続く株価暴落

本日も株価大暴落。予想よりも進行が早いようだ。暴落の第一波は今週で終えると思ったが結構進行が早い。この二日の上げがよい売り時を誘った。これは第一波の下げなので、もうすぐ大きく反騰することは間違いないと思う。とはいえ、大恐慌確定の流れなのでもちろん買いなどすすめられない。こちらの思惑よりも進行が早いというのは、実は振りこめ詐欺撲滅の名目により、金融機関に警察官を配置していることからわかる。日本の警察官の3割もが金融機関に配置されるとははっきり言って異常である。わずか年間数百億円の降りこめ詐欺防止のためにこんな大規模なことは行うわけがない。警察官はおわかりのように基本的に3交代である。いかに夜間は少なくなるとは言え、3割の警官の出動というと全員出動に近く、あきらかに国家総動員体制である。降りこめ詐欺予防のためのシフトでないことは確かだ。もうおわかりのように、そう、いざというときの備えである。このまま株価が下がるとそれは国債暴落にもおよび、あらゆる金融機関が崩壊しかねない、、、という認識にいたった政府が、海外の銀行破たんの影響から国内でも取引停止状態に至る可能性を考え、取り付け騒ぎを抑えるための国家総動員のシフトである。少なくともその準備、予行演習の意味があったのだと思う。こういうことでかえって実態が私にはわかってしまう。こちらが考えるよりも早く事態が進行している可能性が高い。けっきょく、世界の政府間での取り決めは、何でも行う、、、というものになった。銀行間の取引が不信状態からなくなっているが、これを政府が保証することになった。これはどういうことかというと、銀行間の取引で穴が出た場合、政府が肩代わりするということになる。これは本来ならものすごく安心できることなのだが、銀行はつぶれないが、今度は最後の負債を政府が肩代わりすることとなり、国の体力がどこまであるかという問題にすり替わっていく。おりしも、昨日は森村あこ先生、鏡りゅうじ先生と3人で座談会があったが、そこでも冥王星が山羊座入りする時代ということも話題になった。3人の先生は、近代国家の生まれた状況と同じ配置であることから、今度は近代国家の成り立ち自体が変容していく時代に入る、、、ということで意見は一致。こうした金融不安が国が肩代わりすることで、国家は大きく変わっていく可能性を秘めている。国にも返せない金がある。いまパンパンに膨れ上がったクレジット総額は六京円に及ぶという。みなさん、これはもはや返せる金ではなく、ものすごいことが急速に進展していることだけは忘れないようにしてください。政府は銀行破たんを防ぐ意味で、支払不能の際にその都度お金を注入していくだろうが、そうした財源などないのだから急速なデフレのあとに、未曾有のインフレ、スタグフレーションという言葉で表わすことのできないような状況が待っていることになる。近代国家の終焉が私たちが生きている間に見られるかもしれない。ソ連の崩壊も早かった。いま、銀行に立っているおまわりさんの存在は、そうした国の危機意識を伝えてくれる。