タイタニックとイタリア客船

イタリア豪華客船の座礁はなんだかすっきりしない話しで、何が本当なのかよくわからない。
 船長が船を離れた責任を追及されているというが、通常なら、そんなことは起こりっこない。

 船長というのは、よく訓練され、また人間的にも包容力があり、それなりの人格者がなるものだが、まして豪華客船の船長と言えば、実績も実力もあると考えるのが普通。

 そうした船長が座礁した船からいち早く逃げることなどありえない。大体、命の差し迫った危険があるわけでもなく、対応しようと思えば対応できたはずだ。

 この出来事には何か間違いなく裏があるのだろう。聞くところによると、座礁する前に、船内ではタイタニックの映画のテーマソングが流されていたらしい。なんだか意味深で怪しい流れである。

 イタリアは国債がどうなるか、ユーロ危機のど真ん中にいたわけであり、目を何かからそらす目的も絡んでいる可能性もある。

 船長がたとえば脅されており、「まさか、そこまではできない、、、、」と思って、逃げた可能性もあるだろう。

 ただし、どんなにおかしいと思ったとしても、こうしたことを追求していけば、じゃまが入ったり、追求している人が痴漢で捕まったり、自殺したりするのが習いだから、どこまで真相が見えてくるかは分からない。

 ケネディ暗殺も大体分かる人にはわかるまでに、やはり数十年はかかっている。マイケルジャクソンの死も、ジョンレノンの死も、きちんと整理されるまでに、もう少し時間がかかるのだろう。

 小さなウソはすぐにばれるが、大きすぎるウソはなかなか見抜けない。国がつくウソ、世界がつくウソはなかなか見抜けないわけで、知らぬ間に人間は追い詰められていく。そろそろ国家も権力も人間が生きていく上で不要であることに気付く必要がでて来なくてはおかしい。

 生活者としての人間が保証される力はある程度必要だが、それ以外のものに誰も税金など払いたくないというのが、人情でしょう。

 このままゆけば、国の借金は大変で、ひとり当たり数百万円も借金になり、後世の世代に借金は残せない、、、とは、何たるインチキな発言。前にも述べたことがあると思うが、国の借金は、国民が国に貸した金であって、国民の借金などではない。国民からいただいた、貸してもらった借金が返せない、、、というのに、それがなんで私たちひとり当たりの負債なのか。

 インチキにもほどがあるというのはこのこと。こちらは国に貸しているのだよ。返せないのは、国の責任であって、国民の責任などでは断じてないでしょ。バカも休み休み言え、、、ということわざは、本当に面白いようにこのことに当てはまる。

 そして多くの国民は、ひとり当たり、そんなに借金があるのなら、仕方ないよな、、、、などと、人のよい人は思ってしまう。

 そこまで追い込まれた国家は何をやるか。このことを家の中で考えるとよくわかる。

 お母さんが内職で貯めたお金を、酒飲み、ギャンブル好きのお父さんが勝ってに引き出しをあけて、持っていってしまう。

 すがりついて、「そのお金は子供の給食費にとっておいたお金よ、、、」お父さんは、「何言ってるんだ、、、倍にして戻してやるよ、、、うるせえなあ。早く行かないと最終レースに間に合わねえっ、、どけ、はなせ。」
 そしてもちろん最終レースの夢も泡と消えたお父さんは、酒に酔って家に帰り、「お前がケチつけたから、馬も走らなかったじゃねえか、、、バカやローお前の責任だ。」

 と、ここまでが、現在の国と国民の様相。これでも相当にひどいが、本当のひどさはここから。

 追い詰められたお父ちゃんは、ついに発狂寸前。責任から逃れるために、そうだ、、、家が燃えちゃえば、それどころじゃないよな。燃やすよりもドロボーに入られた方がいいかな、、、どっちがいいかな、、、、と。
 そしてあくる日、「ていへんだ、、、ドロボーが入って俺の金を持って行ってしまい、しかも火をつけやがった、、、、」
 
 お母さんはだんなを責めることもできず、「母ちゃん、しようがないよな、、、やり直せばいいんだよ」などと、再び父親にだまされて、保険金はまたお父さんの酒とギャンブルに消えていくのでした。

 これを国家版で行うと、「おい、もう金融はダメだろ。」「はい。全然ダメです。このままでは我が国でも取り付け騒ぎ、そして米よこせ騒ぎが起きます。」「そうか、仕方ない。そろそろやるか。おい、同じような国にお願いして、攻めてもらおう。」「こちらは○○市に爆弾5発。お前は○○市に爆弾三発落とす、、そんなところでいいだろう。」

 戦争となればもう借金がどうのこうのではないので、大丈夫。というわけで、金融の異変と戦争はセットになっている。戦争になれば、必ず潤う企業があるので、景気は上向く。そうした企業に近づいておけば、ファミリーでは多儲けできる。

 「本当に国をつくっておいてよかったな。国ほどもうかるものはないよな。気づいたり、反感を持つものは、あることないことでおとしいれて殺しちゃえば問題なし。こんな面白いことないよな。」

 基本はこんな程度のことなのでしょうか。ただし、官僚の上の方にも、政治家にも、本当に志し豊かな人格者もいることも事実です。そうした人の力を抑え、常におかしな勢力が勝ってしまうために、世の中に不幸は絶えません。本当におかしなことですね。

 これからもそうしたおかしな人がまだまだ支配していく可能性がありますので、国民も自衛は仕方ない。

 どんな自衛方法があるのか、それは立場立場で考えた方がいいですが、とにかく命のあるものとつながること。そして孤独にならないこと。また、命をつなぐものと密接であること。
 
 窓辺に常に野菜を栽培しているだけでも、命とつながっていく道であることは確かです。

 あと、殺されてはいやなので、簡単に、ここでしか言いませんが、姑息な方法ですが、ひとつの知恵として、覚えておいた方がいいことがある。

 日本の場合、お金には二種類あります。日銀券と政府通貨です。そのうち、いざとなった時に、あなたはどちらを信用しますか。日銀券とは紙幣です。政府通貨とは、1,5、10、50、100,500各円のコインです。あくまで可能性ですが、考えておく必要はあるでしょう。このことは、もう言いません。ふっと感じた、今だけの直感なので。

 要するに、自分を守るとは、人によって立場によって、それぞれ異なる。あまり神経質に考えることはなく、自分にあった、守り方、、、というか、そうしていたほうが納得するとか、気分がいいとか、落ち着く、、、というものを、考え、探し出し、実行してみると、自分の命の感覚が見えてくるように思います。

 そのことで自分を守るというより、自分を活かすことができるようになっていく、、、それが大事だと思う。

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