軍産共同勢力対多国籍化勢力

インドのテロ事件は日本人も含む100人以上がなくなった。チェックインがもう少し早いか遅いかしたら無事だったのだと思うと気の毒である。イスラム系のテロ組織という見方だが、この事件の最奥には軍産共同体と多国籍化の争いがあるかもしれない。いま世界に起きていることがこれだからである。金融を崩壊に導いたのはおそらく多国籍化を目指す勢力だろうし、インドなどでの経済発展を阻害し、多国籍化にまったをかけたい勢力もあるのだと思う。これでインドへの投資は少なからず抑えられることになるだろうから。オバマも軍産勢力にとらえられたふしがあるし、金融崩壊で負けた軍産勢力の巻き返しが見られるのが現状だ。しかしこの争いはやはり歴史の流れからいっても多国籍化に軍配があがるのではないか。もうドル一極で世界の経済は回せない。これからテロを使ったゆさぶりがあるかもしれず、本当に物騒なことだ。
 人間の幸福とは何だろう。体によい質素な食べ物を食し、時にお祝いなどでおいしいものを大食いする。家はこれまた質素だが日当たりがよく自然の風が家の中を通る。何も豪華マンションでなくてもかえって快適な家があると思う。着るものも快適さと個性の楽しみを追及したとしてもそんなにお金がかかるものではない。ブランドなどに目がいかなければお金はかからない。この程度の経済設計は現代なら十分可能で、健康にもよく、幸福に近い生活態度だと思う。車や高級マンションは余裕がある人だけが買えばいい。要するにおカネを使う順番が大切なのだ。まず、最低限の生活を高度に維持する。それだけで体にも負担がかからず、健康になる。高級ブランドを買うために食費を切り詰める、、、的なことをするとどうしても体にも心にもひずみが生じる。それが実は幸福から私たちを遠ざける。もしも新婚夫婦が新たに生活を始めるとしたら、私なら、木造の安アパートだがどことなくきれいでホッとし、眺めもよく日当たりもよい。木造で人気がない分家賃も安いし部屋も広い。家賃を8万円で設定。地方なら4万円程度か。次に食事は、決してぜいたくはしないが、いつも体によいよい水を使い、調味料や塩や砂糖は自然な化学物質がはいらないものをやや高めながら使用。お米も野菜も中国産などは買わないのでやや高めだがここはけちらない。その分外食を減らして対応。部屋の窓際には40個ほどの小さな鉢を置き、野菜が毎日食べられる自家栽培。こうすれば野菜畑に暮らしているようで楽しく緑も美しい。卵などは自然なよいものなのでやや高いが、それでも月ふたリ分の食費で6万円あれば大丈夫だろう。あと、交通費や衣服代、その他、光熱費、携帯料金、などで6万円。合計で20万円。ふたリで働いたら十分にいける。かなりの貯金もできる。毎晩自炊なので体にもいい。残業などしないで早く家に帰ったほうが本当はあらゆる意味で得なのではないかと思う。新婚でなかよく時間をつぶし、休みにはふたリで釣りや野菜つくりなどをやれば家計もさらに助かる。こうしたやり方はまあ人それぞれでもちろんいいのだが、なぜこうした生き方が安全かというと、お金を使う順番が正しいので、よい未来が開けやすい。先に車を買う。高級マンションで暮らす、、となるとどうしても食事や貯金に回らなくなる。その結果、残業もする、その分家にいる時間がなくなる、すれ違い、という現代のヒトをがんじがらめにしているシステムの中に入ってしまう。借金を背負うことでさらにこうした生活が固定されてしまう。まず、お金は、体を良好に維持するために使う。次にある程度の貯蓄があれば、仕事を首になっても、仕事でどうしてもいやな生き方を強制されそうな時に逃げられる。という自由が獲得できる。そのうえで余ったお金をあり余る欲求を満たすために使えばいい。その順序が逆なのでおかしなことになる。まず先にあり余る欲求を満たすためにおカネを使うと、ローンや借金で結局体も心もやられてしまう。とくにこれからはおカネの使い方の順番が大切になるとおもう。この順番が正しければ、社会の激変、突発事項にも対応がきく。体と心が健康であることが本当にカギになっていくだろう。おカネを使う順番を間違えていつもおカネに追われる生活にしなければ、きっと自分の道が見えてくると思う。