体裁の人、体裁の国家
終わり方には色々な形がある。自然死から玉砕的な最後まで色々だろうが、最後の最後まで体裁だけをつけて本当はわかっていながらも現実を受け入れない、それがいまの日本や世界の方向である。最終的にどうなるかというと、うまくいけば、国家の枠組みが段々と縮小していき、最後には、東京の一部だけ、霞が関だけが、通常に動いているように見えるものの、他の大多数の人々はそれとまったく関係ない生き方となっている。近代国家は先取りの金により、強大な経済と強大な組織を作ってきたが、未来からの先取りができなくなった時点で急激な縮小と解体が運命づけられる。現在の政治家も官僚も、残った道は表面的な体裁のみ維持することだけ。麻生を見ていると本当にそのようだ。本当なら昨日の3法案が可決した時点で解散があってもよいものだったが、未来へのビジョンが何もないので、結局打って出る必要などなく、時間稼ぎしておき、その間に姑息な手段で民主党に不利益な情報リークを作成したり、待っていたりすることだけだろう。しかしそんなことをしてても、先に13中円国債事件が政府絡みだとわかるようなこととなり、一巻のおしまいになる絵も。一見、経済は底を打ち、好転しているように見せているが、これも体裁である。一度、基本的に多くずれした相場は戻るのに20年はかかる。国民財産である年金資金によって膨大な買い支えがされているだけで、次の売りで儲けるために、世界のずるい賢い金持ちたちの売り場を作ってあげているという、あまりに悲惨な話しだろう。おかげで、将来の年金の運命はこれで確定したと思ってよい。郵政の西川があそこまでしつこく地位にとどまるというのは、自分が下りて色々な事実がわかってしまったら国が転覆する、、ということを知っているからだろう。最たるものは、郵貯には本当にいくら残っているのか、、、というあたりのことである。13兆円のアメリカ国債の話しも相変わらずどこも放送しないし、政府もかなり追いつめられているのだろう。それにしても日本はアメリカ国債を密かに売りに出そうとしていたのだろうか。それともスイスに預けて金利取りか。政府にも企業にも金がないからそうしてのかもしれない。13兆円の国債を持つ日本人は政府以外にない。偽物だという話しもあるが、ならば堂々と報道すればいいもの、それができないでいる。密かにアメリカに内緒でスイスで換金したかった、、、日本の上も、もうアメリカを見きった、、、とも考えられる。しかしどうぜアメリカボスの裏切りものが政府内に当然いるだろうから、そのことをリークし、イタリアで捕まえたのだろう。その後、急きょ、日本はアメリカ国債を買い続ける、、、というメッセージを出したくらいだから。ボスに叱られて相変わらずみつがせられる表明を恥も外聞もなくしたことになる。みっともない話しである。鳩山兄がどういう方向性を出し、世界やくざ金融支配から脱却し、戦争などでぼろ儲けしてきた人たちの勢力と、あまり付き合わない、、、という政策を打ち出せば日本の復活の可能性は高くなるが、はたして、どこまで情報開示ができるだろう。戦後かなり長い間の安定があったが、その間にためにためた秘密、偽り、嘘、がたまりにたまっていて、国民が知ったら金輪際国家を信用しなくなるような事態にならないか。北との関係でもとんでもない何があっても国民に教えられないような秘密があるのではないか。拉致被害者家族などは、その具体的な内容なわからないまでも、国と交渉し、話し合っていく中で、この国は、国民のことを考えてない、末恐ろしい何か秘密があるにちがいない、、、という感触をきっと得てしまっているのではないだろうか。アメリカ国民も同様である。一生懸命にアメリカのために戦っていたのに、なぜか後ろから弾丸が飛んでくる、、なぜだ、、、と思いつつ死んでいった兵士などが多くいたのではないか。中国もロシアも同様だろう。原子爆弾の実験で実験材料にされて無残にも殺されていった兵士の数はかなりいるのではないか。兵士がそうなら一般国民など者の数にさえ数えてもらえなかったことだろう。アメリカもビキニ環礁などでかなりの放射能を浴び、その後苦しんでいる兵士も多いはずだ。要するに、近代国家はみな何かが似ている、、、その中心にある残虐性がどこか共通している。これは同じ人が作ったと思えばうなずける。もうそういうことをやめよう、、、誰も得しないぞ、、、という時代に入ったのだから、止めなければならないわけで、この混乱はある意味、上の上の変化でもあり、違った時代を作らねばならないところに来ている。なのに下の意識がまだ縛られたままである。まだお受験などと言い、そういうものが本気で未来を開いていくと思っている。無残である。やさしさ、潤い、交流、和、助けあい、文化、、、こうしたもので次の時代は作られる。そうしたものに心を開いていくことで次の時代は進んでいく。このことを知っている人と知らない人の差がこれから大きくなっていく。関係ないが、13兆円の国債事件にはやはり政府関係者が絡んでいたようで、捕まった人の名前までわかっているが、報道は絶対にしないだろう。凄すぎる話しだ。この大事件を今後も報道しないことで、かえって事実が見えてしまう。マスコミももう馬鹿ばかりやらないで、本気で保身を考えた方がいいのではないか。そろそろ事実を言った方が、事実を報道して国民を味方につけて行ったほうが自分のためではないか。行き馬の目を抜くマスコミなんだから、そこらへんはわかると思う。戦争が負けたあと、急きょすぐに姿勢を変えたマスコミもあったはずで、泥船からの司令を間に受けて生涯を棒に振らないようにしたらどうでしょうか。早く国民の味方になってください。そうした方が自身の身も守れます。