人の悪口ばかり言ってると、、、

人の悪口ばかり言ってると、気がついてみると自分がみんなから嫌われていた、、、そういうケースは多い。今のマスコミがまさにそうである。鳩山政権の不安や悪口ばかりに力を入れているのが見え見えだが、時折話す鳩山の口から出てくる気配や個性に触れると、なんだかマスコミが言うほど悪い人でもなさそうだ、、、という印象を持ってしまう。マスコミの悪態に対して鳩山の誠実さがかえって際だってしまう。復讐心に燃えて勉強を重ねてきて、やっとNHKに入り、お前らとは俺様は違うんだぞ、、というアナウンサーの雰囲気と、最初から両家のおぼっちゃまで、何ひとつ不自由なく学び育ち、外国の大学でドクターを取得し、理想に燃えて政界に入った違いがやはり出てしまう。少なくとも鳩山には、復讐心を感じない。無理に無理を重ねて勉強してきた人、出世を目指してきた人には、おおむね復讐心がある。だから頭の良い人は偉くなると悪いことやずるいことをする。自分らにはそうしてもよいという特権意識があるためだ。官僚の特権意識がどこからきているかというと、それはこうした復讐心にある。鳩山は競争しないで来たお坊ちゃんなので、こうしたものとは無縁である。弟には兄に対する敵対心があるのでこうはいかないが。まあ、そうは言ってもポーズかもしれないし、本当のところはもちろんわからないが、年末にあたり、生活に困っている人向けのメッセージを出すなど、これはよいことである。政治家は正しいことをやっていれば中がどうであろうとかまわない。弱い者から保護し、守り、助ける、それが政治の基本なので、とにかく年を越せない人は来てください、、、の呼びかけは正しいのだ。常にそうあってほしい。私もこれまで数十年にわたって人生相談をしてきているが、相談を聞くと、何を答えることもできず、ただ今助けてあげるしかない、、、というケースがたまにある。もう何日もご飯を食べてない、、、と言われれば、これは食べさせる以外に答えなどないわけで、これは政治も同じだろう。そしてそれができない人は人生相談も政治もやってはいけないのだ。向いてないのだ。マスコミはみんなの味方のように振る舞いながら、本当は自分らの立場だけを守ろうとする姿勢は、見ていて面白くない。つまらなすぎる。働いても働いても食べられないのが今の世なら、これは食べさせてあげ、休ませてあげる場所をつくらなければどうにもならない。マスコミは誰に尻尾を振っているのかは知らないが、まともな人の悪口ばかり言っていると、誰からも信用されなくなる。