バーナンキ発言
昨日は世界がバーナンキ発言に揺れた。FRBが半年間で3000億ドルの長期国債の買い取りを決定。たこがついに自分の脚を食べ出したのと同じことを意味する。プリンティングマネーでアメリカは生活を始めることの宣言である。これでインフレ路線が確定。現在のデフレ状況はすさまじいが、これはあくまで金融で穴をあけた返済のために通貨が少なくなっているデフレ現象であり、お金の価値が上がっているのとは違う一時的なもの。プリンティングマネーで借金の返済を始める以上、通貨の信頼は損なわれていく。ドルは急落しこの傾向は長期で続くことになる。ただ、返済金額が巨大すぎるので、皆が言うような急激なドル安には私はならないと思っている。しかし、長期ドル安傾向はこれで確定したと思っていい。また、インフレも確定。これは先回りして対応するだろうから、意外に早い。この5月か6月から始まるのではないか。その際、急激にドルも円もおかしくなる可能性があるので、念のために自衛の手段は講じておいた方がいいかもしれない。鳥インフルエンザの備えも、政府はしたほうがいい、というくらいだから、あわせて自衛体制を5月くらいまでには整えておくのが自然だろう。政府が二週間分程度の食糧は用意しておけ、、、というくらいなので、あの政府が言うというのが恐ろしいが。通常、日本政府はどんな大変なことが起こっていても、大したことない風に装うのが常態であり、その政府が二週間分の、、というのは凄いことなのだ。鳥インフルエンザもそうだが、突然の経済異変に備えた備蓄としても有効だろう。はっきり言って世界の事態はそこまで行っていると思う。いつ何が起きてもおかしくありません。金融システムをすべて御破算にするためには、ネット世界の崩壊、世界的脅威を感じさせる事件、たとえば戦争などもそうですが、、、を起こすぐらいのことはやるでしょう。金融の世界に起きている崩壊の度合は、積み上がったものの大きさに匹敵する。これまでの歴史で、これほどプリンティングマネーが幅をきかし、積み上がったことはない。さらにいまないお金をレバレッジによって100倍も先取りした金融が崩壊したのだから、私は昨年から一貫してことの重大性を語ってきたつもりだ。それに対して、とにかく平穏を装い、本当のことを隠しとおそうとしてきたが、具体的に行う方策の変化が、もう誰もごまかせない域に入り始めた。いま起きていることが大したことない風に語るのは、日本のマスコミだけである。アメリカ人などはほとんどのヒトがいま起きていることの重大性を感じている。一部のエリート層が行っている芝居の世界が日本のマスコミに届けられるだけで、実際のところ、もうアメリカのエリートにも力はない。なぜバーナンキが大勢の予想に反して長期国債の買い取りを行ったかは、中国と日本がアメリカ国債を買わなくなったからである。なんと、日本も上は方針を変換したのだ。これで小泉、竹中路線はまったく主力ではなくなり、彼らはもしかしたら裁かれることになるやもしれない。あくまで私の感想だが。そのくらいの変化が起きている。小沢秘書逮捕の流れも、検察有利にはこれで進まなくなると思う。マスコミ、検察の一部、自民党の小泉、小池百合子などの勢力、外需企業でそれらと強くつながっていた勢力などは、これから急速に力を失うはずだ。これで日本がよく変わるなどと早計には考えてはいけないが、少なくとも、未来が公平に考えられる可能性は出てくる。フリーエネルギーは本当のもうかなり大昔からあったのだが、絶対に世に出してもらえず、闇の葬られ、殺されていった天才も多かった。しかしこれも急速に出てくると思う。本当に民のためになる発明、アイデアが、上のしめつけがなくなることで出てくるだろう。それを目安にしていれば、日本と世界がどうなっているかがわかるはずだ。科学技術と思いやりや愛が一体となって発展すれば、あっという間にこの世はユートピアとなる。その先端に日本がいることは確かだろう。もうどうにもならない大不況は確定し、金融の崩壊も確定し、お金などは数年もすればインフレで跡形もなくなくなる可能性がある。ではどうすれば人は生きていけるか、、、の時に、はじめてこれまで隠され、奪われ、陽の目を見せてもらえなかったものが世に登場し、私たちの生活を保持してくれることになる。まさにニーチェが予言した超人の出現できる状況が近づいている。まだまだ実際には先のことになるのかもしれないが、この流れは私には確定的に見える。もちろん途中で邪魔する勢力やコンプレックスによる反動は日本でも世界的にも起きるだろうが、これで本当に正しい意味でのアクエアリスエイジの流れが見えてきた。バーナンキの3000億ドル長期国債買い入れは正確にアメリカの時代の終焉を意味し、これまでの通貨の終焉となり、逆に言うと世界にどうやってではこれから生きていけばいいかを、彼らがサジを投げて世界に問いかけたことでもある。だからよいものを出していけばいいと思う。その際、それを出したら、うちの会社が儲からなくなる、、、とかいう勝手は、流れからもう許されなくなる。混乱はあるがよい時代が始まろうとしているのである。