放射能第二段階
この数日にわたって福島第一原発敷地内で異様な高放射能が出ている。ベントによるものだったと、原因を過去の作業と結びつけて発表しているが、それは違うと思う。新たな原因による高放射能汚染ではないだろうか。メルトスルー状態はもう常識なわけで、そうなると地下深くもぐっていったであろう燃料が一時的部分的に再臨界状態となったり、地下水と接触して一部爆発を起こし、ミニ火山状態になっており、燃料の一部が地上に吹き上げられている、、、と考えたほうが自然である。こうした状態になるまで、私はもっと早くそうなると思っていたが、4ヶ月以上たって起こった。これがまあ、考えうる最悪の事態なのだが、ついにそうなった可能性は高い。ベントが原因であるなら、こうしたことはもうそうは起きないはずだが、これからまださらに高放射能地帯が発見されるようなことがあるとしたら、原因はベントにあるのではなく、メルトスルーがもたらした、新たな展開である。問題はそうなると誰ももう現場に近づけないし、作業どころの話視ではなくなる点である。いくら決死隊を作ったとしても、何を作業したらいいかもわからない。地下深くもぐってしまった燃料など決して回収することはできないので、こうした事態がどれだけの規模で、いつまで続くか、、、ということになる。最低でも臨界を起こすことなく自然冷却されていったとしても数年はかかるのではないか。その間に、ミニ火山は何回もミニ爆発を行う。作業ができなければ、4号機だって、5号機だって、どうなるかわかったものではない。よって、今後、日本列島はかなりの濃度による放射能汚染と付き合う以外になく、次の対策が求められる。
放射能のモトを断つ作業は当然だが、こうした事態をわざと起こされた、、、実は戦争だったのだ、、、という可能性もないわけではないので、信頼できる者に放射能対策を行わせること、、、これが何よりも大事である。それには、とにかく情報をオープンにさせる以外にない。情報をオープンにさせれば、わざと変なことをすることを防げる。これまで悪意か恣意かはわからないが、わざと変なことをされ続けていたので、ここまで対策が遅れ、おかしなことになったわけだ。日本は今、どこかと戦争しているのかもしれない、、というくらいの認識は一般人も持ったほうがよい時期でしょう。
次に地域ごとの正式な放射能レベルを常に測定し、広く広める対応を急ぐ。これさえ政府はやがっているのは、なんだか本当におかしなことである。国民の被爆をすすめたと思われても仕方ない。本当にそうなのだろうか。そこまでしてなぜ東電の肩を持つのか、何かこの国には底知れない闇があることはもう確実であろう。とにかく、今、どこでは、いくらのレベルである、、、という正直なところを誰にもすぐにわかるようにする体制つくりを急ぐ。私は震災以降、このことの重要性を思って、できる限りの手を使って、5個以上の線量計を購入し、常に図り続けてきた。そのため、かなり正しい測定ができている。昨日など、新橋東京で2マイクロシーベルトの高濃度があった、、、というツイッター情報をみたが、その線量計を見ると、あの線量計はダメだと知っているので、正確ではないとわかる。というのは、私も実は昨日、新橋で計測している。通常の値であった。ツイッターの方に悪気がないのはわかるが、いんちきな線量計も多い。5個以上の線量計を用い、どの線量計が信頼できるかからスタートした私の計測値はおおむね正しい。その結果、東京全域ではかなりまばらになっており、場所によってはホットスポット的なところが確かに出つつあるが、まだ、危険を抱くほどの数値とは思えないない。しかし、メルトスルーが新展開をもたらすとなると、これは危険であり、突然、東京も含む関東圏もまったく安心できない状況になるだろう。その意味でも、常に正しい線量測定が欠かせない。しかもその情報を常に知らしめるシステムが必要なのだ。
これらは内部被爆とは一切関係ないため、食料と水にも同様に、安心できる者たちによる、正しい、内部被爆情報がシステム化されて伝わらなくてはいけないだろう。牛肉の成り行きを見ても、こうなることは、誰でもわかっていたのに、政府は実際にそうなってからわずかに動きだすのみ。わざとやっているのか、、、と疑われてもしかたないレベルである。少なくとも本気になってない。
そして次に民間は、本当に放射能がどうなるとどう体に悪いのかを調べ、研究すること。もしかしたら放射能は体に良い、、、というと、今は袋叩きにされるからいえないとは思うが、もしかしたら、そういう面もあるということは、可能性としては捨ててはいけないと思う。こうした面も含めて、本当のことを民間は真剣に追及し、研究し、放射能の実態と可能性を国民に知らしてほしい。そうすれば、個々での対応、対策が可能になってくる。子を持つ一家は安全な場所に移転するかもしれないが、条件がそろって放射能が体によくなる人は、放射能浴びをする時代になるかもしれないし、まだ、よくわからないという面があることも本当なのだと思う。それによって、東京の地価が壊滅することも防げるわけで、絶対に必要なことになる。ただし、でたらめや嘘による安心も不安をあおることがあってはならない。
次に、どうすれば放射能が除去されるか、、この面での情報はかなりすでにあるので、これをどう実行するかの合理的なシステムとプランの作成だろう。あと、この面での新たな情報が常に開示され、国民がすぐに使えるようなサービスをなぜ国はやらないのだろう。
さらに福島県民はじめ、今すぐに救助すべき対象をしっかり把握し、適切な保護を与えることは、法案としてやらなければならないだろうが、この面でのアイデアと実行が急がれる。
とにかく放射能時代に適応した日本を早急に作り上げ、それ自体は不幸でも、結局、そのことによって、日本がまとまり、新たな力と新たな人間愛と善意による一体化が生み出す、多くの奇跡が、必ず、われわれを助け、新たな新天地に運ぶカギとなってくれることを信じる。必ず、そうなるので、安心しましょう。