一陽来福 鬱によく効く生き方

鬱で悩む人が多い。国や社会の上に立つ者にあまりに慈悲がなく、その流れが末端まで行きついた今の時代で、鬱にならないほうがおかしい、、、とも言えるだろう。

 しかし、鬱になった人は、それが自分独自の問題であり、自分の弱さから来ていると思っている。

 確かにそういう未熟な面もあるにはあるのだろうが、自分のせいにしても治るものではない。

 鬱になる原因には、必ずと言っていいほど、実はずるい人に使われている、、、という面がある。しかも鬱の人はそのことに気づかない。気づいても、その怒りを相手に出さない。

正当な怒りを抑え込むと、人はどんな人でもやがて鬱となる。

ずるい勢力はもっともらしい理想やスローガンをあげて問題はさも鬱の人にあるかのように見せようとする。

スローガンやもっともらしい理想ほど気味の悪いものはないと思う。911以降、スローガンともっともらしい理想論によって、罪のないイラクを攻めたのだから。

 とにかく豊かな、手ごたえのある人生を過ごしたいなら、誰がつくったかも知らぬスローガンなど信じないことに限る。

 手ごたえのある、実感のある豊かな人生とは、では何か。それは自分の求めるもの、自分が信じるものに自信を持つしかない。しかし、ほとんどの人は誰かがつくったスローガンを自分の考えだと勘違いして生きていく。

 そうやっていくと、自分のシンが持てないだろうから、容易に鬱になる。

人には他人を幸福にする責任などない。自分を幸福にする責任はしかしある。皆が幸せならば全員が幸福になるのだから。

もっと人のために、他人のために、、、というスローガンを出す者は、その者にとって好都合だからにすぎない。そういうずるい人の犠牲になる者が鬱ということだ。

鬱になる人は、自分のための時間を生きていない。自分のための活動をしていない。こうせねばならない、、、という意識で体と心を動かそうとする。

しかし、それでは本当の喜びにはつながらないから、すぐに挫折し、疲れる。

多少元気が戻ると、また、新たなスローガンを見つけて、そうだ、がんばろう、、、と無理をしてしまう。そしてまたダメになる。

私はよくラジオの人生相談で、ずるい、、、という言葉を使うと言われたことがある。自分では意識していないが、おそらくそうなのだろう。

人間関係も国家と国民との関係においても、どちらかが不幸になる際には、必ず、相手側のずるさが絡んでいるから、そのことを重視する。

鬱とは、他人のずるさに自分をささげてしまい、その怒りすら閉じ込めたこと。それ以外にない、とも言える。

そんな状態で年間1000時間も残業を続ければ、過労死に近い状態になる。5年つづければ死ぬらしい。

しかし、自分で仕事をやっている人、独立して、それが楽しくて仕方ない人は、1000時間程度の残業なんて朝飯前である。多少の無理をしてもかえって健康になる人だっているだろう。

要するに、ずるい人を自分の弱さから受け入れたら、自分の人生を人は送れなくなるということだ。

日本人はいま、日本がずるい人たちによって運営されているから、悲劇が絶えない。多くの者が鬱となる。

なんで本日は鬱のことなど語るのかと言うと、昨日が立春で一陽来福となったからだ。

一陽来福とは、冬至に始まったすべての活動停止の時期から、ようやく春の気配が芽生えだす、立春となるということ。

これは鬱の治し方にも通じる考え方である。鬱になったら、一陽来福の考え方でいけばいい。

まず、一切の動きが止まる冬至。鬱で言えば、これがまったく何もできずにただぼーっとしているような最悪期。頭の回転はストップし、何もできない状態。

冬至もそうだから、この際は寝ていればいい。何もしない方がいい。45日もそうしていれば、いやでも立春がやってくる。

鬱になるとあせって、45日以内に無理してあれこれやろうとするから、中途半端になる。一カ月半くらい、寝ていてもいい。その方が持ち直しが早いからだ。

人生の一時期、わずか45日程度、何もせずに過ごしてもいいじゃないか。うるさいことを言うやつからは、物理的に離れればいい。

45日すると、何か芽生えてくる。そうなったら、無理をせず、一日、何かひとつだけを行う。一個でいい。

ちゃんと歯を磨く、、、きちんと顔を洗う、、、そんなことでいい。心を入れて、一個だけやる。それだけ。

はい、次の日は今度は二個やる。もっとやりたくなってもダメ。二個やる。心を入れて二個やる。

次の次の日は三個、翌日は四個、さらに次の日は5個。

ここまで来ると、もう一般健康者よりも意識が上に立っている。たった5個で上になる。

一般人の中に、一日に5個のことを心を入れて行っている人が一体どのくらいいるか。

鬱のおかげで、行動に心が伴うこととなり、45日程度の遅れは数百倍になって戻ってくる。

スタートにインチキがないことがどんなに大切か。鬱のリセットではそれが可能になる。ありがたいことである。

立春になってもまだ真冬の寒さであるので、鬱の人も同様である。5-10個も心を込めた行動ができたとしても、まだまだ生き馬の目を抜くような社会の復帰では当然もたつく。

そして他人の価値観や会社のスローガンに負けてしまうだろうから、45日プラス、一日一個の行動を増やしていき、30日もたてば、もう大丈夫である。

合計、75日。一足飛びにやろうとしなければ、きっと素晴らしい復活ができる。

目標はみんなのためにでも、、、会社のためにでも、、、また、おかしく見られないためでもなく、自分が心を入れて行動することができるかどうか、、、この一点を注視していく。それだけで大丈夫。

現在、もしも鬱に悩む人がいらっしゃったら、どうか参考にしてください。とにかく、だまされないように。だまされた人生観を持っているうちは、人のウソも国のウソも会社のウソも見抜けません。

マインドコントロールの時代には鬱は付きもの。そこから脱出する道は、心がこもる活動。心を込めて歯を磨く、、、心をこめて顔を洗う、、、心を込めて何か、やるべきことをやる。

夜眠る前には、自分自身におやすみを言う。声に出して、○○さん、おやすみなさい。と、名を呼んで言ってみる。

遠回りするようで、結局は早い、一陽来福の生き方。何度失敗してもやってみましょう。

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