母音物語 明日リリース

兼ねてからお話ししてきました母音物語が明日リリーズ開始。母音物語は当初、マドモアゼル・愛の名前でリリースする予定でしたが、本格的な歌手活動としての位置付けから、別名によるファーストアルバムになりました。マドモアゼル・愛で行ったほうが知名度は格段に上なので本当は有利なのですが、プロデューサーは内容の重大性や今後のことを考えて、目先の数百枚の売り上げよりも目標の大きさを重視されたようです。私もプロデューサーの考えに同意して、別名のアルバムとなりました。
 発売に至るまでは色々と問題もあり、時間もかかりましたが、素晴らしい内容になりました。
 プロデューサーの堀田さん、 ディレクターの佐生さん、また、スタッフの皆様、ありがとうございました。
私は書籍は30冊ほどこれまでに出していますが、歌手としてのアルバムはこれが最初です。それだけに思い入れも強く、とても不思議で良いものができたと思っています。こだわりだらけの試みで、通常のCDなど16000ヘルツでそれ以上の周波数をカットしているわけですが、母音物語では、聞いたこともない、200万ヘルツまでの音が収録されています。音というよりも振動が収録されていることになるわけです。実はこれが大きな点で、私たちはこれまで音を耳で聞いていると思っていたわけですが、そうではなくて、体で体験している部分の方が断然に大きい。
 200万ヘルツの収録に耐えるためには、音自体が通常と異なる発声、音楽になっている必要があるわけで、従来の発声法とは異なる、倍音発声法によって和歌が歌われているという特徴があります。これは何も新しい試みではなく、日本はじめ、世界各国、各地の昔からある発声にはよく見られるものであり、極めて伝統的な古い発声は大体は倍音発声が元にあると思います。それだけで通したのが、モンゴルのホーミーですが、日本でも最も古い歌い方にあたる、祝詞、声明、そして今回の和歌を歌う披講には自然と倍音が観測されるわけです。なぜそうなったのかですが、これは倍音や高周波という耳に聞こえない音の発声には、それを聞くととにかく気持ちがよくなる、、という体感があるためだと思います。母音物語をお聞きになると伝わると思うのですが、たとえば、これをブルーレイなどで再生した場合、豊富な高周波と倍音の発生により、気持ちよくなったり、眠くなるということが起こるでしょう。もちろん人によっては差はあるかもしれませんが、ほとんどの人にはこうした現象が起こると思います。とくに、母音を伸ばす際に発生する音には、倍音と高周波が豊富で、母音主体の日本語の不思議と日本文化は切れない関係があるはずです。
 ともかく、明日リリース開始となり、新しい音を、皆様にお届けできる歴史的瞬間の訪れに感謝する次第です。
母音物語、どうぞあなたの体でご体験されますようお願い申し上げます。 

母音物語の詳細とご購入は下記の母音物語専用のhpにてお願いいたします。4月29日午前0時から受付開始となります。

www.itokazuo.com