何も信じない

私自身は言われたことはすぐに信じる方だが、それはおかしなことか、そうでないか、それなりに判断できる年齢に達しているからである。おかしいと思ったら、最初から信じることなどしない。その防衛心が発達しているので、逆に言われたことはおかしいものでない限り、大体は信じるようにしている。しかし、年齢が若いとか、経験が足りないとか言う場合、はたして、見たもの、聞いたものを、そのまま信じてよいものだろうか。素直なことは良いが、今の世はイメージ先行、映像先行の、悪く言えばマインドコントロール時代である。マインドコントロールの特徴は自分がまさかコントロールされているなど、わからない点にある。テレビしかみない、新聞しか情報源がない、、、マスメディア主体の情報にしか触れてない人で、そこから得られる情報をおかしいとも思わない人は、確実にマインドコントロールされていると言っても間違いでない。自分の感性、自分の考え、自分の生き方を実行するためには、一度、何も信じない、、、という態度がどうしても必要になる。そんな大げさなことではなく、何かで迷った際にも、一時、すべてのことを信じずに、自分自身の心と対面してみるといい。そこで得たもので行動していけば間違いが少なくなるが、人間は何かを信じてしまって道を間違うようにできている。しかしそれにしてもあまりに常識はずれたことが世の中の常識として通用しているわけで、マインドコントロールが成功していることは間違いない。温暖化や好景気など、嘘じゃないの、、、という気持ちは素直な人なら誰でも感じている。人や大衆をだまして儲ける、、、というやり方でこれまでやられっぱなしで来た人類だが、あまりにおかしなことが続くので、何だかおかしいぞ、、、という感性が多くの人に働き始めている。そしてそれは正しいのだ。世の中は本当におかしなことになっている。体に良いといわれるものがものすごく悪く、ワクチンなどその典型だろうが、もっとすごいのは戦争であり、それは金儲けと支配のための手段に過ぎなかったとなっては、どうしてくれるの、ということである。近代国家なども支配と一部の金儲けのためにつくられたものであることがもうすぐ暴露されよう。その前に使い捨てられる運命の国家がたくさん出てくる。悲惨な話である。国という大義名分を使い、いいように民衆と国民を操り、その働きからも、その貯蓄からも、その体からも、うばい取る。そして国自体を借金漬けにして言うことをきかせ、最後にはつぶしてしまう。そういうやり方が目を覚ませば誰にももう見えてきている。これから国がつぶれ出す時代に入るのだろう。野中がテレビで語ったようだが、秘密経費を懐にいれてきた歴代の流れも明るみに出ようとしている。上には愛国心などありはしない、、、ただしある人もいるが。大体はひどかった。国家予算を自分の懐に入れるとは、道をやはり踏み外している。そしてこうしたことを内緒にしてこれたのは、マスコミが味方していたからである。マスコミは国民を裏切ったことを大きく取り上げない。そして国民を守ろうとする人たちを、悪者にして印象づける。一番悪いのがマスコミと言ってもよいだろう。早く正しい姿勢に戻ってもらいたいものだ。現在揺れ動いているのはわかるが、もっと深く反省し、事実を言うようにしてもらいたい。マスコミの中には、これまで冷や飯を食わされてきたまともな人がまだいるはずだから、そうした人の奮起を求める。もう嘘に加担しても出世などできないぞ。反省したほうが勝ちだ。911のインチキももう隠し通せなくなるときが来るだろうし、銀行のインチキ、金のインチキ、相場のインチキなども暴かれる。これははっきりしてきたら、本当に怒る人が多いと思う。インサイダー相場で中小金持ちの金を収奪していたことがやがてばれる。GSの訴訟などその傾向と言えなくもないが、これは証拠隠滅でのGS解体かもしれず、何ともまだ言えない。お役をはたしたので消えてもらう、、、ということでもあろうが、その流れからでも、実は相場はインサイダーだった、、、ということはわかるわけで、金融の時代はもう終えようとしている。