先進国の飢え
新しい形の飢えが世界を襲いつつある。途上国が搾取される形での飢えとは別に、冷たい政策の犠牲となった一般民衆が先進国で飢えつつある。アメリカでは正式な発表で7人に一人が飢えている状況。実際にはさらにその倍、おそらく半数ほどの人が飢えているのではないか。恐ろしい話しである。カード決済が効かない状態が急速に進んでいるので、アメリカの飢えはこれからが本番であり、来年には悲惨なことになっているかもしれない。日本も他人事ではない。来年は日本においても飢えが忍び寄ってくるだろう。すでに弱い貧困層からこうした事態は始まっている。政府は重要案件以外はストップさせても、国民のセーフティネットを構築すべき優先順位を間違えてはいけない。思想も派閥も政党も関係なく、日本人を一人も飢えさせない政策を早急に実地すべきなのだ。そのためのアイデア、協力体制、支援体制、を何重にもわたって構築し、すぐに実行する必要がある。以前に言った、国民食堂でもよいし、国民簡易宿の施設などの充実だ。新たに食堂を作る必要も宿泊施設を作る必要もない。国民の余っている家やあいている施設を政府が借入れて宿泊施設をつくればいい。食堂は儲からない食堂に政府が援助を行い、経営する。国民無料食堂である。これによって、寝るところがない、食べるものがない、という日本人をすべて救ってあげる。この整備をまず始めること。優先順位を間違えないように。政策や次世代のビジョンはその次でもいい。人間を助ける、これまでの冷たい政策によって生じた飢えをなくす。その行動を超党派で行うこと。次の時代をどうするというようなことは、こうした行動をした者しか語る資格なし、、のムードを高めることだ。それが政治だろうが。自民でも民主でも共産でもいい、とにかく超党派で貧しい国民を助ける。いま、突然職を失ったら、誰だって、突然の困窮が始まるケースが多いのだ。誰にとっても人事ではない。まだ余裕がある人もいるとは思うが、来年のいまごろには、これは他人事の問題ではないかもしれない。前もって政治は動かなければいけない。内政問題優先でいけば、どこの国も何も文句を言えまい。国民を飢えさせて戦争をまだ拡大しようとしているアメリカの本質はもう世界に見えてしまった。あの国に未来はない。日本も同じ轍を踏んではいけない。日本から飢えをなくすこと。それが政治の最大使命だと深く認識すべき時だ。このことがわかり、このことだけに奔走し、このことだけをしっかり実行して、実際に国民をすくい出すものが、次の時代のリーダーシップになることがなぜわからない。いまこれからのことを偉そうに語っても意味なし。今、困っている人を助ける。それをした者だけが、次の時代を語れる資格があるのだ。政治家はこのことを信じ、どうか邁進してもらいたい。そうしたら、きっと本当の政権がとれるぞ。正しい欲を持ちなさい。正しいことでしか、もう政権の維持はできない時代が来る。早く目覚めることだ。