マスコミ離れ
朝起きて、印刷したての匂いが残る新聞に目を通す、、古き良き時代の光景だが、そのころはまだ新聞もテレビも信頼されていた。これから人口は減る、マスメディアにかわってネットで情報が得られる、となると、誰が新聞を買い続けるだろう。急に需要が減るわけでもないとは思うが、マンション暮らしなどでは新聞があると不在がわかってしまうなど、妙に不便な面もある。テレビもかなり大変になってくるのではないだろうか。国民白痴化に手を貸したせいで、内容がない番組が多くなり、広告媒体としても序序に力を失い、費用対効果では決して魅力的ではないものになっている。大スポンサートヨタの惨状もテレビにはだんだんと効いてくるかもしれない。マスコミは上と結託することで力を得てきたが、国民も馬鹿ではなく、だんだんとマスコミが自分らの味方でないことに気付きだした。本当に大事にしなければならなかった民衆をマスコミは大事にせず、特権意識すら持って上とばかりつながろうとしてきた。その結果、マスコミは非常に不愉快なものになってきた。マスコミは高額で有名だが、国家公務員、官僚、銀行、大企業、マスコミ、、、こうした高額所得の連合が有利にいられるために確かに助け合っているように見える。しかしこの連合はすでに民意を失った。上記連合以外の国民は数の上では断然多いが、上記連合以外では、ほとんどが年収500万円以下ではないだろうか。朝青竜が日本のことを社会主義国だと言った。私もそう思う。国で食べている人以外はすべて貧しいのが日本。その現状は社会主義国以上である。マスコミは民意など代表をしておらず、彼らはこれから、反撃を受けると思う。新聞など買いたくない。テレビなどどうでもいい。多くがそう思い始める。自民党が急速に民意を失なった原因に、1万円だか2万円だかのばらまきがあったと思う。ダメ親が子供の面倒などみていないのに、お金だけは渡す、、、というパターンがあるが、それをやると親は子供からもっとも馬鹿にされる。内心で。自民党はそれをやった。金をやるんだから、どうだいいだろう、、、、と。選挙でこれが効くはずだという読みのあまりの低さに、自民党は終わったと思った。結果もそのとおりであった。今度はマスコミの番である。私もなんだか新聞をとる気がしないが、そう思う人は増えているだろう。テレビはつけると思うが、番組を選んで見るだけになっていく。広告効果も落ちて行くはずで、スポンサーも逃げだす。まったく儲からない職種になるのもそう遠くはない。民衆を敵に回す結果である。トヨタの事態を見ても栄枯盛衰は早い。マスコミはこれまでのようには相手にされなくなり、スポンサーの減少は図体の大きな維持を無理とし、解体の憂き目にあうマスコミも多くなるだろう。
しかし品質のトヨタがその品質で問題となっている。勝ったのと同じ理由で何者も滅んでいくのだが、それにしてもである。これからは私は体質が最も重要だという気がする。残れるか残れないか、、救われるかダメになるか、、、その境目が体質によって決まる時代だと思う。マスコミの体質はとても悪い。悪い体質のものは、どんなに大きくてもこれからは弱点を表す。トヨタの体質については、トヨタが強気のときから私は危険であることを言ってきたが、体質がすべてを決めていく。とにかく1円でも多く儲ける、、、、そういう体質は危険なのだ。どの企業も今の上にはこうしたタイプが多いので、悪いがどこも失敗してそのことに気づき、よい体質に生まれ変わるまで、日本の経済も世界の経済も厳しいだろう。よい体質とは、派遣と正社員の給与格差に気味悪いものを感じる感性、そういう面から変更していこうとする態度、要するに人間的な温かさが決定的に未来を決める。損して得とれを笑顔で通せるようになれば儲けもやってくる。