手作りタリスマン皆既月食にスタート

先日もお話ししたように皆既月食が本日の夜にある。太陽は政府や権威筋で月は一般庶民。そして太陽が月を隠すのが皆既月食なので、権力による庶民の圧政と関係。すでに庶民はワーキングプア状態で厳しいおり、この月食は気になると話した。皆既月食の影響は半年ほど続くので、今後半年の庶民生活は苦しいものになるかもしれない。本日、この皆既月食に合わせて、私は来年のタリスマンを作った。タリスマンとは、幸運をもたらすお守り。2012年のタリスマンに取り上げたのは、純銀のスカラベだ。スカラベはエジプト時代からのタリスマンの元祖のようなもの。スカラベとはフンコロガシのこと。フンコロガシがなぜ幸運をもたらすのか、、、スカラベが丸めて運ぶものは糞である。本来なら汚い虫のイメージだ。しかし実はそうではなく、ここには、この世とあの世との価値の転倒があり、そこを行き来する昆虫としてスカラベを重視した。たとえば、夢でウンチの夢を見ると、お金が入る。これは本当である。なぜなら、夢はあの世とこの世を行き来し、イメージとしてあの世に私たちを運んでエネルギーの再生を行おうとする。その結果、夢にはあちらの世のキーワードがよく出てくることになる。ウンチはこの世ではもっとも汚いものだが、逆にあの世ではこちらのウンチは宝物となる。反対に金や銀やお金など、この世で重要で価値あるものは、あちらの世のウンチや糞なのだ。エジプト人はこの世とあの世の価値が逆転することに気づいたはずで、糞を運ぶスカラベにこの世にプレゼントをもたらす性質を見出したのだろう。エジプト絵画にはよくスカラベが出てくるのはそのためである。
 本日から私はそのスカラベを来年のお守りとする製作に入るのは、あえて皆既月食を選んだからだ。スカラベは10グラムの純銀で作られるが、月があらわすメタルは銀なのだ。わざわざ月が食われる皆既月食に銀のスカラベ製作を開始するのには意味がある。月が食われる、、、銀が食われる、、、という象徴的なイメージが湧く。金持ちなら金が持てるが、一般庶民には手が届かない。しかし銀ならどうにか手が届く。そこで昔から純銀がコインであり、庶民の本当のお金だった。インフレその他、政策的なことでいつ庶民のお金が奪われたり、少なくなるかわからない時代。その際に純銀スカラベはなんらかのお守りになるという私の直感であり願いなのだ。詳細はマドモアゼル・愛公式ショップで。

 2012年からは純銀にこだわり、純銀のタリスマンを星座ごとにも製作していこうと思っている。スタートはみずがめ座から。これはまだ詳細は発表してないが、内容はすでに決まっていて、北斗七星純銀コインである。北斗七星のひしゃくの先がうお座とみずがめ座の境にあり、そこは現在の歳差現象の地点を示している。いままさにうお座時代を抜け、みずがめ座時代に入ろうとする歳差現象の時を、北斗七星を通して表現したい。

 本日スタートの「愛の純銀スカラベ」そして来年から始まる星座ごとの純銀タリスマンに注目していただけたら嬉しいです。すべて私がひとつひとつ作る完全手作りタリスマンです。

写真は来年のタリスマンとして製作する「愛の純銀スカラベ」 詳細は公式ショップ。