明日は本番
明日は大井町にあるきゅりあん小ホールで、楽2Bという、よくわからない名前のコンサートがあり、披講で出演。3人での出演だが、世界的なギタリストであるマルコ・ソシアスさんのギターとのコラボとなる。まだ一回も実際に音合わせをしてないので不安もあるが、明日の当日リハでどうにかなるだろう。装束を着てギターとのコラボなのでどんな世界が垣間見えるかまったくわからない。歌う歌は有名な和歌四首だ。先日、国立能楽堂において、私の披講仲間のH氏がお能と披講のコラボのような形で出演した。お能の謡いに比べたらおそらく披講は一人だったし、問題にならないくらいその存在感が劣ると思っていた。しかし聞いて驚いた。能になんら引けをとらず、その存在感はかえってうわまっているように感じられた。今回のコンサートでも、ギターとの共演となるわけだから、ギターの世界を食ってしまわないか気になっていたら、やはり主催者がもっと音を抑えて歌ってくれ、、、と注文を付けられた。披講の存在感には不思議な力があると思う。明日は午後18時半開演。当日券もあると思うので、お近くの方はぜひいらしてください。ただ、チケットは結構高く、6500円します。
11月6日は風雅頌という公演会が、池袋芸術劇場大ホールである。天平の音楽が中心の公演だが、披講で出演。源氏物語にかかわるいくつかの和歌を歌います。こちらも当日券はあると思います。学生は2000円だが、S席8000円とかなり高め。Aが6000円。Bga3500円となっています。しかし2000人も入るホールで歌うのは初めて。文化会館で歌ったことはあったが、池袋芸術劇場は楽しみ。
本日も株式市場は大混乱。バブル以降の最安値を更新。これについてはまた後ほど、私なりの考えというか、見えてきた部分があるのでまたお話しさせてください。ちょっと仕事の合間なのでまたあとで。
プレーンヨーグルトにりんごをサイの目に切って入れたデザートを食べ終わり、また仕事。本日の東京市場はまたもや400円以上の下げ。今週は多少は反発すると思っているが、11月には第一波の最後の下げがあると思っている。現在の株価の異常な下げはヘッジファンドの解約に伴う実需の売りで、企業の問題とかではない、完全な需給によるもの。しかし面白いことに、すでに日本の株式は企業の解散価値を大きく下回った。これからの不況を読んだとしても安い水準に来ている。中には一年間の利益がたとえば500億あげる企業の総代金がわずか1500億円というようなところもある。3年の利益で会社が買えてしまう。要するに、もうかなりの低レベルに達しているが、それでも売らなくてはならないヘッジファンドの換金売りで下げている。これはヘッジファンドの解約が規定の45日前まで、、という約束のため、12月決算分の最終の日付が11月15日となる。それまでは売られるかもしれない。どんなに安いと言っても、それを売らなくてはならない事情があるためだ。しかし15日以降は急速に売り圧力は減る。となるとあまりに安くなった日本の株式は世界の金持ちの垂涎の株となることは誰だってわかる。しかも円高。この円高はまたしても世界を助けるための円高で、お金に困った海外勢が日本の株しか売れないので、売り続けるが、本国に送金するさい円高であれば差益が儲かる。日本は低金利、円安で世界を助け、そしてその結果おかしくなったら、今度は円高で世界を助けている。日本以外の株を本気で売ってしまったら、あっというまにとんでもない安い値になってしまう。安心して売れるのは日本株しかないという世界の状況がある。だから円高にして日本から最後の最後のファイナンスをしてなんとかやりくりしようとしているのがいまの世界の状況なのだ。しかし11月15日にヘッジファンドの売りがストップしたとたん、世界の金持ちは日本株買いに走る。急速に日本株はとくに値を戻していくと思う。ただしそれも来年の春までがいいところだろう。やはりいま起きていることは大恐慌であり、資本主義の終焉の姿なので、また崩れ出す。その時、日本だけは海外と別の道を歩むチャンスとなるだろう。その時、誰がこの国のかじ取りをしているのか、不安はあるが、きっとそうなっていくと思う。