バラバをとった民衆
ポンテオピラトは民衆に向かって言った。このナザレの男がどんな悪いことをしたというのか、、、すると民衆はさらに大声をあげて、バラバを、、、と叫んだ。ピラトは皆の前で手を洗い、私はこの件には責任はないぞ、、、とさじを投げた。
鳩山が退陣した。内閣支持率の低下から民衆が鳩山を下ろしたと言える。それならば仕方はないが、ならば覚悟はしてもらいたい。郵政改革法案はこれでどうなるかわからない。あなた方の300兆円の最後の最後の最後の虎の子であり、もしかしたら日本を再生できるかもしらなかったはずの最後の金が、これでアメリカに行く。それに抵抗し、廃案にするために、マスコミから悪く言われ続けながらも、なんとか法案を通そうとした鳩山を下ろしたのだから、あなたがたのお金はもう戻らない。そのことは覚悟してもらおう。そして厳しい環境の中で子育てに苦労している方々も、残念ながら覚悟した方がいいだろう。強い者に渡ってばかりいた金を、真っ先に苦しい人に配ろうとした政策がやっとスタートしたばかりに、そうした律法を作った人を下ろした。辺野古の基地に一体何があるのか。もしもそこに核関係のものがあったりしたら、これは誰が首相をやったところで辺野古以外に決まりようがない。アメリカと戦争する以外には。そしてアメリカが出したグアム移転に伴う拠出金から見ると、アメリカはかなり多くの部分を日本から移転していく。その予算がはっきりと出ている。これは鳩山あってのことだったろう。彼は始め出したのだ。これまで誰もできなかったことを。しかしそれが面白くないというので、みなさんは鳩山を下ろしたのだから、これからもアメリカとは仲良くしてもらおう。そして骨の髄までしゃぶられる政権を選ぶのがいいと思う。
鳩山は秀逸であったが、短命政権に終わった時の首相のほとんどは、実は日本を守ろうとして消されていった。最近のどうにもならないように見える、安部も、福田も、麻生も、彼らは自民党ではあったが、よもや、そこまでは国民を裏切れない、、、ということで辞めさせられたに決まっている。反対に日本を食い物にし、国民を人身御供に差し出した、岸、佐藤、そして小泉は長期政権を作れた。当たり前だろ、日本はアメリカに無条件降伏しているのだ、アメリカは日本を奴隷国家としてしか、いざとなったら考えはしない。そのアメリカに初めて、真正面からぶつかり、アメリカ追づいをやめさせようとしたのが、鳩山だった。もっと、論点をそこに最初から明確に持って行ってほしかったが、やめる際に、やっぱり彼ははっきりとそのことを言ったね。彼が考えていたことは、日本のアメリカからの本当の独立だったんだよ。でも、それがいやだと民衆が言うのだから仕方ないね。日本からいざとなったら食糧がなくなる政策、金がとられる政策、金もない、やがて食糧もない、、そういう状況に追いやられても、きっと気付かないのかもしれないが、まあ、これで日本の運命は結構決まったよ。田中真紀子が仇をとってくれる可能性は多少はあるかもしれないが、まあ、それにしても大混乱が始まる。それもいいかもしれないが、郵貯改革法案はこれでおそらくご和算。みなさんの寅の子はこれで確実になくなります。アメリカ国債購入にとられます。日本の貧乏は確定するから、かえって色々な無から有を生み出す奇跡は出やすくなる面はある。鳩山もそこに祖国の可能性をかけていることだろう。おい、鳩山、いいのか、北のミサイルを真っ先に日本に飛ばそうか、、、、程度の脅しをおそらく受けたのでしょう。敗戦後に、いや、明治以降の、初めての愛国者を葬り、民衆はバラバをとった。鳩山はいずれ神社に祭られるべき人になろう。