年度末

年度末もあって確定申告やヒルズでのロケなどであわただしい日々を送っていた。ロケはi-roseの撮影や、新月の晩のプレミアムの調合風景を撮影したもの。一枚のCDにしてご希望の方にいずれ差し上げる予定です。実際の新月の調合風景とは多少ことなる演出がしてありますが、楽しめる内容だと思います。ヒルズの風景や調合の儀式や新月のマントラなど、見所がたくさんあるCDになるはずです。おそらくあと1ヶ月程度で完成すると思います。マントラといえば、こちらも放送局で録音することになりました。披講の仲間である林さんと二人で幸せを呼ぶ倍音マントラ、、、と題して録音する予定です。こちらも希望者には配布を考えています。内容は、宇宙に鳴り響いているオーの音、それをひとつづつ唱えるとひふみよいむ、、、、となっていくわけですが、最後にん、まで行く、無限の広がりの数え歌である、ひふみの48音のマントラがまず最初に来ます。次に、呪術的な力があるとされる和歌、なかでも回り歌は最高の力があるので、これを二首。さらに皆さまの幸せを願いながら歌う、古歌を一首披講、、、という内容。すべて倍音を積極的に表現し、呪術力を最大に高めて歌う、非常に珍しい、力あるこちらもCDをつくる予定です。ルーティンの仕事以外にこうしたことが進行していたので、多忙でした。締め切り原稿がどうにもならない情況にあり、困っていますが、どうにかなるでしょう。
 しかし、世の中は凄いことになりつつあります。アメリカの住宅問題からくる金融の崩壊はこれは本格的で、今夜は株式などはかなり上げているみたいですが、どう見てもだまし上げに思える。もう二度と戻ることのない経済崩壊の道に世界は進んでいると思うのは私だけかもしれないが、確信的にそう思います。金を借りて動いてきたものがすべて崩壊していく凄い時代に入った。これから3年から5年、ないしは10年ぐらいかけて世界経済は崩壊していくと思う。何事もないように装いながら崩壊は進み、気がついてみたらもう二度ともどれないところに行ってしまっている、、、そういう形で壊れていくと思う。あるいは、とんでもない大暴落が襲って、あらゆる経済活動の息を止める、、、という形になるとしたら、あと2-3年後だろうか。いずれにせよ、その道にすでに入っている。多くの占い師も経済アナリストも大変とは言いながらもよくある景気循環の一つ程度の認識だが、私は根本的にこれは違うと思っている。ソ連が崩壊したように、資本主義も崩壊していく過程に入った。大きなものが崩壊していくのは悪いだけではない。企業の犯罪、国家の犯罪の犠牲にはもう人類はいや気が差している。チベットでの悲劇を思うと胸が痛む。今も無骨な中国兵が一軒一軒回って土足で入り込み、銃剣を突き立てて女子供まで容赦なく突き刺したりしている可能性がある。権力を守ろうとする恐怖心は最大の残虐性をもたらす。冷たい出世主義、官僚主義、イデオロギーによる残虐性は最悪である。権力者がつまらないのは、彼らの根本がコンプレックスを基本にしているからだ。おそらくは愛情体験、とくに恋愛体験のコンプレックスとと権力は一体化する。冷たい官僚はおそらく本とうの恋をしたことがないはずだ。真剣に恋をし、悲しみのうちに失恋し、それでもなを愛するものを悪くいわず、その苦しみを耐えたものなら、権力には最終的に執着しない。愛するものに対して不安や恐怖から逃げ、けっきょく恋愛の前で自己保全で終えた人には根深いコンプレックスが残る。そして権力はその代償となる。だから権力に最後まで執着する人間には恋愛で自分を認められなかったというコンプレックスがあるのだ。女にとって一番つまらない晩は、権力だけをかさにした男と寝る晩だろう。一度でも真剣に恋をし、その結末を受け入れ、成長していった人間だったとしたら、決して弱い立場の人間を蹂躙することはできない。コンプレックスは自己救済しか頭にないから、なんでもやってしまう。周りのことはわからない。神は権力を嫌う。なぜなら栄光は地ではなくて天にあるためだ。人は権力を握ったら自分が神になったつもりになる。しかしそれは神となるのではなく、コンプレックスの穴埋め。そして恐いのは、本当の神が、ああそうですか、、、じゃ何でも自分でやるということでいいですね、、、、となり、すべての権力者は歴史から姿を消していく。金が神であった時代、出世が神であった時代、優越が神であった時代が、今崩壊を始めている。