選挙も終えて梅雨明け近し

自民党が復活したような印象を与える今回の選挙だが、得票総数からは自民党は票を減らしているので、自民が伸びたわけではない。伸びたのは唯一、みんなの党だけ。民主凋落と選挙システムによって自民が伸びたように見えただけで、実際にはみんなの党が唯一伸びたというのが今回の結果。マスコミへの登場数と言い、マスコミが作ってくれた好イメージに乗って、みんなの党は急伸した。さあ、これからどうなる、、、かだが、とにかく今一番大事なことは棚上げにされていた郵政法案がどうなるか、この一点だけを見ていくと面白いと思う。この数日の郵便局の宅配の遅れと、支払いシステムの故障といい、まあ、素晴らしいタイミングである。このままの郵便局では不安だ、、、心配だ、、、という印象づくりが必要なのでしょうね。その上で、やっぱり、あれはもう一度考え直しましょうよ、、、という流れが出てくる。国民新党が出した郵政改革法案は一度ひっこめられることでしょう。この数カ月の混乱は実はこのことだけのためだったのではないか。とにかく金が欲しい人にとっては、多少無骨でも流れがおかしくてもなんでもかまわない、、、金が流れなくなる法案だけは何としても通すわけにはいかない、と。日本はとにかく占領国家ですから、亀井なども、最初に自分の命が危ない的な言い分から仕事に就いている。自分がやられたら裏があるからね、、、と先に述べることで保身をはかる、さすが警察上がりだからよく知っているわけだ。しかし、郵便局員の人の票はどこに行ったのかしら。郵便局員はみな亀井を応援していたと思うのだけど、国民新党は一人も選ばれなかった。みんなの党は法案に反対だし、もう、国民の関心にはないということなのでしょうか。でも、大事に大事にためてきた350兆円のお金でしょ、もしかしたらその金は日本人がもう使えず、二度と戻らないところに行ってしまうことが許されるのを黙っていていいとは、あまりに日本人も人がよくなったということなのかしら。しかしまあ、あまりにくだらないので、あきらめることにしましょう。今回の件で、かなり本気でショックを受けている人も多い気がします。これでもう日本はだめだ、、、と、ある程度良識のある人なら本気で思っているかもしれない。しかし、私はそういう人の気持ちが痛いほどわかりながらも、まだ大丈夫だと思います。とにかく日本のやり方は負けて負けて負け続けているうちに勝っていく。目先の利く人、どちらかというとずるい人、表面的にはいい顔をして実際のところい日本人を売り飛ばしている人、、、そんな人が勝って勝って勝って行って、結局はすべてを最後には失っていく、、、、そうした絵がこれから始まっていくと思います。しかし露骨に対立したり、敵対したりしたらこちらが必ずつぶれます。同じ土俵に立ったらだめ。なんでそういうことが言えるのかというと、日本は二発の原爆を投下されて、違った歴史を歩むことになった国民です。日本の平和憲法はアメリカに押し売りされた内容であったとしても、やはり世界に誇るものであり、理想として誇るのではなくて、日本人が本気でそれを信じ、それを信条とし、本気でそう思っている点。具体的に言うと、日本はもう戦争ができない、それを乗り越えた国になった、唯一の奇跡なんです。だからどう画策しても戦争は起こせない。日本は同胞相和すやり方しかもう残されてない。何もアジアだけの話しではない。イスラエルともアラブとも同胞相和せる。アメリカともロシアとも同胞相和せる。分裂をはかって世界の仕組みに取り込もうとする力が日本に押し寄せても、もう一国だけを悪者にして、日本人をひとつにまとめ、戦争に導くことはできない。そうした歴史はもう日本では終えている。なので、私は、民主党もみんなの党も自民党も、よいことなら一緒にやればいいと思う。悪いことはやらなければいい。悪いことをしてもいいが、これまでと異なってすぐにわかることになる。鳩山を下したのだから、鳩山以上を期待してのことだろうから、理想にそぐわなければ、そこに嘘があれば、すぐにかどうかはわからないが、もう日本人はそれを受け入れなくなる。みんなの党も素晴らしいが、もしそこに嘘があり、おかしなものが見えてきたら、日本人はすぐにわかってしまう。今回の選挙結果に失意を感じているひとには、そんな甘いものとは違うよ、と言われそうだが。世界で言われる平和は、ほとんどがインチキだった。しかし日本が言う平和には嘘がない。日本を飲み込み、すべてを仕切ったつもりの勢力も、飲み込んだはずの日本によって苦しくなってくる。よいことは超党派で協力してやっていけばいい。そこに偽りが入ると、すぐにだまされもするが、また、だんだんとわかってきて、そうした勢力は排除されていく。だから私は今、すべての党に期待している。国民新党が出した郵政改革法案は間違いなく廃案かもしくは修正されて意味をなくすだろうが、その結果は、国民も一年程度のタイムラグで理解するようになる。そして何がおかしかったのかを理解するようになる。さらに、戦争がなぜ起こるのかも理解するようになる。そして誰が、どの勢力が戦争を起こしたがっているかも理解するようになる。二発の原爆の威力が出てくるのはこれからなのだ。戦争を捨てた日本人の力は、無数の英霊の導きによってこれから出てくる。人類に敵も味方もあるわけがない。人類に優れている種族も劣っている種族もあるわけがない。争わせようとするものはすべてインチキである。お互いを憎ませようとするものはすべてインチキである。小さな罪をあげつらい、あたかも自分が正道であるかのようにするものは、すべてインチキである。特権階級の幻想は神経症であり、恋愛を成就しえなかったコンプレックスである。