カダフィの息子
カダフィの次男だかが最後の一発が尽きるまで民衆を弾圧すると語る。馬鹿丸出しである。ただ弾が尽きるまで、と無意識に言うあたり、もう後がないことも感じているのかもしれない。さりとて父の七光り以外の生き方もわからない。なんだか日本の二世議員に似ていたりもする。今、世界で起きていることは、大きな本質的な動き。裏に支配者の思惑があることもわかるが、流れはそうした思惑をも超え始めている。エジプトもスレーマン副大統領などで収まるわけがなく、とりあえず軍部が支配中。そのうち、民衆と軍隊がぶつかるかもしれない。そうなると、さらに民衆は物事の本質を理解するようになる。この世がどうなっていたのか、、、ということ。これまで、おいらたちはどう扱われていたのか、、、ということなどを、はっきり知ることになる。日本はかなり遅れているが、それもいずれはっきりしてくる。ここまでひどい政治が行われているのを見ると、どんな人でも気付き出す。政権の中に、北朝鮮に行って飛行機ジャックをした犯人と記念写真を撮っていた、、、なんて話しも出始める。それが本当だったらもう終わりじゃないか。この政権は一体何なのだ、、、と、国会で追及を受けているわけだ。週刊誌が言ってるのではない。国政の場で不審が語られるようになっている。民主党からは16人の離反者が出たと執行部は問題視するが、何が問題なのかわからない。政権をとったのは、鳩山と小沢の連合だったのに、途中からその二人を追い出して、ちゃっかり政権を乗っ取った現政権に、国民はまだイエスを出していない、、、まして、国民が選んだ民主党がその時点で出したマニフェストを今の政権は無視しようとしている、、そんな権利が今の政権にない、と言っているだけで、至極当然のことではないか。16人は命すら狙われているぐらいのことをもう言ってしまった方がいいと思う。そうでなければ言う必要はないが。嘘はいけないので。しかし本当にそう感じたらそういうべき。現政権は最近になってしきりに国民のため、、、と言い出した。本当に気持ちが悪いと思う。国民から離れたから批判されているのであって、言葉の上だけで国民のためと言っている。言葉の印象だけでどうにかマスコミの力を借りてごまかしたいと思っている。しかし民意はもうそんなにバカではない。現政権が結局はアメリカに貢ぎ、そのために法制を変えたがり、税金をアップさせたいのも、国民のためではなく、アメリカに貢ぐためにそうせざるを得ない、という判断だということを見抜いてしまっている。そういえば、なんだか日本人が色々な国際的なショーをとっているが、言うことをきいているご褒美のようにすら思えてしまう。そんなことはないのだろうが、まあ、どこまでも腐っているだろうからわからない。カダフィのバカ息子と似たり寄ったりとも言える。
私は運命の研究家であるので、不思議な流れのようなものを見ることがある。ある時点に至ると、物事を動かす力学が逆転することがある。その逆転には合理的な説明は不可能なケースが多い。そこには歴代の人々の、ことに多く死んでいった者たちの思念や怨念や希望や期待が、ある一点にまとまって何かを動かすことがある。たとえば、菅原道真公は藤原の讒言にあって失脚し、おそらく毒殺されたかしたのだと思う。この世的には道真は負けたわけだが、その後、道真の怨霊は、讒言にかかわったすべての人間を殺し、朝廷にも不吉な火災や人災をもたらす。そして道真の怨霊を恐れた朝廷は彼を従一位にまで昇格させ、神に祭りあげてやっとその怨念から救われる。道真は死んだのちは無敵となった。これが正道の力でもある。だいたいはこの世では邪道が勝つ。しかしある点からそれが逆転し、正道の力が、正道故に葬り去られた霊的総体と合体して作用し始める。今回の中東でのドミノ現象にもこうした気配を感じる。そしてそれは日本もまったく同様である。世界的に時代が変化するのである。旧世界での無念な思いの者がこちら側に立つことがある。だから16人も堂々としていればいい。恨みを残して、無念な思いを秘めて死んでいった国会議員は多いぞ。それらに背中を押してもらえばいい。日本国民を裏切り、自分らの保身のために、外国と通じた者によって、無念にもその生涯を終わらせられた国会議員は誰に見方するか。まあ、安心して見ていればいい。誰がカダフィの息子を支持するか。金で雇われた者しかいない。権力に恐れをなしている者しかいまい。こんな簡単な構図が、今では誰の目にもはっきり見える。さぞかし、孤独の中で、裏切られ、消えていった幾多の霊がいたことか。そうした霊魂はここに来て結集を始めている。だから、必死にしがみつく者の方がなんだか、お化けのように見えてくる。彼らはもう囲まれているから
だ。
世界でまず、民族の対立が起きた。しかし、それは本当だったろうか。どの民族にも、正しき人と悪しき人がいた、ということではないか。そして悪しき人同士が手を結び、正しき人からすべてを奪ったのだ。
世界で次に、宗教の対立が起きた。しかし、それは本当だったろうか。どの宗教にも、正しき人と悪しき人がいた、ということではないか。そして悪しき人同士が手を結び、正しき人からすべてを奪ったのだ。
世界で次に、階級の対立が起きた。しかし、それは本当だったろうか。資本家にも、底辺の者にも、正しき人と悪しき人がいた、ということではないか。そして悪しき人同士が手を結び、正しき人から奪ったのだ。
世界で次に、資本主義と共産主義が起きて核戦争一歩手前まで行った。しかし、それは本当だっただろうか。資本主義の中にも、共産主義の中にも、正しき人と悪しき人がいた、ということではないか。そして悪しき人同士が手を結び、正しき人から奪ったのだ。
やがて、騙されて死んでいった幾多の人々は、霊となってそのことを知る。そしてこの世に新たな流れができたとき、そうした無数の霊は結集を開始し、民衆を後押しし、そして時代は変わっていくのである。中東の民も、苦しんでいる世界各地の民も、巧妙につかわれてきた日本人も、先頭に立って自己表明した16人も、だからひるむことはない。