沖縄地検は何考えてるのか
中国の船長が釈放された。これで中国の言い分が正しいとされてしまう。日中を裂く策略はすべて用心した方がいいというのは私の考えだが、しかし船長釈放は間違っている。今回の件は、実は中国の出方を試されるところに意義があった。世界は中国がこれからどう出るかに関心を持っていたはずだ。日本は国内法に従って粛々とやっていくのではなかったか。前原の信念とはそんなものなのか。アメリカ一辺倒の前自民党以上のべったり政権だから、アメリカの指示によるものだろうが、あまりに無残。安保の解釈で揺れ動いたことで、釈放に踏み切ったのだろう。なんてことはない、前原と現政権は何の考えなどないことがこれでわかってしまう。これから覇権を目指す中国がどう出てくるか、、、中国の世界に対する踏み絵として非常に面白い構図だった。
あなたが大金持ちだったり、大きな権力を持つ人だった場合で考えてみればわかる。あなたの財産をこれからどこの国に置くか。アメリカか、中国か。ここで日本が筋を通せば、中国がどう出るか、その本質がわかったという面白い場面を、日本がみずから回避した。おそらく中国はけっこう強硬に出てくることだろう。というか、日本が中国の言い分をのみ、中国が正しいですよ、、、という行動に出たことで、かえってそれがしやすくなる。中国の侵略性を正当化することに加担した前原と現政権は今後ひどい逆風に見舞われるだろう。当然のことだ。ここで粛々と踏ん張れば、中国の本性を世界に示せたし、その上で日本が大逆転のリーダーシップを取ることさえできた。本当に残念である。これで中国は動きやすくなったが、だが、やってみればわかる。その時には上海とニューヨークは暴落するぞ。それは決して日本のせいではないぞ。アメリカも中国もいずれ日本に頭を下げざるを得なくなるだろう。本当に不思議な展開になりつつある。それまでは負けて負けて負けて行こう。ただ今回は残念だ。菅と前原は逆利用されつつも、それは日本のためになる方針だったのだ。粛々と国内法に沿って対処していればよかった。敵もやっとそのことに気付いてあわてて沖縄地検を動かしたのだろう。また地検か、、、。