与える政府、奪う政府

年末も缶詰仕事で終えたが、始まりも同様。しかしこれでやっとひとつの仕事に目途が見えて、ほっと一息。

 私の仕事のメインは携帯コンテンツやウエーブへの情報提供だが、携帯はスマートフォンに主流が移りつつあり、そのため、コンテンツ類もスマフォ対応が急がれている。
 そのため、新たな仕事とスマフォへのチェンジとコンテンツ関係もあわただしくなっている。それらを従来の仕事だとすると、独自の仕事も今年は新たな展望があるので、新年早々多忙となってしまった。

 しかしもう有料情報の時代ではなくて、情報は無料化が進んでいくと思う。メールがタダというのは始めの頃、驚きに感じたが、無料だからこそここまで利用する人が増えた。
 それまではダイレクトメールにしろ何にしろ、最低でもはがき代がかかったのだから、メールの存在は大きい。

 今後、有料と無料の違いがどこにあるかが重要なカギになっていくと思う。
 それを一言でいうと、なんらかの思いにたったものが、実は有料化の道を進める内容であり、便利や都合や常識や必需的なものは、あれこれありながらも無料化がすすんでいくだろう。

 どこの路線をどう進めば、早く行けるか、、、というコンテンツ類が利用者が多いが、こういうサービスはやがて無料化に進むはずで、100円ショップなども限りなく物すらも無料化に進んでいく流れとしてとらえると面白い。

 政府は銀行を助けるためにつまらない巨額の金をどの国の政府も注いでいるが、実はその金を全国民の食糧、健康、医療、住宅に回したとしたら、銀行の不良債権買い取りなどの金額よりも少なくなるのではないのだろうか。

 あきらかにどの政府も間違った方面のことに金をつかってきたことになる。
 やっぱり政府は国民を助けるために金を使った方が自分自身助けられたと思う。
 政府がただ国民のために食糧を無料にして与える、、住宅を無料にして与える、、、医療も無料で与える、、、そうするとどういうことが起こるか。

 元気となった国民が意味ある仕事で働くようになる。意味あるとは、思いが伝わる仕事のことだが、これには大変な金額的な価値が伴う。なので、国民はとんでもない金持ちになったりしやすい。すると国民は自分を育ててくれた政府の恩義に報いようと、いやでもとんでもない献金が集まってしまう。

 政府の倉には貢物があふれ出す。もういらないと言っても、成功者から小学生まで感謝の品や金を受け取れと持ってくる。そんなバカなことがあるか、、、と思う人は申し訳ないが創造性が弱い。人間を知らないからそういう。

 なぜなら、自然は金を取らないがすべてのものに実を与え、植物は体まで与えて、自らの存在の豊かさを証明しようとしている。まして、人間が作った最高政府が与える機能として働いたら、金は亡くなるどころか、国民は恩義に報いようと、金が唸ってやってくるようになる。国はますますその金を貧しい人に与え、どうか使ってくれと言いだす始末。

 こうして、やり方によって、この世を地獄にすることも、天国にすることも可能なのだ。今の政府に誰が税金を払いたくなるか、、、いるわけがないので、政府も泥棒的になっていくことだろう。まあ、やるところまでやるのでしょうね。

 残念ながら、これからは、政府と国民のバカしあいがスタートなるのでしょう。原発の初期対応のインチキがやっと最近言われだしたが、政府にウソをつかれたことがわかった国民は、もう簡単には信じたくはない、、、

 なので、バカ仕合い。いずれ無理あるものはつぶれますので、潰れたのち、今度こそは、貢物であふれる政府にしてほしい。

 そのためには、まず先に与えること。食糧無料、住宅無料、医療無料、、、そして人間を元気にしてあげ、やさしく指導し、可能性を伸ばさせる。
 
 そして価値あるものを、思いのこもったもの、、、とすることで、人の労働は喜びとなっていき、工夫が凝らされ、愛がこもった商品やサービスのみとなっていく。
 
 思いのこもったものには、どんなものにもものすごい金額の価値がつく。物凄い金額でも決して売らない、、、というような個人も多く、さらにその価値はあがっていく。
 金では売らないが、こうした生きざまを見た際に、感動した際に、それを与えてくれた者へ、無料で上げる。
 そうしたやりとりがたくさん行われることを通して、子供たちは、何が大事なのか、、何が重要で、自分は何をして生きていこうか、、、、と、思いだす。
 
 その中から、本物の幾多の天才が出現し、さらに時代は輝きを増していく。頭がいいから天才としてもてはやされるのではなく、思いの結集として共有できる知恵が湧き、それが天才的に発揮される道ができる。

 すべては最初を間違えただけなのだ。まず、与えるところから始める。奪うところから始めて、地獄となった。子供からすら奪おうとする今の時代に、一体、何を残そうとしているのだろうか。
  悪い夢からは、もう覚めた方がよいころでしょう。