この国は誰の国?

福島5号炉への注水が停止したとか。5号? なんて聞きなれないことが突然起こるのは、さすがに東電スタイル。注水のためのホースから水が噴き出しているので交換するとかだが、そのために注水をストップするので炉の温度はまた上昇開始となる。うまくいけばいいが、うまくいかずにホースが交換できない、、、しかも前のホースではもう水が送れない、、、と突然言いだすことだってあり得るのが、これまでの東電のやり方。しかし、この後に及んでまだ東電だけに原発処理を任せているとはどういうことなのだろう。国家の非常事態でしょうに、どうにも信頼のない東電に任せるのか、、よく理解できない。汚染水処理についてももっとよいアイデアと技術が国内にあり、しかも圧倒的に安価で対応できることもわかっているのに、東電と政府はおかしなやりかたで汚染処理をして、しかも失敗に次ぐ失敗をしている。
 マスコミは福島で何が起きても一切報道しなくなり、そのため国民はなんだか処理が段々と進んでいる方向に行っていると勝手に思いだす始末。ああ、これが狙いなんだな、、、と、肌寒いものを感じるが、現実はかなり悲劇的に進んでいるのではないだろうか。いずれ来る大破壊に向かって進んでいるのではないか。やっぱりわざとやっているのかな、、、とつい勘繰りたくなるが、まあ、善意を信じましょう。4号炉が倒壊寸前ということだが、これが倒壊して使用済み燃料が入っているプールがひっくり返ると、燃料がごろごろと地上に放置されてしまう。こうなると、もう未知の事態で一体何が起こるか、何が始まるかがわからないらしい。人類未体験ゾーンに突入するらしい。
 まあ、こうした事態の結末はいずれわかると思うが、そのことを通して、さすがに今は平静を装っている国民も、一体、この国は何をしていたのか、、、何だったのか、、、の本当の部分が見えてくる時が来る。それはある意味、今の政府も体制もすべて終えてしまう時だが、そこまで行かないと気づけないのかもしれない。
 一国の総理大臣が、日本人を拉致した容疑者のいる団体に6000万円以上の金を寄付したという。話しが凄すぎてすぐには理解できないが、どこの国の総理大臣なのか。日本は日本人のための国ではないのか。ことここに至ると、国民はやはり生き方を考え直した方がそろそろいいと思う。甘い考えは一切抱かない方がいい。将来、国が私たちを守ってくれるなどということは幻想であり、反対に国に巣食う者は国民財産を根こそぎ奪うためにこれから行動を起こしてくる、、、と考えるのが自然。もうすぐ景気が良くなるとか、ここを我慢しさえすれば、、、などと考えてはダメ。早くUターンすること。早く組織、機構、金、国から離れること。何も日本を飛び出せと言うのではなく、あらゆる組織、機構、金や国は、もう私たちを守るつもりも考えもない、という現実をしっかり認識し、気がついた人から、直線的未来信仰を捨て、自分がしっかり根ざせるものによって、生き方を構築することが大切になる。システムや機構や従来の権威機構、従来の権力機構からできるだけ離れ、それによらない生き方を目指すこと。
 イメージがわかない人も多いと思うので、具体的に言うと、今の仕事がなくなっても生きていける具体策を講じる。それも、その具体策が自然一体型、協力し合う型がよい。協力し合うものがいない場合は、とりあえずひとりでスタートさせ、同様の生き方をする者同士で助け合う形をつくる。キッチン野菜を育てるのもいい、仲間同士でコメ作りを始めるのもいいし、魚も捕れる、山菜も採れる、、、という体験を深めてもいいし、安い中古ミシンを買ってなんでも自分で作れるようにするのもいい。
 なぜこんな戦争中のようなことを言いだすのかというと、原発の事故は多大な債務を作り、そうでなくても苦しかった日本の財政を完全に圧迫し、ちょうどチェルノブイリでダメになったソ連と同様のことが日本でも起こる。その上、莫大な損害請求が外国から寄せられ、政府が瓦解する可能性が高い。信じない人は信じなくてもいいが、それはソ連が崩壊することを信じる人がいなかったのと同様で、現実は予想する人が多いことを起こして行くわけではない。むしろ反対である。
 一般的な出世とか金持ちになるとか、そういう未来像はしばらくの間ストップし、日本人は次のプロセスに入ったと思う。最初は倒壊、、消滅、、崩壊、、、からスタートするが、倒壊するもの、消滅するもの、崩壊するものの中にさえいなければ、どうということもない。ただ、食糧は少なく、生きる危険度は一時的に増すような時代がやがて訪れる。システム化が進んだ国だったのでこれだけはどうしようもない。各自が応用と工夫と協力によってこうした事態を切り抜け、その中から新しいものを、新しい生き方を生みだしていく、そうした時代が訪れる。
 日本にはこれまでにも、過疎地、限界集落と言われる場所が数多くあり、そこではほとんど若者はおらず、老人ばかりが暮らしている。不思議と言っては失礼に当たるが、老人だけでしかし暮らせてこれた。これは凄いことだが、そうした老人たちは、これから日本がどう変化しようが、大差なく暮らしていくだろう。私たちが求める方向も、最初は命の保全なので、こうした過疎、限界地での暮らし向きから学ぶべき内容になる。若者が協力しあって前向きに取り組めば、さらに技術を用い、アイデアを出し合って暮らし向きを再生させれば、あっという間に過疎地はみずみずしい大地となっていく。そうして10年もすれば新しい日本を再生できるはずだ。
 裸一貫からの出直し的なところはあるが、それはこれまでの汚れきったシステムから脱出するための禊と思えば仕方ない。本当に価値あるものは、食物であり、命であり、自然であり、協力しあう仲間であり、愛する異性であった、、、、という当たり前のごくシンプルなところに戻った人生を取り戻すことでしかない。今回の革命はそういうものである。この意識を早く持つこと。そして今の仕事は続けられるうちは続けながら、いざ、いつおかしなことになったとしても、命をつなぎ、食を保ち、協力する仲間、愛する者を失わない生き方の方を残していく。そのための準備期間に入る時期が来た。
 私ももう一度、再生計画を立て、自然一体型の仕事のやり方に根本的に立て直すことにします。今から準備を始め、今年の秋を目指してチェンジを急ぎます。具体的な内容はブログを通して語って行きたいと思います。とにかく大変な時代は楽しくやることがポイントです。

 7月1日のかに座新月の星のローズ水プレミアムがご予約分とは別に8本ほど残っています。ご希望の方へは月曜日から受付開始いたします。

真夏の妖精食事会 7月23日 日比谷公園松本楼

 太陽がしし座に入る日に日比谷公園内にある松本楼という古いレストランで開かれる食事会。妖精食事会ということですが、今回は妖精を呼ぶような儀式はなしで行きます。一応個室をとってありますが、変な宗教のように思われても困るので。真夏のお昼に、いっしょにランチ、と言ってもちゃんとしたコース料理ですよ、をとり、皆様の自己紹介や日ごろ考えていることや、これからの生き方など、話しあえたらいいなと、思っています。最大15名ほどで定員になります。夢の愛ショップにてご予約お願いします。会費は10000円です。