春のような一日
山奥の私のところにもついに光回線がやってくる。来年の話しだが、ありがたいことです。列島光化に本当に意味があるのかどうかは疑わしいけど、私のように助かる人もいるはず。費用対効果ではおそらく大赤字だと思うので、光を使った運用や新規ビジネスを行政がもう少し積極的にやりさえすれば、単なる箱ものにならずに済む。これまで無茶苦茶に作り続けた箱ものも、それをどう利用するかのアイデアがいま大事。私は文化的なことを置いてないと思っている。まずもっとも大事なのは、その地方、地域に伝わる、あらゆる伝統文化、伝統芸能の掘り起こしだ。伝統文化、芸能を伝える人、物、場所などを、名誉市民や名誉町民級の扱いにしてあげて、箱もののメイン的存在にする。その上で、それを次に伝える会や運動を起こす。文化文化と言っても、結局はその地方、地域にあるものを大切にし、保存し、発展させる、、、という営みがなくて、文化の意味はない。日本全国で失われつつある、そういうものが、今、一番重要なのだ。伝統芸能の保持者が、町や村の重要な存在だと気づけば、地域は息づいてくるし、何より価値観が変わり、自分らの町や村に誇りが持てるようになる。それをぬかして、地域の活性化はなく、これなくして何をやっても一時的なものしかできず、おそらく徒労に終わるだろう。文化の時代とは、まず最初は、地域、地方の特殊でそこにしかないものを、大切にしていくために、箱ものを使う、、、ということになる。本当に宝の持ち腐れで日本はここまでやってきて、日本人の魂もひどい状態になってしまった。復活はこれ以外にないと、極論だと思われるようだが、やってみればわかる。本当に地方が活気づいてくる。百姓が守ってきた地方の能や歌舞伎など、月一回くらいで見て回れたら、こんなに面白い生き方はないと、私などは感じるが。
関係ないですが、本日は春のような一日。12月だとういうのに。
12月10日の公演、「こもよみこもち」のチケット前売りですが、4日の明日をもって締め切らせていただきます。ありがとうございました。