内閣不信任案否決
昨晩の情勢では内閣不信任案は可決する勢いだった。裏切りなのか深い読みがあってのものかはわからないが、鳩山の豹変が決定的だった。自分が育てた民主党を壊したくない、、という思いなのかどうなのかはわからない。鳩山を個人的には買っていた面があるので残念。しかし展開はあまりに急だった。まず、亀井が退陣を要求する、、それを受けて鳩山が態度を豹変、、、すると小沢も仕方ない、、、という流れ。その間には震度5強の地震があったりと。言えることだけは、この国はまたしても変わらない、、、、という国民の期待を裏切る形で終えた面が大きい。確かにそうなのだろう。しかし、これで菅は、もう解散はしない、国会延長はせざるを得ない、という決して残った菅にしてみても楽な展開にはならない。しかし国会や政治を見ていると、もう男の論理では何もすすめられない、、という思いを強くした。男はダメですね。すでに持っているものに執着し、新たなものをつくれない、そういう体質がある。女は子供を生むことがあるためか、未来に対する責任や関心が自然に身についていく。子供や将来を守るための政治は今、この国では行われていない。残念なことだ。命を守れない政権や体制がどうなっていくものか、見ていくことにしよう。昨日も言ったが、もう誰かがこの国を変えてくれるというような幻想は抱かないことだ。自分が変わって行くしかない。自分が新たな未来を築いていくしかない。このことだけははっきりしたと思う。あと、どの政権になっても、もう福島を納めることはできない、、、ということもはっきりした。すでに最悪の事態が起こっているわけで、今さら誰になってもこの事態は納められない、、、ということも今回の不信任案可決でわかった。ただ、私はさらにこの悲劇を拡大させることが現政権の本当の仕事ではないか、と疑いを抱いていたので、やはり、何があってもとりあえず、菅を下ろしたかった。それはこれまで我慢の限界を超えてきた被災民の願いであることを知っているためでもある。被災民の多くは、なぜ食糧が来ないのか、、なぜ毛布が配られないのか、、なぜこんなにひどい扱いなのか、、、という本当の理由を人間的直観力によって確信している。この国は、国を売り、国民を売っている、、、との確信である。そうでなければ、このような対応はありえない、、、という確信である。しかし、思わない方向に物事は動くという面もある。今回の否決によって救われた菅という流れだが、これからが本当に菅が苦しむことになる。詰め将棋の最終段階の中でとりあえずは逃げ回ったものの、最後の落城はみじめなはず。今の流れは、とにかく一度この日本を壊す、、、その後に出てくるものに、神は思いを寄せ、、、その後の完全支配に悪は思いを寄せる。しかし神も悪も求める流れは一度、壊して立て直すことにある。その意味で目的は一致しており、神も悪魔も使う人は同じとある。菅はまさに神からも悪魔からも使われているので奇跡的に長持ちする大事なお役になっている。そういう意味では菅さん頑張れ、ということになるのだろう。もっともっと悪くするまでとにかく頑張れ、、、ということであるのだろうが、凡人の私には受け入れがたい不快さである。それをわかって鳩山は豹変したのだとしたら凄い人物だが、どうも私の買いかぶりだったのかも。まあ、これからの流れがこれでどうなるか。日本はますます大変になっていくことだけは確かだと思う。次の展開はおそらく金融異変ではないか。政治的に最悪の状況はこれでできたわけだから、心おきなく次の事件を起こせる。日本をゆさぶる次の展開を起こせる。おそらく金融異変ではないか。それもそんなに先のことではないだろう。今度こそ、前国民が被害をこうむる。そして次は食糧難か、、、と、次々イベントがあるでしょう。私は信念として、もう人類は悲しみを通さずに次の時代を迎える時に来ている、、、という考えであり、今でもその信念は変わっていない。もう悲劇を通さずとも新たな時代をつくっていくやり方がきっとある。それには、全方位的利益を構造的に作れなければいけない。その意味では、不信任案否決はやむないのだろうが、古い人情体質が面白くないものを感じている私は、まだまだ古い人間なのだと言うことはわかる。悪人も善人もへんな人も全部つかって、全部が面白く、全員が幸福に感じる、、、そういうやり方がきっとある。その際に、へんな人は人の上に立ちたがるだろうから、上に立たせ、まともな人が補佐し、力ある悪人が行動力を発揮し、力ない善人が祈りの力で支える、、、そんな感じだが、まだまだでしょうね、、、そういう時代は。なので、自分の周囲で多少なりともそうした世界をつくって行く楽しさを実践する。まずは自分の中にある色々な感情や価値観をまとめ、全的統一を自分としていく。良い面の自分だけを自分と思わず、厭な面の自分だけをことさら嫌わず、、、統一した中で輝いてくるものに従う、、、まだまだ先は長いということを今回の否決騒ぎで感じた。まあ、ゆっくりいきましょう。