声が大きい人が動かした時代はおしまい
色々な危機が現在あるのは事実だが、私は昨日のブログでも書いたように、こうしたシナリオはもう使えないと思っている。ただ一部の旧勢力の暴発などで使用される場合もあるとは思うが、それがこれからの中心力になっていくことはあり得ない。時代が変わる時は時代の神様に好かれた変化でなければ次の世はつくれまい。黒人も白人も黄色人もすべて間違いを犯してきたこれまでの歴史で、最後に白人が勝った時代がかなりつづいた。そのせいで白人がやった間違えがいま、修正を求められる絵が大きくなっているわけだが、すでにその勝負は100年以上前から続いている。私はこの100年をアメリカと日本の争いの時代だという歴史認識でいる。幕末に武力による制圧を考えた白人勢力は日本においてはじめて実行できなかった。これにより大航海時代のジエンド、植民地主義のジエンドがそこに見られるわけだ。以降、おや、、と思った白人支配層は日本に注目していたが、やりはり急激に力を付けてくる。ついにはロシアまで破ってしまう。その上、白人の植民地を乗っ取り始めると、危機感をつのらせる。無尽蔵の新天地である中国やアジアにおいて、日本の力を中心にまとまったらもう白人の時代は終えてしまう。というわけで日本をなんとか時代の流れから押し戻そうとやっきになったのが実はこの100年の歴史のもっとも真相の軸にあたることなのだ。まさかこの日本にそんな力があるわけない、、、とあなたも私もきっとそう思うだろうが、仕方ない、事実は事実。そんなに力がある国なのだよ。力というよりも時代の神様が乗っていいる国と言ってもいいかもしれない。だから日本がすごい、、なんて思わないでほしいし、またこれまでのようなナンバー1的な国とは異なる。負けて負けて負けて負け続けながら勝っていく日本は、腕力ではない時代の申し子ということなのだ。早く白人が自分のこれまでの非を認めて、日本人も白人も同じようにやはり悪いこともしてきた、、、という同じラインに立ってくれるだけでいいのだ。そう、平等。そうすればおのずと日本的力が実はリーダーになっていく。それを白人は恐れるのだと思うが、そうではなく、その方がお互いに得をする。新しいよい乗り物にはだれでも乗ったほうがいい。
第二次大戦で完膚無きまでにやられた日本、なのにすぐに経済復興、すぐに金融大国、そしてもうすぐ文化立国が次に来るのだが、まだ誰もそのことを信じてない。こうしたルートが最も世界に新たな可能性をもたらすのだが、その日本を戦時下の体制に引き戻し、時代の流れを多少なりとも逆回転させようとする勢力にまだ今の日本は動かされている。しかし友愛というなんだかよくわからないようなリーダーも生まれようとしているわけで、面白い展開にはなっている。私はもう日本が戦争に巻き込まれることはないと思うし、そうあっては時代の神様に顔向けできない。先の大戦で亡くなっていった幾多の人々にそれでは顔向けできない。いましたり顔で防衛の必要性を訴え、それができないとどうにもならない的に言う人もいるが、それは嘘。歴史が戻ることはない。戦争は金儲けでしかなく、ネタはばれている。白人に無残に殺されていった幾多の土着民の魂、太平洋に消えていった幾多の英霊、広島、長崎で殺された多くの一般人の魂が求めるものは、もう戦争であるはずがない。そのことを受けて、その思いを受けてこの日本は再スタートしたはずだ。何をいまさら戦争ムードを高めてまだ自分らだけが儲けようなどと思うのか。それでうまくいく時代だとまだ思っているのだろうか。時代の神様はもう以前とは違うところにいる。白も黒も黄色も和して始まる超利益が目の前にある。そこを誰が具体的に形にしてつかみ取ることができるか。見本を示すことができるか。分けて分けて分けて儲けようとした神はそろそろご退場となり、和して和して和して命と利益を生じる神様のご登場になっている、この歴史観をわからずに時代を語るのはむなしいと思うのだが。