゃんぶって、やけに抑えているオルフェーブルが来ないので、どの馬も仕掛けない。その間隙をついて、先行馬にやられてしまったわけである。
100円が145万円になるような大穴馬券たが、推理して当たった人もけっこういるような気がする。とくに血統重視の人には、この良馬場での断然一番人気のオルフェーブルを自信を持って来ないと思った人もいるはず。弟子入りしたいぐらいです。
京都良馬場 バカつくことだけしか頭になかった未熟な池添 オルフェが行かないからと誰も仕掛けない騎手軍団、、、、こうした条件が重なった大荒れ天皇賞でした。