政府紙幣
本気かどうかはわからないけど、政府紙幣の発行が検討されている。何、それって。答えは簡単。本気で追い詰められてる、、、ってことです。奇策を考えるしかない、そんな状態。通貨は昔からとにかく安くなる一方の歴史しか歩んだことはない。通貨が経済の血液と言われるが、その血液がどんどん水になっていく、、、というのがこれまでの例外のない歴史。すなわち経済とは、ごまかしであり、いかにだますか、、、という本質を見誤ってはダメ。だからかなりの業を負っている。その中でも新たな政府紙幣となると、ついにそこまで行ったか、、、という印象。本当は日本だけは今回の金融恐慌から逃れられるはずだったものが、世界と抱きつき心中にむかいつつある。その一歩が政府紙幣。円はまだ通用するのに、その価値ある部分をアメリカに差出、日本はいずれ無価値となる政府紙幣でドルのかわりをさせようと、、、どうせそんなところだろう。ヒラリーと共同歩調をとって次の金融政策を練っているのだろうが、当然、国民犠牲の政策である。
しかし日本でもこれから、物が売れなくなっていくことは目に見える。家も買わない、車も買わない、、、となるとどうなってしまうのか。大企業が独占していた部分に大不況が訪れ、だんだんと下請け的な部分、そして失業者の増大とともに景気の悪化は誰が考えてもわかること。あと、日本の銀行は大丈夫だと思われていたけど、これだってどうなっているのか実態はわからない。とにかく、今後に備えて、国がお金を注入し、体質強化を図っておく、、、という段階というのは表向き。資本注入という絵が見えただけで金融というのは、本当はおしまいなのだ。かなりすでに危なくなっている。だからそうした話しが出てくる。危なくないものを、これからに備えて国がお金をあげます、、、なんて言ったら、普通だったら、そんな信用を損ねる親切はやめてほしいと怒られるのがオチ。しかしそうではなくて、そうですか、ならば、、、と受け取り姿勢なのだからこれはもう助けなくては危ないということ。結局、当初はサブプライム一点ばりだった危険がプライムも含めた信用崩壊を起こしているためだ。となるとあらゆる金融商品の総額がレバレッジ分を含めると一体いくらになるのか、、、の試算が欲しくなる。当初、言われていたのは、最大で6京円だと私は思っていたが、どうやらそうではないらしく、1京ドルという。本当かしら。本当なら90京円となる、1割減損したとしても9京円。全世界の富の合計以上の損失で御破産にする以外に再スタートする方策はない。もう決まっているのだと思う。結局御破産にして再スタートする以外に道はないのだ。問題はどういう形でのご破算にするかだ。上は自分だけは居残りながら権力を行使しようと最後まであがくだろうから、すべてはごまかしで行う以外にない。これまでの経済の本質であるごまかしと嘘と策略の時代に入ったとも言える。