ご和算のスタート

ご和算に願いましては、、、から始まるソロバンの計算同様、昨日は8月30日であり、まさにご8と3でご和算の日だった。選挙は予想通り民主党の圧勝。自公は大敗北を喫した。民主の比例配分ミスにより、本当ならさらに民主が増え、自公はさらに減らしていた、、はず。小池百合子など、比例配分ミスにより助けられた当選だったのではないだろうか。その点、古賀などは比例を捨てての排水の陣だったのだから、一応最後の最後に武士の片りんを見せた。悪人とは言え、筋の通った悪人ではあった。さて、これからがだ、マスコミの受け取りかたを見てやや気になった。マスコミはまだ自公時代の流れからやはり脱しきってない。こんなに民主が勝ったのを、理由が現在の」選挙制度にあるとしている。民意をまだ馬鹿にしたところがある。まだしばらくは民主はマスコミを敵にまわさなくてはならなくなるだろう。マスコミのバックはアメリカ製だから、民主がアメリカ離れを起こすことでまだまだ混乱が起こり、それをわざと大げさに扱う風潮が出てくると思う。やっぱり民主ではダメだ、、、という作戦だ。だからできるだけ早く、これまでの政権の悪事の情報を公開すべきなのだ。そうでないと民主は自分を守りきれなくなるかもしれない。とはいえ、やはり自民党にはもう一切の力がなくなっていると思う。そのことを彼らはこれから実感してくる。金儲け、権力だけで維持していた団体の末路の解体は早く、もともと実態などない状態だったのだから、実質解体となるのは早いだろう。自公にとって都合の悪い情報が開示されると同時に、自公では私は違う、私はそのことに責任はない、、、と、140人が騒ぎ出すので、あっという間にバラバラになる。民主の分裂を言う人も多いが、自公の分裂の方が早くくる。すべては情報公開にかかっている。しかしそうなると政治家とは別に権力機構の中に不都合が出てきて、なんらかの対抗措置が出てくる危険がある。本当の危険はそこである。世界的に民主主義は限界を迎えている。これまでの民主主義はインチキ民主主義で、人類をだますためのもの。だます必要のないところでは、通常的に暴力があり、抑圧は当たり前、、、という状態だった。だませるうちは民主主義でもいいが、そうでなくなる時点で権力は正体を現してくる。そういうケースがアメリカでもヨーロッパでもそして日本でも起きてくる可能性が高い。まさか日本でクーデターは起こせないと思うが、時代が変化するのは早い。自公を使って権力を維持していた勢力と民主はじかにぶつかることになるわけだ。だからマスコミはまだタカをくくっている。ただおつむが弱いと思うのは、彼らが恐れている権力にはもう力はないのに。マスコミの変貌をこれから見ていけば色々なことが分かってくる。しばらくはまだ悪あがきをすることだろう。民主党は国民を本気で見方につけるためには、情報公開、そして幾重にも張り巡らせられた互助制度の構築。それも国民主体となって作られる互助制度を応援すればいい。これだけを真剣にやるだけでも政権を維持できる。宗教団体があっという間に大きくなるのも、そして毛沢東があの広大な国土をまとめたのも、その根底には互助制度があった。新たな互助制度の創出。老後の安全は金だけで買えることはない。信頼できる友人、仲間との一体感、助け合い、、、が必要なのだ。これまでの政治は、老人を孤独にさせることで老人ホームや老人介護などの金集めとして機能させ、企業と結び付いていた。人間は赤ちゃんから老人まで企業を潤わせる悲しい客でしかなかった。これを根底から覆すのが互助制度である。
 60過ぎた老人は将来助け合う人々と毎週一回は集いあい、そこで仲良くなり、遊び、自分を高める。そういう仲間と将来、もしも動けなくなった際には助け合っていけるとなれば、何も怖くない。数億円もっているよりもずっと安心感が強い。国もそういう助け合いを援助し、理解し、発展させてアイデアや補佐をしてあげる。将来の仕事に悩む人は、若者同士で集えばいい。一人暮らしの人は同様の人と互助制度をつくる、、、母子家庭ほど助け合いが必要な人もいないと思う。まさに互助制度が生きてくる。大事なことは、そうした助け合う人々を心の上でも経済の上でも国が本心から理解してくれて援助を惜しまない、、、という点だ。これを大至急に作成し、形にしていくことだ。4年あれば必ずできる。自民党は厚生年金で安心させようとしたが、おそらくは詐欺的な使い込みにより、その安心を奪い、国民を悲しませた。民主はそんな金とインチキではない、本当の安心を互助制度によってつくればいい。
 そして互助制度が機能し、安心感が国民の間に広く広がれば、人はお金を使いだすし、楽しみ出す。経済も自然に潤ってくる。大企業だけがもうかるシステムでは誰も不安からお金を使うことはなくなる。
 宗教団体がなぜ人の心をとらえるのか、その理由は、互助制度に似た組織力があること。さらに、週に一回、人や仲間が集まり、交友を持てることにある。しかし自分らのところだけが本当だという宗教的な立場があるのでどうしても他者や他の価値観をさげすまなくては自分らの正当性が保てなくなるという劣等感が出来上がる。互助制度にはそれがない。友愛による互助制度がいたるところにできるということは、週に最低でも一回は生きがいに関連した人々との心の交流があるということであり、人はこれによって満たされる。幸福感の醸成に初めて政治が寄与できることになる。
 互助制度の試みは必ずうまくいく。これをやれば国民に安心感と喜びが訪れるので、新しい形で国は発展する。この安心立国は今後世界的にも非常に有意義なものとなる。安心立国政策は高度の戦略で、アメリカはその反対をやった。不和を作り、戦争を起こし、人々に不信をもたらすことがアメリカの安定であった。日本はこれと逆のことをやって立国すること。安心立国である。これにより国民の喜びはもちろん、世界中の金持ちを日本に集めることができる。前にも云ったと思うが、2000億円以上持っている金持ちをたった1万人日本に定住させるだけで日本はずっと食べていける国になる。日本人は日本人であるということだけで生きていくことができる。戦争を起こしてももうもうからないよ。時代は変わったのだ。早く平和と安全と喜びの国、安心立国を作ることがこの国を未来永劫繁栄させる秘訣なのである。民主党はそのことをぜひわかってもらいたい。