真夏の思索ー幽界と神界

幽界と神界の違いを誤解する人が多い。幽界とは色々な念を持って死んで行った人がつくった霊的世界といえばわかりやすいと思う。現代ではこの幽界の力がもの凄く強くなっている。統合失調症も私は幽界を持ち出すとその構図がよくわかると思っている。幻聴や幻視があるのが統合失調症の特徴だが、これを脳の働きの異常と考えるよりも、幽界からのコンタクトととらえると大体の出来事は理解できる。悲しい死、受け入れがたい思いを残して死んでいった人は地上に執着し、いつしか幽界を作る。小さな幽界なら作るのは意外に簡単で、50人程が集まって意識を憎しみや怒りに集中させ、適等なマントラなどを唱えさせれば、割と簡単に霊的現象を起こすことができる。そこにいる人はまるで神が降りてきたかのように感じ、宗教などが育っていく。しかし多くは疑わしい幽界とのコンタクトである場合が多い。幽界はそんなに不思議なことでもなく、道理がわかればなるほど、そうなっているのかと理解できる。とは言え、実際に幻聴や幻視があらわれたら、やはり空恐ろしい気分になるのは当然だろう。まして、彼ら、幽界からのコンタクトは、自分と同じような目にあわせ、満たされない自分のウサを晴らそうというのだから、恐ろしいことは恐ろしい。統合失調症の人の自殺は、結局、幽界からのメッセージにそそのかされ、意に反して行ってしまう。あまりに恐ろしいからでもあり、どうせ言ってもわかってもらえない孤独が背景にあるからだ。能の病気ととらえているうちは、本当の病理は理解できない。彼らは本当に卑怯な手を使って地上人をそそのかす。大体、気がよく、やさしい人がこの世のスケープゴードにされるので、統合失調症にかかる人はこの世で都合よく扱われているにもかかわらず、そのことに抗議できない。要するに孤独である。そこを彼らはついて現れる。コンタクトを始める。そして慰めたり、ウソでからかったり、時には協力者のように振舞う。目的はさんざんもてあそび、最終的に自分と同じように死んでもらうことが目的なのだ。そのためにとにかくしつこく絡む。一度道がついてしまうとそうなる。彼らに狙われる人は、心理的にこの世で行き詰っているので、そそのかしに乗りやすい。そして弱いところを突いてくる。お前の家族を自動車事故で皆殺しにしてやるぞ、、、などと脅かし、次に裸になって町を走ればそうならないけど、、、とか言う。人のよい人なら、それを実行してしまう。そして裸で走る人を見て彼らは笑う。あちらは霊的存在だから、数分先のことぐらいは見通すことがある。日ごろから、見てご覧、あの人、もうすぐ道で転ぶよ、、、などといい、時には当ててみせる。そういうことがあるので、もともと現世を信じていない孤独な人はつい彼らの声を信じてしまう。そうやって操り、段々とその人を追い詰めていくわけだ。要するに、しつこいヤクザにつかまったのと同じことhが霊的におきていることになる。そう考えると、統合失調症は非常にわかりやすく理解できる。なので治す方法は霊との道をふさぐことだが、クスリで反応を鈍らせることも有効だが、それよりも、とにかく、何を言われても何を見せられても、決してとりあわず、相手にしないことに尽きる。一度彼らの世界と道ができてしまうとその道は一生残ることは残るのだが、無視を決め込めば、道に段々と雑草が生えてくるような感じで、幻聴が聞こえはするもののよく聞き取れにくい、雑音のように聞こえてくるなど、影響が少なくなっていく。統合失調症で50代を超えると段々楽になってくることが多いのは、彼らのやり方が段々と理解でき、それだませれないように無視する態度を身につけることができるようになるからである。私は医者ではないので、こうしたことはあくまで自分の感想としてしか言えないが、現代科学では霊的な存在は無視されるし、まして幽界など持ち出せば一生出世は望めなくなるのだから、こうしたことを誰も言わないし、いいにくいのだ。
 別に統合失調症に限らず、一般人も実は幽界の影響を強く受けている。悲しみ、苦しみ、マイナーなあらゆる感情は幽界からやってくると思えば間違いない。神界からくるものは、実はそうしたものと違って、ずっと慎み深い。だから、ドタバタしてない分、わかりにくいとも言える。しかしそのわかりにくい糸がわたしたちを天界とつなぐ糸なのだ。苦しさ、悲しさ、悲観、などは、時には自殺まで起こすのだから、どうしてもバタバタして存在感が強い。しかし神界からやってくるものは、デリケートで静かで見逃しやすい。臭いをかぐように理解したものは本物なのだ。苦しさが苦しみでしかないものは幽界とつながり、苦しいが苦しむほど嬉しいというものは、実は神界とつながっている。開運はまずこうして起こる。苦しいが、現実は何ひとつよくなっていないが、もう苦しくない、苦しいがどこか嬉しい、、、この感覚を忘れないことだ。そこから道が開ける。きょうは日ごろの日記と多少異なる、真夏の思索として、幽界と神界について、統合失調症の例を出して語った。果たしてちゃんと書き込めるかどうか。こうした文章はそれこそ幽界から邪魔される場合が多いので。私は名指しであいつの言うことは聞くな、、、と言われることが多いと、統合失調症の方から伺ったことがある。