別れてくる未来

みんなで渡れば、、、という時代原理は遠い昔にすでに去り、来年はそれぞれの未来が見事に別れてくる時代に入るのではないだろうか。同じ家に住む者同士でも、同じ会社、同じクラブ、親友同士でも、未来が分かれてくる。大勢の原理が急速にすたれだし、個々の考え方、生き方に沿って個々の未来が訪れる。いつだってそうなのかもしれないけど、それが際立ってくる。日本でもっとも有力な企業が東電だったと思うが、あっという間に地に落ちた。わずか数か月、数日のことであった。第二第三の東電がこれからもあらわれてくる。みっつもそうしたものが続けば、時代は個々の時代へ急転換したことを誰もが納得するはず。どこに入れば食べていけるか、、、、何をやれば食べていけるか、、、そうした安全志向の未来はこころもとないものとなる。力はどこか外に求めていることが、実は弱いということになる。
よい成績を上げ、皆に評価される。それは東電的なものがあるうちはつよいかもしれないが、強いものに取り入れられることでの強さでしかなかった。強い軍隊にいれば、自分も守られるかもしれないが、敗戦寸前の軍隊の中では未来はえがけないと誰もが思うだろう。まさに今の時代がそうなりつつある。何をやれば、、どこに行けば食べていけるかではなく、何をして食べていくか、、、のアイデアと実行があたりまえのように重要になってくる。個々がそれぞれに生きる道を探し、求めていくこと。やっと人間本来の姿に戻れたともいえる。それを弱肉強食ではなく、ゆるやかな連帯と助け合いによって達成させていくのがひとつの大きな流れになっていく。今年のイベントで色々な方にお会いできたが、その中から早くも、これからの個々の生き方に関したアイデアが出始めている。個々がゆるやかに助け合い、刺激し合い、そうした話しあいや、集まりが起きつつある。内容はまだよくわからないが、私にもお声がかかってきている。ありがたいことである。何が生まれるかはわからないが、人間はなんであれ、生活者であり、日々の生活はどんな状況でもどんな状態の中でも続いていく。そこに本当は焦点を当てていけば、人が生きていくことはそんなに難しいとは思われない。民衆からすべてを奪いあげ、民衆を貧しくさせ、そして行き詰った今の時代。私たちは文句を言うよりも、もう、エレベーターやシステムや時間奴隷からの生き方を脱却し、単なる一生活者としての自分を確立していく。これほど重要なことはない。大学にいかなければ一流ではないとか、家を持たなくてはダメだとか、そんな価値観に騙されることなく、日々の生活者として、誠実にやさしく、縁ある人を大事に思いつつ生きていく個を作らねばならない。未来の崇高な自分や未来の夢や自分の可能性などという美辞麗句にひっかかり、道をもう踏み外すことはおろかなのだ。人は冬には暖を取り、シンプルでも体によい食べ物をあっさりと食べ、ともに居て心地よい者同士で、時間を楽しむ。そう、シンプルな生活者として再出発すべき時代に入ったと思う。地球はその程度のことなら必ず人に報いてくれる。大昔からその程度のことはやってこれた。すべてのことが発展した現代で、それができないわけがない。生活者としての個が、どんなに自分の精神も気持ちも救ってくれることか。もっと表現したい、、、可能性に挑戦したい、、、という気持ちはよくわかるし、当然だとは思うが、出発点がどこにあるかが大事だということだ。生活者としての個の充足が、次第に芸術家した生き方を求めだす。これも当然の流れである。シンプルな体によい食事が達成できたなら、自分で茶碗を作りたくなる、、、それを持つことができたなら、工場でできた茶碗よりも、ずっと楽しくなる。こんなに豊かになり、多くの者が大学を出て、車を持っているというのに、なんで百円ショップにしかいけないのか。貧しいのではないか。生活者の安心と充足、それが永遠に続くという和解の気持ちは、かえって私たちを芸術化していくことになる。争いは芸術化の中で競われ、大砲もミサイルも打つ必要などはなくなる。来年はこうした方向に進む者と、大砲と死の方向に進むものと、必然的に別れてくる時代になると思う。

■ 新月のクリスマス 2011年12月25日(日)

あーん、有馬記念ダメでした。オルフェーブルが四冠達成。すごい馬だな。オルフェーブルの意味は金銀細工師だとか、、、まさに今の私じゃないか。それに二着のエイシンフラッシュは、前走のジャパンカップで勝負した馬でないか、、、ということで、今年も反省しきりの競馬おさめでした。
 今年も残すところあと一週間。今週は今年最後の打ち合わせが目白押しの上、年末には缶詰になって原稿を書かなくてはいけない日も。先々週に倒れておいてかえってよかったかもしれません。どこかで休んでなかったら、今回は乗り切れなかったかも。しかし多くの方にご心配をおかけしました。

 きょうは新月でクリスマスで雪も降った。やぎ座のプレミアムを作り、クリスマスオイルも作り終え、思い出に残るクリスマスに。発送前の愛の純銀スカラベには528ヘルツのチューニングフォークの倍音を聞かせてから寝かせましょう。色々な意味で区切りになる今年のクリスマスでした。プレミアムもしくはクリスマスオイルには、ささやかなプレゼントとして、ぺりドットの小瓶を付けてお送りします。ペリドットは薄いグリーン色した石で、黄金石とも呼ばれます。黄金の石、、すなわち太陽の石ということ。太陽の本当の色は緑だそうですが、まさに言いえていることになります。石には色々な記憶が刻まれていたり、また固有の周波数を出しているのですが、ペリドットの波動は非常に繊細で、露骨な効果のようなものはなく、きわめて霊的で細かな波動で投げかけます。そのため、心の荒い人や曇っている人には大して影響はないのですが、繊細で愛に満ちたものを持っている人には、驚くほど影響を与えることがあります。持っていることで、いつかなんどきペリドットとの波長が突然あって、ぐぐんとまとまっていく、、、、そんな開運スタイルが訪れると思います。暗闇から突然救われるような、開運の仕方があると期待して、つけさせていただきました。
 愛の純銀スカラベにも、ラピスラズリの小瓶をお付けしてお送りいたします。こちらはわかりやすい開運スタイルの期待です。スカラベとラピス、、、切っても切れない関係ですので、どうか大切になさってください。
 
 今年も本当に大勢の方にお世話になりました。来年はどちらに転がるか、多くの人にとっても大事な年になるのではないでしょうか。アメリカの力は時間とともに弱まっています。その分、危険もあるのですが、ここは通らなくてはいけないところで、決して弱気になる必要はありません。ずるい人はかなりの損をします。ずるすぎたアメリカ、、アメリカ的なるものが、最期に暴れ狂いますが、(アメリカ人のこととは違います)それを脅威としてでなく、滅びゆく姿としてとらえれば、私たちは恐怖から抜け出ることができると思います。