静かに下がる相場

ニューヨークでも東京でも株価が静かに下げています。静かにというのは、メディアなどが大げさに騒がないことで、こういうときは本気の下げになるものです。

騒ぎ立てた相場が大きくなることはあまりありません。ブラックマンデーもリーマンショックも大騒ぎとなりましたが、相場自体はその後大きく戻して株価は進展していきました。

日本のバブル崩壊の時は、世界から注目もされず、騒がれもしないまま、無言の中であっという間に下げました。

今回の相場の下落はすでに大きく下げている割に、どこも静かです。騒ぎません。それだけ深刻なのに、なすすべもないからでしょう。

アメリカでは金利の大幅上昇、異様とも思える先進国でのインフレと、これまでに体験したことのない事態が進行しているのですから、株価が下がるのは当然ともいえます。

株価、債券、通貨のどれもがダメというトリプル安。世界的に起きていることに比べて、相場が高止まりしていたこと自体が異様でしたので、ここは行きつくところまで行くのだと思います。なので、関係者はみんな静か。800ドル下げても、800円下げても誰も騒がない、、、、それだけ深刻ということ。見て見ぬふり、、、対応できない、、、見なければ過ぎ去ると思っているような、そんな静けさが漂う市場。オワコンです。

次は不動産となるわけですが、これも中国ではすでに悲惨な状況がスタートしていますが、騒がない。ニューヨークも同じ。ニューヨークの金持ち連中は先を争うように豪邸の売却を急いだとも。もしかしたら日本でも、表に出ている値段と実際の取引値には、大きな開きがすでにある可能性も。

助け手となるものが何も見つからない、追い込まれた状況。ならば売りで儲ければいいのでは、、、と考える人も出てくるわけですが、売りで儲けるためには、今持っているものが売却されたのちでないと意味がない。手持ちの資産が下落していく流れのほうが大きいのが一般的でしょうから、うまくいくわけがない。ヘッジも言うほど簡単ではなく、両建て両損がいいところ。

要するにほとんどの値がついているものが、ダメになっていくのだと思います。実質価値の高いゴールドなどは先行き伸びると思いますが、損失補填で売られる場面がこれから出てくる。お金でお金を生むシステムは限界にきて破綻しはじめているわけです。

ひふみには、金かたきの世来るぞ、、、という内容がありますが、まさにこれからのことでしょう。金の時代が崩れていく、、、金がすべてだと思う人の人生も崩れていく、、、金が人の思いすら支えていたが、それが壊れる。次はどういうものが人を支えるのか、、、

まずは健康の回復、次に仕事や働きのやりがいの回復、次に文化的喜びの共有、そうした社会制度の変革となっていくはずですが、そうした良い展開をどうしても邪魔したい、壊したい、と思う勢力があり、人間を減らし、奴隷化し、地球と人間を乗っ取ることに一生懸命の勢力がある。日本はもちろん後者。なので、私たちは日々苦しい気持ちになっている。

メディアが伝える世界情勢がかなりおかしく、アメリカでもヨーロッパでももう誰もマスクなんかしていない、、、している方がおかしい人と思われるが、そうした情勢を絶対に伝えない。どこまでも私たちを騙して支配するつもりなのでしょう。

ワンワールド優等生の日本。そうした悪夢が壊れた時、日本は最大の貧乏くじをひくことになる。開国させられ、戦争に引きつりこまれ、世界の財布にされ、そして最後に悪者にされる、、、不思議な運命ともいえる日本ですが、お上大好き、お上信奉の日本人の弱さがもたらすことでもあり、仕方ないのかもしれません。

そうした絶望的流れの中で、個々が育つしかないようにも思えます。とにかく騙されないことです。メディアは、真実を伝えるというより、そう思わせたいという内容を流すということを知っておけば、なるほど、、、と世界の真実が逆に見えてくるはずですので、良い子ちゃんをやめないと、すべてを奪われる時代が訪れるかもしれません。いや、すでにそうなっています。