木星牡羊座イン
明日、23日になると木星はおひつじ座へ。このところ、土星に痛めつけられていたおひつじ座にとって、木星の入座は気分的にかなり楽になるかも。太陽おひつじ座の人は、とくにそうでしょう。私も月がおひつじ座なので、心理的に厳しい時代がけっこう続いた気がする。しかし考えてみると、10年ほど前のグランドクロスは不動星座で起こり、その時も私の太陽はもろに影響を受けたし、さらにその前は、プログレスという進行している太陽が土星と衝になるなど、なんだかもう20年近く厳しい星の配置の連続だ。では、星の配置が良かったころはいつだったか、、、気になるので思い出してみると、20代後半なのだった。しかし実際には、そのころは私は人生の危機の真っただ中にいたはず。こう言うと、なんだか、星の運行なんて当てにならないな、、と思う人もいるだろうが、これはよくあることだ。吉凶はその時にはわからないものだし、星との付き合い方を覚えると、悪い天体状況の時でも、かえってチャンスにしたり、成果を上げることができる。星と人間の運命は強制的も絶対的でもない。簡単に言うと、星を扱えるようになると、悪い時でもよくなってしまうケースが増えてくる。人生の達人というか、星の達人になると、ヨットと同じで、どこから風が吹いて来ても船を前進させられるようになる。言い風も悪い風もない。ただ風が吹かないとこれはどうにもならない。変化なし、、、というのが、人間にとって、もっとも苦痛ということになる。世の中に善人しかいないと、実は変化が少なくなる。予想外のことが起きないためだ。強引だったり無茶苦茶だったりするものがあるので、変化が起きるわけで、悪人のおかげでこの世は変化していくことが多い。すべてが悪になった場合は動きが止まってしまうだろうが、それは善人だけだとしても同様。悪あり善ありの、それぞれがお役にたっている。星のシビアな運行には、悪同様の現実に働きかける力があるので、やり方さえわかれば成果が大きくなるわけだ。
私が好きな星の配置は、運行中の土星が出生図の海王星を刺激することだ。油断はできないものだが、夢に消えてしまう星、海王星の力を現実におろせるかもしれない、大きな意味がある。通常、海王星は夢の星であり、海王星が示す事柄が現実に起こることは少ない。だいたいは夢に消える。夢中になればなるほど、海王星は冷たい現実を熱狂ののちに作りだす。その海王星が時折、そう、千回に一回程度、現実に着地し、大きな物事をもたらすことがある。それには土星が必要なのだ。昔、この世界の先駆者である門馬先生は、土星と海王星のアスペクトを指して、至福の時、とおっしゃった。私もその通りだと思う。海王星が現実になることは、間違いのない至福であろう。天王星のプレゼントも大きいが、至福とはやや異なる。海王星がもたらす現実は本当の理想の実現である。誰にでも幸福な光景、、、思い出してみるとどうにもならない幸福感がわき起こる、そうした思いでの光景がありはしないだろうか。その光景を宝物として心の中にしまい、つらい日々を生きて行っている人も大勢いると思う。子供のころ、家族で一緒にお弁当を食べた、その時の光景かもしれないし、、、何気ない、一瞬の幸せな日常の光景であることが多いだろう。至福とは、その人の人生を支えるものであるだろうから、こうした日常の光景と関係している。心にあるたった一枚の絵、、、たった一枚の光景が、私たちを生かしてもいる。人間とは本当にいじらしいものなのだ。そこらへんに人間としての共通のものを意識できたら、つまらぬことに目くじらを立てることも、怒ることも少なくなるのだろうか。私はどちらかというと短気だから、大切な絵のことをつい忘れてしまうのだろう。みなさんはどうでしょう。あなたの心にある、至福を感じる光景は、、お話ししてもらいたいと思う。
木星おひつじ座イングレスソープは締め切りました。たくさんのご予約ありがとうございました。23日に作成します。みそぎ体制に入ったためか、ブログの内容もなんだかいつもの感じと違ってしまいました。