七夕

このところ関東地方はぐずついた天気でしたが、七夕の今夜だけはどうやら晴れ間が出るみたい。天の川をはさんだ二人の星の神様も安堵していることでしょう。
 七夕のお祭りは、学術や習い事の向上を願う日。字が上達しますように、、、とか、文章がうまくなりますように、、、お琴の演奏が上手になりますように、、、など、習い事の上達を願うのに良いのです。なんだ、大したお祭りでないんだな、と思われる人もいるかもしれませんが、そんなことはなく、習い事の上達は人間にしかできないお願いごとですから、とても大切。動物か人間かに分かれる部分のお祭りと言ってもよいでしょう。静岡の新知事となった川勝氏は文化の重要性を心から理解されている人ですから、必ず、新しい生き方につながる試みを静岡で実践するはず。私が昔出した森と平野に、、、の本を読んだ関西の有力人が、これは必ず実現します、、、とわざわざ言いに来てくださったことがあったが、愛先生がこうした試みの形をつくったら、私は政財界の人を連れて応援する、、、と言ってくださったことがある。私はどうも組織だったことが苦手ということもあり、その後、個人的な文化的生き方を模索していくだけだったが、時を同じくして川勝氏は私と非常に近い国の未来像を提案され、その後も観光立国の発案などで国の方向をリードしてきた。政府ブレーンとしてあまり有名ではない氏だが、実は小泉が言った観光立国、阿部が言った美しい日本という考えに、影で大きな影響というか決定的な影響を与えていたと思う。新しい日本の方向を信念を持ってイメージしていたのは、唯一、川勝氏であり、それは密かに、本当に国の政策方向となっている。しかし、小泉はじめ歴代の首相には、川勝氏のいう本当のことはわからなかったと思う。ただ言葉の上での発言だったと思うが、今回、静岡で氏が知事になることで、新たな試みがトライできるのではないだろうか。私は占星術師ということもあって、未来の形はすでにわかっているが、ここにきて、まさか川勝氏が政治の世界に急きょ踊り出ることで、それが形になっていくとは思わなかった。ありがたいことである。うぬぼれになるが、私は自分が書いた、森と平野に分化定住する時代、、、に書かれた未来がいつかはやってくると信じていたが、自分では何の力にもなれず、これを世に知らせるにはどうしたらいいかと常ずね思っていた。川勝氏が出たことで、もうこの件に関しては、私はお役御免で肩の荷が降りたと勝手に思っている。あと、私の考えに同調する経済アナリストの新井信介氏と、以前共著で、新たな方向を語ったことがあるが、川勝氏や新井氏などが協力していくと、凄い変化が起こせるのではないだろうか。私自身はとにかく小さなことが好きなので、個人的にアーティストとして生きていく。とくに声の可能性を追及していきたいと思う。体験の世界、体験の世界へと進むごとに、物質と精神のつなぎ目にある音の世界が広がってくる。