稲の伸び具合

毎年、稲の伸び具合を気にして見ているけど、今年はやや遅い上に葉のふくらみが小さく感じる。株分けが遅れているのかも。全国的に見たわけではないので正確なことはわかりませんが。梨など人工的に受粉したものは実をつけているが、何もしなかった木は実の数があまりに少ないので驚いた。昆虫が少なかったことがよくわかる。今年はやっぱり猛暑というよりもやや低めになるのでは。海外ではすでに猛暑が訪れている地域も多いらしいが、日本ではこれまでのところやや気温が低い傾向。天の異変と地の異変はリンクするのか、オバマが失脚するような話しも伝わってくる。オバマはメキシコでもウイルスに危機一髪だったし、帰国後には大統領飛行機が空軍に追われ、ニューヨークに逃げたり、、、命の危険があったのかも。アメリカ人のために仕事をしすぎてしまったのだとしたら気の毒だ。万が一オバマが失脚するようなことになると、アメリカでは暴動の危機が出てくる。どうせマスコミでは取り上げないのだろうけど。
 早いもので今周で6月が終える。30日は水無月の大祓えがある。気分一新して後半に備える。現代人は日常と非日常の区別が少なくなっているので、疲れが蓄積しやすい。ルーティン疲れで一日が終えてしまい、新しい命の部分が再生しない。イチローなど、胃潰瘍でかなり出遅れて今シーズンスタートしたのに、ものすごい活躍ぶり。心機一転の機会があれば、多少の時間的な不利や不利な状況は克服できる。以前の人は、40-50歳あたりで一度すべてを捨てて、一人になり、旅に出る、山にこもる、などして何かをチェンジし、また社会に戻ってくる、、、というスタイルがあったらしい。するとさらに大活躍できたとか。現代ではそういう余裕などなく、人間はシステムにとらえられ、最後まで無駄なく搾り取られて最後は抜けがらのようにされてしまう。私もこれまで本当に働きづめできたし、余裕があったことなど記憶にない。しかしそれではダメだと思う。今こそ社会のシステム時間から一度、自分の時間に戻す必要がある。仕事が時給的な形になってしまっており、仕事をやめるとすぐに食えなくなる、、、という構造になってしまっているが、その意識から変えていくことだ。実際、自給800円程度の仕事をするのなら、まだ洗濯時間にあてたり、靴の汚れを落としたり、ほころびをなおしたりした方が時給以上に得するような、逆転現象が実は起き出している。企業が最低賃金的な働かせかたを国民の多くに強いてきた結果、なんだ、仕事するよりも家のことをやる方が得する、、、という状況が出ている。自分で野菜などつくれば、時給以上のリターンがある。ずるすぎたシステムはずる過ぎてその存在の価値すらなくしている。このところはマスコミと国が総出で、景気回復などの音頭取りをしているが、本当にうまくいくなら、政治ももっと安定していたはず。月給とりとしての自分ではなく、生活者としての自分を磨いていくべきだろう。高給を取っても、食事はつくれない、洗濯はできない、掃除もダメ、、、、ではこれからの人生は安定しない。一人の人間がリアルに生活に向い、そこがベースにならないと危険だと思う。生活者としての自分を捨て、社会システムに自分を合わせ、そして自分を失ってきたこれまでの生き方は、急速に劣化し出した。