団塊世代他　個性人種

団塊の世代は他世代からどうも嫌われがちだが、元気はいい。若いころは学園紛争の時代で、彼らはこのままでは、中央により国民の自由がなくなっていく未来を予知してデモを行ったが、今の社会は確かに危惧した通りとなった。原発にも一貫して反対してきた。彼らが反対してきたことは、そのほとんどが危惧とは違い、本当にそうなってしまった。団塊以降の世代は、団塊のやり方が激し過ぎたため、マスコミを通して、また教育現場を通して否定されてきた。あの学園紛争の悪夢を二度と繰り返ささない、、、というのが、学校や文部省の主題の考えとなった。そしてきめ細かな方策を考えて実行した。その結果、若い人たちは、何か自分の考えを主張すること自体があたかも問題があるように思わされてしまった。そして中央は自由勝手が行えるようになり、現代の問題構造を築いた。団塊世代は確かにおかしな人が多いが、自分を正直に出すことの一面の悪であって、それにより守っているものもある。彼らは迷惑と言われながら、今の時代を今なを支えてくれている多くの基礎をつくった。今の社会はその基盤に乗っている部分が多い。うるさいだけでなく、本当に作ってきたものが多い。波だてることなく、ただ維持を図ってきただけではない。自分の保身を考えているだけでは、新しいものはつくれない。中央はそうしたものをさげすみ、個性あるものをさげすむムードをマスコミとともに醸造して、時代や国家の主導権を奪い、次には国民の収奪に成功した。しかしそこには本当の実力などなく、多くがみせかけであり、いざとなると何の力を発揮することもできない。こうした体質は、誇り高いインディアンを皆殺しにし、オーストラリア原住民を皆殺しにして土地を奪い、心やさしいハワイ原住民をだました体質と共通するものへつながっている。個性ある者のいわれなき苦しみや憤りは、こうしたものが抑圧するところからきているのだ。教育現場で、本当に子どものことを考え、実行しようとする教師は必ず追い出され、さげすまれた。会社で同僚の幸福や会社の本当の利益を考えるものは、そのほとんどが邪魔者扱いされた。現状維持だけの足のひっぱりあいがどこでも起きるだけで、こうして社会は弱体化した。そしてこのざまとなった。こうした時代となった以上、各自は各自の個として生き延びる以外に道はなくなる。そして個性ある者、損失を恐れない者、やさしい者を、早く取り立てるべきである。それまで混乱とさらなる悲劇は続く。それは仕方ないことである。

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