ポーランド大統領墜落死
何が起きたかは知らないが、要人が乗っている飛行機が落ちることなどは通常ではありえない。もっともらしく当日は霧が深かった、、、、などと付け加えて報道されるあたり、かえって人為的な力が加わっていることがわかる。これでポーランドはロシア寄りの路線に進むことになるのだろうが、そうなれば民意は逆になる。国際情勢が大きく動きだしている。戦争を起こしたい一派がなりふり構わずいろいろな事件を画策する一方、それに乗ろうとしない動きが強く、これまでのようにはいかなくなっている。本当ならとっくに大きな戦争が起きておかしくなかったが、それに反対する勢力が勝っているのが実情だろう。もうこれまでのことの多くがバレバレになってきているので、どんなに挑発してもどこも乗ってこないし、だまされなくなっている。この150年間に起きたまあすべての戦争と言ってもいいが、それは誰かがわざと起こしたものだったのだろう。そのやり方がもうばれてしまっていて、今では通用しなくなってきている。戦争を起こすのは簡単で、A地域の人間を殺したり残虐なことをする一方で、B地域も同様にする。これをABに関係ない者が何回かやり続ければ、AとBは敵対し、武器などを融通してあげればすぐに戦争が始められる。これを商売でやられるのだからたまったものではない。人間なんて疑心暗鬼をつかれたらすぐに反応してしまう。敵がすぐにわかるようなやり方は、必ずたきつけるものがいるというわけだ。しかし、確かに戦争などを起こして憎悪をかきたて、両方の国や地域を破壊すれば復興需要や武器の購入などでかなり儲かることはわかるが、はたして、本当にそれは儲けになるだろうか。倫理的で言うのではなくて、算術的、経済的に考えても、やっぱりすでに築き上げた富を一度御和算にする以上、人類的には損失であることは間違いない。壊すものがたくさんあるうちは、戦争被害者の損失分を一部の懐に入れ替えることが可能だが、これを続けていくと、奪いつくして何もなくなるので、実は一部の利益にも限界が来るはずで、あまりよいビジネスではなくなっていくと思う。人を争わせて破壊して儲けるよりも、人と人、国と国をつなげ、新たな富を築くほうが安定的に儲けられると思う。ただ欲が深すぎて、目の前の富がつみあがるとそれを奪わなくては不安になる性格があるのだろう、本当は逆なのだが。なので、これまで行われてきた戦争や破壊、あらゆる悲惨さ、富を築かせてから奪い取る羊狩りなどは、その根底に経済理論があるのではなく、神経症的な不安がその動機になっていることがわかる。上位の人の神経症から戦争やあらゆる悲惨を起こされてきたのだからたまったものではない。人は行動によってその動機を高めるので、戦争や悲惨を利用して儲ければ儲けるほど、それをしなければ不安になってくる。それがここまで来てしまった理由なのだろう。では神経症の本当の理由は何か。それは人がよりよく生きようとするために生じるところの、よりよく生きられないかもしれないかもという不安である。ことさら美しくなりたいと思う人にとっては、眼尻のしわは大問題であり、年齢云々で納得することはできなくなる。かと言って加齢からくる眼尻のしわを修復することにも限界がある。そこで理想の化粧品などを追い求めることになるわけで、現代の経済も上の影響を受けて、神経症的不安が消費に結びつく構造をしている。要するに神経症の時代なのだ。神経症は私の専門だが、このメカニズムを理解することが現代のあらゆる問題を解く重要なカギになっていると感じる。