しこたま金融インチキで儲け、そしてその大本を消去し、利益の確定がなされる、ということでもある。さんざんインチキをして儲けたが、利益を一人占めできたので、さあ、これからはインチキなく行きますよ。ということで、面白いことに勝者と敗者の理論は一致している。これからの流れの面白い点は、神も悪魔も同じ方向を目指す点だ。だから争いでは問題の解決はないということになる。神が悪魔を抱き参らせるか、もしくは悪が神を飲みこむかの争いとなる。その方程式が細部にまで行きわたるので、これからは嘘や理屈では何も動かない。実態のある事柄、実力がある者たちの動きと働き。そして正しいことでしか何も動かなくなる。悪は嘘を使いすぎた。悪の嘘とは、理想や夢など甘いものや正義の仮面をかぶっている。それは見事に成功し、すべてのものを奪い取れる寸前にきている。しかし最後の最後では仮面は仮面であり、本当の正義とは違う。しかしまだ正体を公けにするわけにもいかないだろうから、仮面はかぶり続けるしかない。しかし目的は仮の正義であろうが何であろうが、正義となるので、本当の正義と方向は同一化していく。より細やかで嘘がうまくならなければいけなかったので、正しい目標と紙一重にだんだんとなっていったわけだ。本当に面白い流れだと思う。そして、同じ目的なら、仮面と真実の目的とがぶつかれば、これは力を使わない限り真実が勝ってしまう。だからこのごに及んで争おうとする人はその一点だけで、嘘だとばれる。正義の戦いなどない。戦争をあおる人はすべて悪に支配されている。理屈は関係ない。アメリカとも、中国とも、アジアとも、ロシアとも、アラブとも、相手は関係なく、何であれ、脅威論を唱え、争う方向に持っていこうとする人は魂を売っている。こんなわかりやすい時代はこれまでになかった。うまいことを言ったり作って、核のボタンを押させようとする力は間違いなく悪である。戦争を起こさせるようにする力は間違いなく悪である。アメリカ国軍の中にも、善意と悪とがいる。アラブの軍隊の中にも善意と悪がいる。そして悪は争うことを求め、決断しようとしている。先の大戦でも、戦争を起こそうとする一派がマスコミ力によって、善とされたが、それは嘘だったわけだ。今回もまったく同じ。わからない人はせめて何も信じないことだ。そうしないと自分すら守れなくなる。

 母音物語はおかげ様で好調な滑り出しのようです。和歌は和の歌というくらいですから、これからのもっとも重要な働きの代表。和の時代に入っていくわけで、ずるい勢力が最後のあがきをしている混乱がここ数年続くでしょうが、私はもう大戦争が起きたり、世界が強制収容所になっていくようなことは起きないと思う。しかし危ないところだった気はするが、もうないと思う。日本もアメリカの属国になっているが、戦後60年黙ってそうなっていたわけでもないと思う。おそらくはいろいろな反発や動きがあったはずで、結局どれも押さえつけられてしまい、最後には小泉のような日本人を貧しくしてでもアメリカに貢ぐような人を総理にしてしまう構造になったのだと思う。上の人にも、本当の愛国者と国民のことを思う人は前にはいたのだ。森と平野に分化定住する時代を書いた機縁で、親しく会食した折に、国民のことを思って涙した個人的な現場を私は元総理の一人に見たこともある。しかしやはり力争いで負けた面があったこともわかるような気がする。だから、誰が悪いと、責めることも大切かも知れぬが、今は本当の理想と真実を背景にした思いでまとめることが大切だ。日本人にできることは和の気持ち。その場を持ち、和の正当性をはっきり打ち出せばいい。イデオロギーよりも和だという正しい気持ちをはっきり出せばいい。アメリカが恐れたのは実は和だった。GHQは最後の最後まで剣道と和歌を敵性文化として許可しなかった。そこに答えが見える。アメリカの正義を唯一まかせるものは和にある。アメリカの中枢部は憎しみや爆弾よりも和に力があることを本当は知っている。しかも表向き、それに抵抗もできなくなる時代がやってくる。鳩山の個性を私は高く評価するのは、臆面もなく、和が何より大切ですと、普通に言える人かもしれない可能性を感じるからである。