雪解けムード
心配していた株価も私の予想よりもかなり遅くなって下げ止まった。とは言っても何の問題も解決してはおらず、潜在的な崩壊は着実に進んでいる。バーナンキは2010年からは回復する自信を述べたが、まったく根拠がない。何が危険であるかはきちんと説明できる時代だが、なぜ大丈夫かをきちんと説明できる人はいない。今回の雪解けムードがいつまで続くか分からないが、マスコミが安心感を持って語り出した頃、第二波の崩壊がスタートすると思う。民主党政権が誰の目にも見えてきたら、突然の小沢秘書逮捕、その後の株価上昇、、、できすぎたシナリオの不自然さに国民も気付きだしたいるようだ。春には本当にいろいろなものが出てくる。私はラジオでの人生相談や雑誌での相談をかなり長いこと続けいているが、春には独特の雰囲気がある。一首の狂気と関係する悩みかたが多いのが特徴。生命力が高まることで、性エネルギーも高まり、精神とのバランスが崩れる時期なのだ。なりふり構わぬ政治力や権力の異常性が垣間見れるのもそのためなのかもしれない。国でも企業でもそれを動かすのは結局は人間なのだから。振り回されないよう、日常の目の前の手ごたえあることに集中することが何より大切。政治も企業も個人も、よりよい明日を作ろうとするから自ら誤魔化されていく。明日ではなく今日を大切にすることを置き去りにしている。永遠に来ない明日と偽りの理想は仲がよい。それに惑わされると自分の人生を作れなくなる。