きょうも1000カロリー
しかし体重はちっとも痩せない。そういう時期が来るのはわかっていたが、多くの人がこうしてがっかりしてまた元に戻ってしまう、、、の繰り返しだったのだと思う。私の場合は1000カロリーでもおなかがすかないことが目的だから体重が思うように減らなくてもいい。毎日1000カロリーでオーケーならそのうち減っていくにきまっている。我慢せずに1000カロリー。もったいぶっても仕方ないので何をやっているかを打ち明けると、血糖値の上下をゆるやかにすることがポイントだと思った。炭水化物中心の食事だとそこがどうしてもネックになる。甘いものが食べたくなる、アイスクリームが食べたい、ケーキもだけど、カロリーを考えて和製のお菓子にしよう、、、、とか。こうした努力はあまり意味がない。基本は炭水化物中心、血糖値の振幅による空腹感からの脱却にある。と言ってやみくもなダイエットはまったく逆効果であり、体に悪い。体に悪いというと、一番問題なのは油である。これは本を読んで知ったことだが、油だけは摂取したものがそのまま体になるということらしい。炭水化物は基本的にはごはんだろうがそばだろうがうどんだろうが、一度でんぷん質となって体に摂取される。しかし油だけはそうではないという。摂取した油がそのまま体を作る。だから良質の油を摂取していれば体にも良質な油が付着。極端な話、ミシン油を摂取していれば体の油分はミシン油になってしまう。もちろんその前に体を壊してしまうだろうが、、、原理はそういうこと。健康的な肌を追及していた私は、この面から良質の油分を摂取することがお肌にとって重大なことであると確信する。これもすでに知られている話だが、動物の油は溶ける温度が高い。豚の油と牛の油で比べても牛の方が溶解温度が高い。牛の油のほうが豚よりも体に残りやすいということでもある。確かに豚肉を食べたほうが軽く感じるが、そういうこともあるのだと思う。私は牛肉は大好きだが、食べ過ぎると数日以上重たい気分になった。体も心もだった。きっと溶けにくい油が体に固着していることと関係があるのかもしれない。さて、と言って人間には油が絶対に必要。だからよい油を摂取する生活を続けることが重要になる。これでもうわかったはずで、要するに新鮮な青み魚を中心にした食生活を続けることである。そして炭水化物をできるだけ減らす。それだけであまりおなかがすかなくなる。おなかがすいたら、今なら大根おろしにさんまなどを焼いて食べる。ちょっとご飯は我慢してもらう。すると空腹感がこれまでと違ったものになってくる。
私のこの数日のメニューはこうなっている。
朝、なしとぶどう。これは糖分だから本当は血糖値があがりおなかがすく循環になるが、個人的に果物がすきなのでカロリーが少ないこともあり、朝一番で果物。するとやはりだんだんおなかがすいてくるので野菜サンドとコーヒーで朝食。ドトールで食べた。
何、言ってることと全然違うじゃない、、、のお叱りを受けそうだが、まあ、サンドイッチぐらい多めに見てください。もろ炭水化物だから11時頃にはおなかがすいてくる。そこで大きめのサバを焼きだす。大根おろしをたっぷり。それに季節の野菜。今はキノコが豊富なのでキノコ鍋。ありったけのキノコを鍋に入れて味噌で煮込んだもの。カロリーなどはほとんどゼロに近い。大きなサバをたべているのでおなかはいっぱいになる。これで夜までまったくおなかがすかない。おなかがすいたら、煮込んである野菜やキノコをまた食べる。すぐにおなかいっぱいになる。満足感もまあまあ。夜になる。おなかが多少すいてきたら、国産大豆の豆腐。そしてめざし。野菜の残り。夜寝る前に、シェリー酒を少し飲む。これはアミノ酸の塊。痩せる、肌がよくなる特効薬です。これだけでも試す価値あり。シェリー健康法を書きたいくらいなのです。
さ、これでカロリー計算しましょう。朝の果物で150、サンドイッチ小で350、昼のサバで200、キノコ汁は限りなくゼロに近いが一応50.夜のメザシで150、豆腐で100.野菜スープで50.シェリー50ccで50カロリー、合計、1050カロリー。だいたいこれでおなかいっぱいのメニューです。季節の食べ物をいろいろ考えてメニューを選べば、栄養的にも大丈夫。そして週に一回ぐら、すごいごちそう、一回で2000カロリー程度を食べて調整していけば、ディナーの楽しみがいつもより大きなものになる。通常食にディナー感覚を持ち込んだことが現代人の失敗だったのだ。通常食というのは、人間はそんなに豊かでなかったはずなので、あまりおいしいとか、そういう期待値で考えてはいけないものなのだと思う。通常はよくある、すぐに食べられる、野菜と青魚がメイン。これでよい油を体に取り入れ、ときにはごちそうをドンと食べる。何かのディナーやお祝い、その他の特別な時にだ。これで人は幸せを感じ、そして痩せて行き、健康になると思い、今実験しているところなのだ。
野菜と青魚。腹が減ったらとにかく青魚を食べる。それだけでもう十分。何も食べたくなくなる。それでいて、お腹がすいているときの青魚は何度食べてもおいしい。おなかがすいてない時には見るのも嫌になる。だから食べない。その程度が実は人間が昔から何千年、何万年もやってきた当たり前の食事だったのだどと確信。わずか5日程度続ければ私が言っていることがわかります。体にたまった悪い油を唯一溶かしてくれるのは青魚の油分。これが中心にある限り、肉でもごちそうでもたまにはかえって人生の楽しみになる。通常食でごちそうを毎回食べようとするなど、持っての他、、、という感覚がわかってくればしめたもの。週に一回、金曜日の夜など、思い切って焼肉でも何でもやればいい。通常食になれた体には、そのおいしさは特別であり、なのに、約肉を食べすぎるとすぐにもういいや、、、明日からまた青魚が食べたい、、、、という感覚になり、人は正常な道に歩みだすことができる。こうしたものをもう少し実験し、整理してマニュアルにしたいと思いますので楽しみにしていてください。また、体験談や問題点などありましたら、教えてください。よろしくお願いいたします。
三笠書房 知的生き方文庫 長寿の食事 短命の食事 上記の本でも同様のことを力説している。多少考えが異なる部分もあるが、基本的に油分に関した考えはまったく同じです。三笠書房といえば、社長にも御担当の方にもずいぶんお世話になったな。けっこういい本を出すよね。