寒いけど陽は長い
一頃と比べると陽が長くなっているのがよくわかるこの頃です。一番短いのが冬至あたりで午後4時を過ぎると真っ暗な印象。
それが今は午後5時はまだ明るいです。関東と関西では幾分違いはありますが、間違いなく陽は長くなっている。
陽の長短と寒暖には特徴があって、これは運気の法則にあてはまる。
陽の一番短いのが冬至で、運勢で言えば「もうダメ、、、最悪、、、」というところだが、冬至のあとで寒さが増してくるのと同じで、運気も最悪、、、と思ったところでは止まらない。大体はさらに悪化する何かがあるもの。
なので、人は最悪と思ったあとも、さらに悪い状況を耐えなくてはならなくなる。
そうなると、もう最悪とか、判断しているような場合ではなく、一心不乱に這いずり回り、あがいてあがいてあがいたりする段階が来る。
そんな苦労の中で、もう本当にダメだ、、、おしまいだ、、、と思う時点が訪れる。
季節で言えば、ブリザードが吹きすさぶ2月中旬ごろにあたるだろうか。こんな吹雪ははじめてだ、、、という状況と似ている。
しかし、実際にはもうその時には、立春を過ぎており、季節は確実に春へ向かっている。
運気も同様で、もうおしまい、、、と思った時には、実は最悪点を超えているのだ。しかし猛吹雪と同様で、人はそのことに気づかない。
もう死ぬしかない、、、と思った時には、実は最悪点を本当は越えている。もう上がる時が来ている。
感情と事実の違いがここに見られる。本当にひどい時は、決して人は感情を信じてはいけない。
最悪感情の時には、もう悪いピークを過ぎている。
これは反対のケースでもいえる。運気のことなど気にかけず、ひたすら日々努力し、着実に成果を上げている時は、確かに運勢的にも上り調子である。
それがあたりまえになってくる時があり、そうなると、もっと上を、もっともっと、、、と欲が出てくる。欲があるうちは足元はみえないから、自分がどの運気の段階にいるかには気づけない。
さらに上へ、上え、、、そしてそれも勢いでうまくいくものだ。しかし、もうその時には実はピークは過ぎている。夏の最高気温は必ず、夏至過ぎに出るわけで、本当は秋の気配をともなって、セミも人も盛夏を過ごすのである。
しかし、盛夏はとにかく暑い、、、暑いから、4か月もすればクリスマスであることなど思いもつかない。
運気も同様である。とにかくうまくいく、、、有頂天になる、、、自分がついていると思う、、、実力があるのだと思う、、、、人と違うと思うようになりだすと、そろそろ危ないころである。
自慢するようになるとなぜ転落が近いのか、、、それは自慢することによって、自分のピークアウトを宣言してしまうためである。
まだまだ伸びる者は、目先の自慢には関心を持たない。ピークアウトしているがゆえに、今の自分を自慢したくなる。もうピークアウトしていることを、本当は知っているから自慢が出てくるわけである。
暑い暑いが、秋のうちであることに気づけば、時間をみつめる人の目も変わってくる。
もうダメ、死ぬしかない、、、とそう思った時は、すでに登り始めているのである。
では、どんな事柄からそうした救いが訪れるのだろう。これにも法則がある。
その答えは、自分では予期しなかったことからである。
ドン底を這いつくまわり、何をやってもダメだったのだから、もう考えているあらゆることはやりつくしている。なので、ドン底からはい出るきっかけも、予期していないこととなる。
頭のよい人はここでひっかかる。頭がよいから、自分のわかっている中からしか答えが導きだされないと、かたくなに思ってしまう。そのため、どうしても、一度挫折してしまうと、頭のよい人は立ち直りが悪くなる。
予期してないことがどん底の私たちを救ってくれる鍵となる。なんと人生はありがたい構造をしていることだろう。
私がウソを言ってないことは、ドン底を味わった人に尋ねてみればすぐにわかる。これまで語った法則にほとんど当てはまっているだろうから。
なので、昨日に続き、立春の過ごし方の第二弾だが、運気の法則を知っておくと、とても役に立ちます。
もうダメはまだまだある、、、
もう死ぬしかないと、そう思うときはすでに抜けている、、、
運気上昇のきっかけは、予期していないことであるので、謙虚でなければならない、、
なんでもうまくいく時は続けてうまくいく、、、
しかしそれを自慢しだすようになると、もうピークは過ぎている、、、
この運気の法則を知って活用すれば、どんな状況でも人は安心して生きていくことができる。
安心とは、本当の意味で無責任ということだ。いつ死ぬか、いつうまくいくか、うまくいかないかも、何もわからない私たちだ。どんなに考えたってたかが知れている。
ならば、運気の法則に身をまかせて自分なりに努力していけばいい。うまく行きだしたら、きっとずっとうまくいく。自慢さえしなければきっとうまくいく。
ダメになったとしても、最悪の死を意識するような段階に来れば、もう抜けているというのだ。
こんな簡単でありがたいことはない。
要するになんでもいいっていうことだ。私たちは誰もが、運命の輪に乗っている。上がる時、下がる時、、、どちらがいいかは、それは上がる時かもしれないが、もっと色々な景色を見てみたいではないか。
運命の輪に乗れば、色々な景色を見ることができる。上り調子のときに見る人、社会、世界、、、下り調子の時に見る人、社会、世界、、同じ人でもずいぶんと眺めが変わっているなあと、面白いではないか。
良いときは恥じらいつつ、、、、
悪い時はあきらめず、、、
そんな色々な自分を見てみることも面白い。
寒さのなかに暖かさを、暑さの中に寒さを感じ取る仕事が実は占い師。一葉落ちて天下の秋を知ることができなくなったときには、仕事を辞めなければならない。
立春ソープはおかげさまで売り切れました。本日郵送いたしましたので、明日か明後日にはお届けできると思います。ありがとうございました。
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