からころも

星と森披講学習会第二回公演のチケットが発売中です。
今回は「からころも」という、伊勢物語からの演目で、色男である在原業平の恋の物語。男性も真剣に恋に悩み、苦しみ、そして恋に生きることが当たり前だったことが、明治以降なんだか偽物男性性に追いやられてしまった感じでさびしいですが、これはその古き良き時代の話。簡単な芝居に和歌の披講が入った出し物になっています。
 
11月24日  紀尾井小ホール 午後6時会場 6時半開演     前売り4000円 当日4500円

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16000ヘルツ以上の耳に聞こえない周波数と倍音がきっとあなたの心と体をほぐし、癒してくれることでしょう。ぜひ日本最古の文化である披講を体験してみてください。

 関係ないですが、金価格が上昇している。これまでの最高値は1033.9㌦だったが、これをすでに上回ったので、新たな領域に入ったと考えられます。私は金については、ニクソンショック以降、必ず裏があると読んで個人的ではあるが、かなり勉強してきた。勉強といっても資料などどこにもないので、じっとその動向を何十年にわたって見続けてきたといってよいと思う。そして思ったのは、金価格はわざとこれまで抑えられてきたということ。ゴールドローンや中央政府が貸し出すゴールドを銀行が市場で売却し、売り仕掛けを続けていたことなどから、政策的に金価格が抑えられてきたことを知っている。そしてペーパー通貨の時代を作り、それによって銀行は利益を上げてきた。しかしここにきてやっとその動きに変化が出てきたことになるのだが、実はここには大変な金融の問題が絡んでいる。簡単に言うと、銀行はレバレッジをかけてゴールドを売りに売っているため、金価格の上昇は銀行にとってかなり危険である。市場最高値を迎えたということは、売ってもうけているものがいないことを示す。実際には数年先の先物では現在以上の価格が付いていた時期もあるにはあるが、基本的には売りはやられる。そうなると損玉を仕切らざるを得なくなる。要するに踏み上げだ。1050ドルや1100ドルを超えてくると、どうしても踏み上げざるを得ない。これで銀行の息の根が止まる。金はもともと、ペーパーマネーの敵だった。金に信用があるということは、ペーパーマネーが信頼されていないことになるので、銀行はこれをどうしても低価格で抑えたい。そして低価格であれば、鉱山会社から算出する金を前もって売るように勧められる。鉱山会社はこれに乗り、何年も先の算出分まで売ってしまっていた。こうして意図的に金の低価格がつくられた時代が数十年続いたのだ。その構図がくずれはじめた。コモディティとしての金の最高値が1033ドルなら、通貨としてのゴールドはどこまでいくかわからない。今、値がつき始めたゴールドの価格は、コモディティとしてではなく、マネーとして、ツルーマネーとしての価格帯に入ったことを示す。いずれ通貨が再びゴールドとリンクする時代が見えてきた。サブプライムの最終仕上げがこのことであると、私は当初から語っているが、まさにその絵が見えてきている。日本の優秀なアナリストと言われる人ほど、絶対に金などが通貨とリンクすることなどあり得ない、、と、学者と一体となって語ってきたが、やはり学者はあまり利口ではない。これまでのことはわかるが、これからのことはわからない。時代のカギは金にあるというこれからの絵が始まる。と言って、ここまで高くなった金を買ったほうがいいと言っているわけではない。そういうことではなく、時代のカギを金が握っている、という事実そのものを語っているに過ぎない。というのも、どんなに金が復活しても、せいぜい15年。おそらく10年だろう。昨日の日記でも言ったように、そのあとが人間の時代が始まると思うからだ。私たちは、その先を見て、人間力を磨いておくに限る。しかし日本政府としては、こうした時代の流れ、金にまつわる政策を遅ればせながらも打っておかなくてはならないと思う。アメリカから金購入を禁止されていた日本なので、どうしてもこのことはわからないかもしれないが、そろそろだと思うよ。