腑に落ちない出来事

安部元首相が亡くなりましたことへは、深く哀悼の意を表したいと思います。今はまだ腑に落ちないことを語る時ではないかもしれませんが、それにしても理解できない様々なことがあります。疑問が風化する前に整理しておきたいと思いました。

出血死にしてはあまり出血したようには見えませんでしたが、首を傷つけていたとのことですが、相当の出血が予想されますが、元首相の服はかなりきれいでした。警備も後ろに誰もいないという空白域がなぜ起きたのか、また、流れ玉が当たったとのことですが、なぜ、元首相の前にいた人たちに被害がなかったのか、すぐに犯人の名前が出て、アジトもわかる手際よさ。救急搬送になぜヘリなど使用したのか。救急車で運べば、数分で行けた病院があったわけで、わざわざ時間をかけて遠い病院に行ったのも不明。一発目の銃声ののち、SPは動かないのも不自然。

だから何かがあるとうがった見方をしているのではなく、様々な疑問点があると、正直な感想を述べているわけです。他にもたくさんありますが、ある医師からは銃撃されて亡くなった現場とは思えません、、、との発言をいただいた。こうした場面によく出てくるアクターもいたとの話しもありますが、調べてみようと思います。

いずれにしても、初めて清和会からこうした悲劇が起きたわけで、一方の経世会はこれまで悲劇続きでしたが、清和会からは珍しい。これで安部氏念願の憲法改正が勢いづくとの見方がありますが、私は逆になると思います。これでもう憲法改正の中心勢力は無くなり、潮が引くようにこの話しは消えていくのではないでしょうか。それは同時に自民党の分裂解体へとすすむ形になると、私は思っています。時代が変わったのです。

安部氏の悲劇と前後して、世界でも様々な出来事が起きていました。イギリスのジョンソン首相の辞任。プーチン氏の「欧米は敗北した」との発言。清和会をリードしていたジャパンハンドラーズであるマイケルグリーン氏の左遷とも思える現況。都知事も小泉進次郎氏も、おそらく危機感を持っていることだと思います。

世界はこれから、かつて日本が体験したバブルの崩壊の現象に直面します。日本のバブルも大きかったですが、世界はその後に日本式バブルのさらに上をいく、桁違いの大きなバブルを積み上げています。これが壊れたら、どうなっていくのか。日本は世界的バブルの恩恵にあずかることはなかった分、まだ安心です。もちろんそれでも大変な影響が出てくることは確実。もうアメリカが日本を指導したり、支配する構図は今回の事件を機に急速になくなるでしょう。

日本に新たに出てきて、民意を得、そして新しい日本を作っていく機運がこれから出てくるはずです。それは政党や政治活動とは多少はもちろんリンクするでしょうが、個々の国民が新たな生き方を模索し、それを実行することによって新しい方向を作ることになるでしょう。まずは、健康、次に平等性と公平性のある収入、会社や企業の健全性、ブラックなどは許されない方向に進むでしょう。

時代変革の境目が一昨日の悲劇と重なるように見えます。