終戦日

今年もまた終戦の日がやってきます。12日は御巣鷹山の日で、15日が終戦。私の家も8月に亡くなった人がなぜか多く、母は御巣鷹山の前年の8月12日が命日。御巣鷹山は今年で二十七回忌だと思う。区切りの年である。三十三回忌まであと6年だが、あと6年あれば、世間の常識も大きく変わっていることだろう。多くの人がこれまで隠されていた事実を知ることになる。人間は事実と共に生きていくときに初めて力が出る。架空の観念や嘘や偽りと共にあるうちは、一時的にどんなに力を得てもいつかは終わりが来る。事実からしかエネルギーは生じない。近代国家の成立ごろから観念思考の力学が優位に立ってきたが、それもここら辺までだろう。あと、6年というのは結構面白い時間ではないか。2012年がクローズアップされたり、惑星直列が急に騒がれたりしているが、実は私もそうした星を見ることのプロである。星占いのプロから見て、2012年の冬至で世の中が終わる、、、といわれてもよくわからない。マヤ予言など色々と出ているが、どうも決定打には程遠いと思う。1999年の時は、世の中が終わるなどとはおもわなかったが、あの時のグランドクロスが今なを世界の姿を暗示しているのは事実で、私は1999年のグランドクロスは正しく、影響が大きかったと今でも思っている。あのとき以来、もう世界は、軍事でも金融でもオリンポス的王権でも、民意でも、すべてが4すくみ状態となって動けない、という状況は正しく、今なをそれは継続している。4すくみとは、おうし座の金融、しし座のオリンポス的王権の力、さそり座の軍事力、そしてみずがめ座の民意の力、の4つであり、それが4すくみでどれも原理として時代を単独で引っ張ることができない時代に入った。それは正しく1999年だったと思う。しかし今回の2012年にはそれほどのインパクトはない。時代が大きく変わることは確かで、あと6年もあれば今の常識は非常識となり、これまでの嘘偽りは大きくあばかれ、時代を動かす原理は急変していると思うが、なぜそれが2012年の12月なのか、私にはよくわからないし、星の上にはっきり出ている、などとは言えない。また惑星直列も星占い上ではあくまで見かけの天体状況を直列というわけだから、占星学的には今は惑星直列とは異なり、むしろ、T字形という、カーディナルサインにおける3すくみ状態がある。これを最近ではカーディナルクライマックスというが、これも巷ではさわがれているものの、どうも解釈が腑に落ちない。カーディナルでの大惑星のT字形は確かにかなりハードな星の配置であるが、世の中が終わるというようなものとは違う。これは私の解釈によれば、時代の危機をこれまで公表されてこなかった幾多の人類に寄与する発明、発見、見解、解釈などが、一部のところから解放されて生かされることで、時代が急変する意味がもっとも大きいと思う。おそらくこれから数年かけて時代はそうした方向に進むと思う。ガンの実態やその治癒方法など、おそらくこれまでの医学とはかけ離れたものだとわかるだろうし、エネルギーというものの意味や扱いに関しても、かなりこれまでの常識と異なるものが出てくるし、素晴らしい発明、発見はオンパレードとなり、人類を明るい未来に導く絵が見えてくると思う。聞くところによると中国では一割の国民が重大な危機を体や精神に抱えているという。一割とはすごい数だと思うが、公害や食害などもう放置できないレベルに達しているだろう。こうした問題を奇跡的に無害化していく技術や発明もあるだろうし、経済に関した考えや方法にも素晴らしいものが出てくると思う。通貨を時間とともに減価させることで、実はすべての人が豊かになる奇跡が起こせるのだが、さらに素晴らしいアイデアが人類に許可される可能性もあるだろう。今、人類が抱えている幾多の問題は深刻ではあるが、それを無害化し、むしろ問題を可能性に変えていってしまう発明、アイデア、発想がこれから出てきて時代も地球も変わっていく。あと6年になぜかこだわるが、そのくらいあれば、これからの人類の方向性がはっきり出てくる、、、ということである。陰謀もあるだろうし、人口削減も本気かもしれないが、大きな時代の流れに人間の細工は勝てない。天の時というものは確かにあると思う。また、本当の意味での一部の人間の細工による支配と、天の時が争うのはまだ100年近く先のことだと私は自分の占星学的見地からは思っている。あと90年ごろ行った2100年ごろに、おそらく、原理的な勢力と多数の生き方やありかたを認める力とがぶつかるのではないだろうか。そこが本当の危機になるのかもしれないが、地球はこれからはユートピアに進まざるを得ない、というのが私の考えだ。危ない武器をあまりに急に振り回しすぎたので、ここは一度納めなくてはならない力学が働くだろう。地球も人類もこれらはよくならない限り、終わってしまうから、よくなる。甘いかしら。