太平洋にドボン
本日打ち上げられたテポドンはどうやら失敗だったようだ。成功も怖いが失敗も怖い。春は食糧が底をつく時期で北朝鮮はぎりぎりの選択でのテポドン打ち上げだったと思える。それが失敗してアメリカを協議のテーブルにつけさせることに失敗したとなると、国内が分裂する可能性がある。昨日のテポドン発射延期にもそうした臭いがあった気がする。軍部は力が分散崩壊する前に何らかの行動に出ようとするだろうが、アメリカは北とつるんでいる部分よりも、アメリカ解体を画策する勢力の方がすでに主導権を握っているので何とか抑えるだろう。となれば北を使った日本と半島との対立の構図は今のところなくなる。それもギリギリのところでそうなったのだろう。しかしこのまま何事もなく時間がたてば、北は持ちこたえられなくなる可能性もあり、そこを中国が巨視淡々と狙う、、という極東情勢か。良い悪いは別として、ダイナミックに国際情勢は動きだした。日本は最後まで控えめすぎるほど内向きにおとなしくしているに限る。そして次の時代の科学技術の発展に精を出し、海水の淡水化、水の電気分解による水素利用、電池の性能アップ、常温核融合の完成とその利用、健康医学、完全で安価にできる防衛網のアイデアと技術とその確立、森林十字軍の創設により、森林と海の復活、食糧自給、日本人にあった学校制度の改革と実行、、、そんなことをしっかりやっているに限る。10年もしたら日本は素晴らしいユートピアとなっているに違いない。もしかしたら円が世界の基軸通貨になることさえあるかもしれない。中国は次は自分の出番とほぼ確信的に思っているだろうが、そうはならないと思う。上記の技術や方策をしっかりやっていけば、日本がきっと黙っていてもトップに躍り出る。私はこれまでさんざん日本の悪口を書いてきて、これでは駄目だ、、的に語ってきたが、それはこれまでの指導層についてである。しかし官僚はじめ、政治家、外需頼みの企業家などがリードする時代はもう終えていくのを確信して、希望が出てきている。本日のテポドンの対応を見ても、やはり日本も国際政治も、もうこれまでの主流はもう主流ではない状況が見える。北はこのままでは崩壊の方向に行くだろうから、ある意味、国際政治に使われ、捨てられた可能性がある。しかし一部の軍部はそれをよしとせず、やはり最後の暴発に出る可能性を忘れてはいけない。時代の急激な変化を大衆はなかなか理解できないのは、マスコミの変化が一番遅くなるためである。ソ連が崩壊する前の日まで、マスコミでは何事も語られなかったように、常にそうなのだ。銀行がつぶれることを最後までマスコミは語らないだろうし、事実を語ったら大混乱になるので、マスコミは大事な事実ほど語れないという宿命を持つ。妙な話しである。だからマスコミ情報で動くと大事な場面では必ず損をすることになる。マスコミ情報を自分なりに組立てそこに隠された本当のことを探り取ることがこれからとても大切になってくる。共産圏などでは常にそうして民衆は自分を守ってきた。戦争中の大本営発表も、当時の国民は信じておらず、だからこそ守れた部分も多い。大本営発表を頭から信じた人は疎開が遅れたりして、命を落としたケースも多かったのではないか。いま、チャンスだとばかりにしゃしゃり出ているのが、フランスと中国、そしてロシア。確かにこれからそれらの国は重要な働きはすると思う。しかし次のホープはそういう形ではきっと現れない。日本は黙っていた方がいい。おとなしく自分の道を正し、これまでの間違いを徹底的に排除し、効率がどんなに悪く見えても、さっき言ったような本当に国民のためになる、また世界の人々のためになる、立派で人間愛に根差した科学技術を構築していくこと。国土を美しく復活させ、公害や環境問題を根本的に解決し、文化的な喜びを日常生活の柱に据え、困った国があったらできる限りのことで助けてあげる、、、そうして運営していけば、必ず日本が世界をリードすることになってしまう。知らないうちにそうなってしまう。やりたくなくてもそうなってしまう。アメリカやロシアが悪いというのではなく、アメリカはじめ、ロシアもフランスも中国も、その国の変な人たちとは付き合わない、、、おかしなことはしない。それだけでいい。自己保身のために国民の利益に反することをしてきた上の人がいなくなってくれたら、次はそうやっていけばいい。そうすれば天が味方してくれる。