ニイタカヤマノボレ

本日未明、わが帝国陸海軍は太平洋上において戦闘状態に入れり、、、あれからもう何年がたつのでしょうか。ジョンレノンが死んだのも確かこの日だったような、、、世界史を見ていくと、本当に日本と諸外国の関係が近代の歴史の大きな部分を占めていることがわかる。白人に初めて勝ったのが日露戦争。このことには大きな意味が歴史的にはある。アジアへの白人の影響を押さえ、アジアはアジアでの歴史がスタートできるはずの勝利だった。そしてその後の世界大戦での敗北により、日本は完全に負けたものの、アジアを開放するとの考えは時代の要請から排除できず、アジアの国々は終戦を契機にに独立することができた。しかし日本の独立は名ばかりで常にアメリカの意向に沿った国の運営がなされるばかり。あまりのひどさに民主党が自民党独裁を破って政権についたのもつかのま、かつての自民以上のアメリカよりの政策が打たれている。確か、アメリカの言い分ばかり聞いていてはいけない、、、ということで民主党に政権が変わったと思ったのに、今では自民以上のアメリカ寄りにいつしか変わってしまった。しかしいくら何でも来年当たりにはやはり総選挙せざるを得ないことになると思う。TPPについての国民の意思を問うことになるでしょう。マスコミはTPPに追い風を送るような報道に傾くでしょうが、果たして民意はどうなるやら。とにかくあさっての皆既月食以降、民意無視の嵐はさらにすさまじく吹き荒れると思うので、政府に追いやられることになるのかも。しかし、民衆はそういうことを忘れるようでいて実は覚えており、変革のエネルギーを貯めることになる。このまま行けば、もう日本はだめだ、、という気持ちもわかるが、私は悲観的なことを語りつつも、実は未来の日本はすばらしくなると今でも思っている。土星という星は、目で見える世界のもっとも王様にあたる星。この世の実権は土星が持っていることになる。あらゆる資本を独占し、土地を独占し、権力機構を独占する、、、それは確かにそうで、もう民衆は一部の金持ち支配層に負けており、そのこと自体はすでに確定している。しかし、それは目で見える世界のことだ。目で見えないからでは他に世界はないのか、、、となると、そんなことはない。電気も波動も目で見えずとも実際にある。意識も無意識もそうだ、、、となると、もう土星の力でこの世を支配できると考えること自体に無理があるのだ。しかしこの世の支配者は土星によってもたらされたすべてを得たので、これで民衆を奴隷にも焼いたり煮て食うのも自由にできると思っている。占星術の世界では天王星が発見されてもうかなりの時間がたつ。そのとき、土星以降の星の力がこの世に降り注いだ。その結果として電気や原子力や近代芸術が生まれた。実際にそうしたものは生活にまで溶け込んでいる。土星意識しかもたない権威的な人間が原子力を扱ったので、ひどいことが起こったが、本質的には、土星権威主義のセンスで電気も化学も科学も原子も扱えることはない。土星以降の星を扱うには、心が必要。意識の段階を知らぬものがそれを扱うと、人類のためにならなくなる。まさに今、そうしたことが起きている。
 天王星以降の惑星の力を開示できたら、エネルギーはおそらく水からも空間からも無尽蔵に得ることが可能になるし、無意識と意識の心理学がさらに発展すれば、心が土星に命じて、物事をこの世に定着させることが可能になる。まるで魔術に見えたものも赤子の遊びのように簡単となり、一部の権威主義者にそれを利用されることもなくなる。そうなるとこの世はあっという間に変わってしまうので、あらゆる可能性の芽をつぶし、人を低レベルの状態に置き、目に見える力関係のみがすべてであるかような宣伝と偽りの情報を流すことで、この百年以上をよく、土星限界社会を維持してきたものである。それはそれで見事だったと思う。しかし、時にはやはり流れがあり、もうこの後に及んで、まだ土星だけで世界を理解することもましてや支配することもできない。最後の最後は、人々の土星意識の偏見によるみずからのクサリにより限界があたかもあるかのように思わせるしかない。もっとも科学的と思える現代が実は、魔法と魔術の時代であることに気づく人は少ない。
 金がなくても本当は生きられる。
 働かなくても本当は生きられる。
 誰でも100歳以上は生きられる。
以上のことは、何をすれば実感として、また具体案として行われるようになるのだろう。それには、心からスタートする以外にない。心からスタートするとは、その基本は、「恐怖などはない」ということにある。
土星意識は恐怖がエンジンとなって発展する。土星時代はすでに過ぎている。なのにまだ土星的な事柄でわれわれが縛られ、苦しい思いをするのは、恐怖をまだ信じているからなのだ。恐怖というものは、本当はない。それでも誰でも恐怖することはあるが、恐怖しながらでも本当はこれは嘘だと思っていられたらいい。将来の貧乏を人は恐怖できるが、実際に貧乏になってそこに恐怖を感じる人はいない。土星の壁を抜けるには、人は実は神経症を乗り越える必要が出てくる。強迫神経症、心臓神経症、神経症の発作などがあるが、それは突き詰めれば、死の恐怖である。人が死を突きつけられたとき、お知りの奥から力が抜けていき、立つこともままならず、心臓は脈拍が恐怖心から上がり、200を超える場合もあるだろう。そして体は収縮したように感じ、そこにいてもたってもいられなくなる、、、これが神経症の発作だが、胃に穴があく人もいる。それは死の恐怖に望んだ際の人の反応なのだ。そしてこの死の恐怖発作を抜けるためにはどうしたらいいのか。神経症とはこの謎解きが正解だった場合に完治する。それ以外では治らない。なんとなく一時的に薬などで治る場合があるが、必ず、また復活する。その程度では根本解決になっていないからである。根本解決すれば神経症の発作からは永遠に離れることができる。それは、死の恐怖をあえて受け入れるという一言に尽きるのだが、それは実は割りと簡単にできることなのだ。しかしできない人は何年も何十年もできないが、正しい指導があればすぐに抜け出すことができる。心のメカニズムを土星でないレベルで理解できた人はそれができるのだ。すでに土星が限界を設けた時代は終えている。かなり前に終えている。世の支配者はまあ、時代錯誤なことを、あたかもまだ続いているように見せることは天才的に上手だった。しかし現実は土星時代以降の時代は始まっている。恐怖を取り除きさえすれば、そのことが見えてくる。神経症の克服と新たな時代のプレゼントには、大きな関係がある。恐怖の実体がわかれば、地震も原発も金融危機にも新たな地平が見えてくると思う。ニイイタカヤマノボレ、、、新高山昇れば新たな地平が見えてくる。なので何も恐れる必要はない、という考え以上のものはなく、最上のもの。そんなこと言っても、死んだらおしまいでしょ、、、というだろうが、それが恐怖の考えなのだ。死んだらおしまいじゃなかったら、、、ともいえるし、おしまいでもすばらしい、、、という捕らえ方もできる。土星以降の世界には、答えはひとつではなく、答えはいくつもある。ただ、答えは自分で出すしかない世界。