ふたご座プレミアム

ふたご座プレミアムはまだですか、、、の問い合わせが多いが、もちろん出来ています。ショッピング欄に詳細がありますのでお読みください。アネモネ誌上でもプレミアムやi-roseシリーズを扱ってもらってるが、アネモネからかに座プレミアムについて書いてくれ、、、と本日言われた。まだ作ってないのでどうなるかわからないのが正しいところなので、星の配置を見てそれを答えさせてもらった。かに座新月には愛の星、金星が合となる。また、それに対して木星がオポジションにあり、愛情面では特筆できる配置だった。恋愛に縁がない人にはよい刺激となるはずで、そうした天の気配をプレミアムに閉じ込められたらと思う。ついでに、後半期のプラネタリパターンとローズ化粧品の調合予定を尋ねられた。天文暦を見ると、発見したのが、9月12日。これは凄い。金星と火星が合。これだけでも最強ラブオイルをつくる資格がある日だが、それが天秤座で起こる。完璧である。しかも最強度数と言える15度。これは逃すことはできない。文句なしの、今年最強の愛の日。そこで命名は、完璧な愛、最強ラブオイル、とした。何だか恥ずかしくなるが、確かにそういう日だ。9月12日にはこのプラネタリパターンを使ったローズオイルを作ります。新しい調香室で作られるはじめての本格的な作品になる予定。近づいたらお知らせいたしますね。ラブオイルはこれまでに2回ほどつくり、多くの方に使っていただきました。ドラゴンオイルが最初でしたが、2回とも好評でした。しかし今回のオイルは完璧な星のもとに作られる貴重なものです。どうぞ覚えておいてください。15度というのはもっともリアルな度数で、精神論ではない、実際的な力がある度数です。これは物つくりには使えます。占星術師の醍醐味は、i-roseをつくり始めてから本当に感じます。それまではあくまで観念的に、きょうはよい日とか悪い日とか言っていたものが、星の配置を使って実際に表現する、のですからリアルな喜びがある。しかもつくられたものにそうした物語ができていく。そして使われた方にしてみると確かにその物語が伝わったような気がする、、、、この流れにはやってみないとわからない素晴らしさがあります。儲からなくてもまったくかまわない、という感じ。表現者としての喜び。考えてみれば、披講もそうです。披講はまったく儲からないがそれを表現する喜びでここまで来れた。今年は11月21日に紀尾井町小ホールでの初公演も決定。語りと披講という音声の芸術まで高めたい希望がある。能に匹敵する表現法として、語りと披講の組み合わせには可能性があると勝手に思っている。能はあちらの世とこちらの世をつなげ、そこでわだかまりを解消させる、確かに世界最高度の芸術である。さらにシンプルなのが、語りと披講の組み合わせである。語りというもっとも原初的な音の芸と、歌の組み合わせなので当然といえば当然。語りが周辺事情を語り、そして深い思いが歌われて決める。こんなシンプルで素晴らしい形式はないと思う。小節や歌だけでは影が差す。どんなに高度な芸術にも影が差す部分があると思う。影とはリアルから離れた観念幻想を生み出す部分とでも言おうか。しかし語りと歌の組み合わせだとそれが少ない。例として、断絶した母子を考える。娘は門限を破っていつも叱られる。母や娘のかえりが遅いのでいつも心配である。どちらが果たして正しいのか。時代はそうした状況をどうとらえるのか。いくら評論しても、小説にしても、歌にしても、答えは見だせない。しかし、これを語りと歌、歌の原初形である、私たちの場合は披講だが、これをやるとこうなる。
母子断絶の状況を語った後、母は、ああ料理が冷めていく、、、娘は今日も帰らない。。。私ひとりでは食べられない、、、、と歌う。そして娘は娘で歌う。友達は今日も悩んでいる、、、この友人を置いては帰れない、、、一人にしては帰れない、、、母に電話をしなくては、、、でも叱らる、、、、と歌う。このとき、どちらが悪いでもない、どちらが正しいでもない、第三の了解が染み込んでいく。これが語りと歌の世界にできることなのだ。当然、能と同様に死者の魂との交流も可能だ。披講自体、それはお得意な分野であり、大体昔は丑三つ時に歌会をやったぐらいだから。丑三つ時に色々な霊にも歌を聞かせたのだ。今でも倍音がよく出る披講をするとレギオンが聞きにくるのがわかる。語り、歌の組み合わせが能に匹敵ないし、それを上回る可能性を感じるのはそのためでもある。なんだか一人で勝手に話してしまった印象で確実に引かれてしまうと思うけど、倍音マントラ、みなでやりたいです。